マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

よいお年を

2008-12-31 07:55:05 | インポート

今年最後の更新になりました。実は、秋からすべての研究が進まなくなっていた。原因は単純かつ明快だ。韓流大河ドラマを見なければならなかったからだ。

淵蓋蘇文、全100話を終わり、10話ほど残っていた朱蒙も完璧に見終わった。残念ながら全130話の「大祚栄」(テジョヨン)は手付かずで年越しだが・・・・。

この韓流ドラマは実に面白い。韓国人はとてもせっかちで展開がものすごく速い、そして毎回絶対にあきさせない。このドラマを見たら、NHKの篤姫なんかもどかしくてみていられない。

それにしても韓国人はこんなドラマばかり見ていたら絶対に中国嫌いになるはずだ。とにかく朱蒙にしても全編、漢人=悪、朝鮮人=被害者という描き方で、中国人が見たらおそらく気分を害するだろう。淵蓋蘇文も結局、隋と唐の攻撃を撃退するドラマだから、これまた全編唐が悪者になる。他人事ながら心配になるほど愛国的な番組だ。

まあ、ドラマだからしかたがないが、いずれにしても、最後にもっとも中華思想に染まったのが朝鮮なのだから歴史は皮肉なものだ。中国との歴史認識の差は日本の歴史以上のものがありそうで今後ももめるだろうよ。

韓国のテレビ局はよく歴史を知っている、だから古朝鮮や高句麗の歴史が実はすべていまの中国領に属する事を分かっている。だから、調べれば調べるほど歴史認識で中国の主張が正しい事が証明されてしまう。せっかく国威発揚番組を作っても、もともと中国の一地域の出来事だった事がばれてしまう。だから、あちこちで地理的な問題をぼやかす事になる、平壌が仮に現在のピョンヤンにあるなら、遼東城に進軍した唐軍と鴨緑江をさかのぼる船団とどうしたらピョンヤンを挟み撃ちにするのだろう。さすがに上手にごまかしたつもりだろうが、韓国の人たちはどのぐらい真実を知っているのだろうか。興味は尽きない。

さあ、そんな事を言っているうちに今年も終わりだ。たった一人でぼやいていたこのブログも、たくさんの読者にコメントをいただくようになった。責任の重さも痛感するようになった。

全130話の渤海建国史「大祚栄」を観終わるまで研究が進まないとは思うけど、頑張りますね。

来年は日本も正念場を迎える。なるようにしかならないのだから、すべて運命と覚悟し、すべてを受け入れ立ち向かいましょう。よいお年を・・・。


小室哲也の転落

2008-12-30 09:41:55 | ぼやき

年末恒例のスペシャル番組をやってたのでなんとなく見ることにした。フジテレビで「小室哲也転落の謎?」みたいな特集だった。結論から言えば、彼は女性アーティストに楽曲を提供する事で成功を収めた。その女性アーティストにあまりにも強い思いを込みをこめるため、三回目の結婚をしたことでアーチスト生命が終わってしまったのだという。

220曲以上のヒット曲のうち123曲は独身時代中に数々の女性アーチストでヒットさせている。つまり若い女性アーチストの養分を吸収しながら才能を開花させていたのだろう。

KEIKOちゃんと結婚したことで普通のおっさんになったということだ。なんだかかわいそうだね。

それはともかくとして、彼がヒット曲を増産するのは1995年からで、この年は実に思い出深いものがある。一月に関西大震災、三月にはオームサリン事件があった。それよりも、何が思い出深いかといえば、私のカフェをオープンさせた年だからだ。小室はこの年以降ビッグヒットを出し続け、私がカフェのスタッフとカラオケに行けば女の子は競ってグローブやTRFの曲を歌ったものだ。

世の中はバブル崩壊後で、社会党と自民党の連立という不安定な状況だったが、しかし、いまから思えば、まだまだ日本には活力が感じられた。我がカフェも絶好調のスタートで、こんなに儲かっていいのだろうかとやや有頂天になっていた気もする。

2001年、小泉内閣が登場し、秋には911事件が起こった。この年を最後に小室哲也の栄光が終わった。そして、なぜか我がカフェの売上も二度と上昇する事はなくなった。

小泉の登場と小室とkeikoちゃんの結婚は無関係とは思うが、小泉の登場と我がカフェの没落は密接に関わる。周りの企業は大半が倒産し、銀行は人員を減らし、ビルは壊され駐車所になってしまった。もう都心部に人は戻らない。

小室の楽曲が素晴らしかったかどうかは評価がわかれるだろうが、少なくとも当時の若者達には活力があった、今その曲を聴いても心に響かないのは若者の心にそのゆとりがなくなってしまったからだろう。


猿回しがどうした

2008-12-29 09:42:52 | ぼやき

年末の大掃除と年賀状の印刷と・・・・今日は一年で一番忙しい日である。つまり、たまには働く事もあるということだ。

昨日、たかじん委員会を見ていたら、驚いた、差別問題を取り上げていた。アナウンサーが言うように東京では絶対に放映できないんだそうだ。大阪はその辺がおおらかというか、気にしないと言うか、とにかく番組で取り上げるだけ立派だ。

もっとも東京には差別は少ないのだろう、なぜかといえば、東京自体が大きな被差別だったからだ。

それはさておき、昨日は日光猿軍団でおなじみの猿回し村崎太郎が登場した。彼が生れた地域はいわゆる被差別であり、いろいろな苦難の道を歩んできた。番組は「どうすれば問題は解決するのか。」という観点からパネリストの意見を聞く形式で始まった。

やはりエセ左翼、田嶋さんは飛びっきりのアホだ。「戸籍をなくせばいい。」だって、二言目には女性差別とおなじで・・・、とおっしゃる。冗談じゃない。女性差別は両面あり、一概に損ばかりではなく、十分いい点も享受しているじゃないか。差別があったとしても、人口の半分は女性なんだから、みんな田嶋さんのような人なら私でも女を差別したくなるね。

他のパネラーもいつもと違い歯切れが悪かった。私から言わせれば、一番の問題は、「どうして差別されるようになったのか。」この一点に尽きるのだ。龍さんとも意見交換したことがあるが、彼等は生れた時から差別されていて、その理由がわからないのだ。理由がわからないほど腹が立つことはない、しかし、昨日の番組でそのような意見はまったくでなかった。

微妙な問題をはらんでいるからと言う理由だろうが、そもそもそれ自体が解決を遅らせている原因だと思う。差別があることを認識し、正面から取り組み、妨害や抗議があればまたそれと戦う姿勢がないことには前にすすまない。

陰陽師、歌舞伎、漫才、猿回し・・・みんな原住民の限定職業であり、みんな差別されてきたんだ、昨日の放送で、村崎さんは彼が紅白に呼ばれた時、紅白に出場しているメンバーのほとんどが民か在日だったと語っている。私はそれをはっきりしたほうが今よりはるかに良い状況になると確信している。なにも難しいことじゃない。差別する理由は何もないことがわかれば差別はなくなる。簡単じゃないか。


緊急研究会開催

2008-12-28 09:25:51 | ぼやき

昨日、来月契約が完了する某大手自動車期間工の華さんを参考人として招致し、臨時歴史研究会が開催されました。議題はもちろん派遣切りの実態調査であります。

私も華さんも異様なヘビースモーカーで、嫌煙権を主張する姫には申し訳なかったが、昨日は二対一の多数決で喫煙派有利。やはり民主主義は都合がいい。華さんはなんとショートピースの愛好家、これはめずらしい。(絶滅危惧種ですな。)

華さんは青森出身のせいか、色の白い真面目そうな好青年でした。なんと、私のブログを読んでから世の中の矛盾に気がついたという、まことに不幸な出来事でした。

日頃、期間工仲間と話をしてもまったくその考えを聞いてもらえず一人浮いてしまっていたそうで、私達と同じ境遇に苦しんできた一人です。

私もやはり同じ動機からブログを始め、いまや多くのネット仲間に囲まれ、そういう意味で言えばストレスは減ってきた気がします。姫様も同様、あれほどの豊富な知識を家庭の主婦では生かせるはずもなく、日ごろから鬱積する事が多かった事でしょう。

そんなわけで、派遣切りに対する対策を議論するより、結局雑談ばかりで時間切れになってしまいました。最後は名古屋名物、手羽先で乾杯。一つも前に進まない研究会は閉幕した。

これで今年予定されている公的な活動はほぼ終わり、後は大掃除を残すのみだ。予想通り大変な一年でしたが、マヨ君の捏造研究会としては実りの多い歴史に残る一年だった。


歴史のなぞなぞ

2008-12-27 10:16:22 | 古代史

歴史を研究していて思うのですが、古墳時代の前が弥生時代、その前が縄文になります。問題なのは、果たして縄文時代に文明はなかったのかという事です。古墳時代を4~5世紀ととらえれば本当に1500年前であり、ついこの間の出来事です。現在のように日進月歩で進歩する時代ではないのです。近代文明は明治の頃、産業革命以降に革命的に進歩しただけで、それ以前の文明は今のスピードの100分の1ほどでしょう。日本の歴史書は縄文時代を必要以上に非文明時代とし、文字も言葉もなく、まるでマンモスと同居していたかのごとく教育しています。

なぜなんだろう。日本の言葉は縄文時代にすでに完成していたことは言うまでもなく、各地にピラミッドを見立てた山岳信仰が存在していたのは事実であります。それはエジプトから渡来したというより、日本列島がまだアジア大陸と陸続きだった頃の住民が地殻変動の後も奇跡的に生き残り、細々と子孫を増やしてきた結果なのではないでしょうか。なぜなら、南方からの文明を受け入れたとするなら日本の言葉はもっと違っていたはずです。たとえば、稲作文明を日本に持ち込んだ中国南部の人たちが日本民族の主力だとしたら、言語は限りなく中国語となり、日本語の特徴である語順はあり得なくなります。つまり、縄文時代にすでに日本語の基本は出来上がっていた事は明らかなのです。

言語は一番基本的なもので、容易に変わらないものです。ヘブライ語だろうが、中国語であろうが、日本人はそれを自分達の言葉を変えることなく見事に利用してしまい、世界中でもまれなほどすばらしい日本語を完成させている。これは韓半島から騎馬民族が侵攻しようが、ほとんどその影響を受けなかったという事です。むしろ、韓半島から満州にかけて、もともと日本語と共通の言葉があったはずなのに、彼等はモンゴル人や匈奴の影響をまともに受け、自分達の言葉の原点を失った気がします。

最終的に日本が異民族に支配されたのは奈良時代から平安時代である事はいうまでもないでしょう。

彼等は自分達の文化を押し付けるよりも、むしろ彼等が日本人に同化したと見るべきです。そして、彼等は日本文化を自分達が持ち込んだように見せるため過去に存在した文明を貶めたのです。

昨年見学に行った豊橋のピラミッド、石巻山は残念ながら邪馬台国ではなかった、しかし石巻山をピラミッドとして暦を作り、太陽信仰の王国があったのは間違いがないことで、そんな国は太古の昔からたくさんあったはずです。

大和朝廷(奈良以降の渡来部族)は彼等先住民と必要以上の争いをさけ、それらの既得権を保証する事で国家を形成した。その保証がおそらく現在まで生きていて、大半の国民は知らないうちに水利権、道路利権、山利権などとなり、いまだに不鮮明な政治が営まれているのではないだろうか。私は政治はまったくわからない、政治家にとってそれは当たり前なのだろうが、国民にはまったくわからない。このことがタブーとなり、闇となり、政治不信を引き起こしている原因だろう。すべては大和朝廷が成立した時の談合がもたらしたことで、日本人は単一民族という妄想を押し通すための弊害であろう。日本人は人種として単一民族としてもいいのではないだろうか、しかしいくつかの民族が混ざりあい、お互いを尊重しあって擬似単一国家を作り上げたのが現実です。天皇制を否定するつもりはありません。まことに都合のいいこの仕組みは世界に誇るべき制度であります。

複数の民族がこれほど上手に溶け込んだ国はないのだから、世界に模範を示す意味でも真実の歴史を明らかにしたほうが政治はわかり易いし、国民も逆に利権を認めやすくなるのではないだろうか。


まとまらなーい

2008-12-26 11:48:52 | インポート

最近あまりにもいろいろな方面を勉強するのでひとつもまとまらない。秀吉がサンカだと言う本は昨日読み終わり、利休と秀吉の仲たがいの理由も判明した。もともと秀吉と利休は同じサンカ仲間だったので、逆に言えばお互い油断ができなかったという事だろう。

月海氏は、陰陽師である利休が大徳寺の門の上に自分の木像を置き、その下を通る秀吉を呪詛しようとし、秀吉はその呪詛を見抜き、彼に死を賜ったと述べる。

これらの話はホンの五百年前の話である。日本はついこの前まで呪詛だとか、呪いだとかで政治を行なっていた事に驚く。結局のところ、天孫族は日本を征服したものの、それ以前の支配者達が行なってきたまつりごとを踏襲しなければ国がまとまらなかったと言える。

問題はその前政権がどんな人たちだったのかである。伊勢神宮についてはかなり判明してきたが、出雲に関する情報はまだまったく集まっていない。おそらく天孫族とは直接戦う事はなかったからだと思う。まあ、いずれどこかでヒントが得られるでしょう。

けさの中日新聞に、大阪のマクドナルドが新製品の発売キャンペーンで千人の派遣を動員し、新記録を達成させたと書いてあった。以前、ソフトバンクがアップルのアイホン発売する時も、同様のテクニックを使ったと思われる。これらのことはめったに発覚しないが日常茶飯事に使われる世論操縦術である。これは選挙対策、あるいは世論の動向すべてに応用される。

国民よ、こんなことが行なわれ、見事に騙されている事を知るべきだ。韓国で行なわれる反日キャンペーンも、中国で行なわれる反日キャンペーンもすべて計算されつくしたパーフォマンスであることを。

現在行なわれている派遣切りも、すべて景気を必要以上に悪く見せるための演出であろう。もちろん実体経済もこれから相当冷え込むだろうが、あまり必要以上叫ぶものではない。

国民は静かにその演出を見守り、冷静に対応しよう。特にするべきことはないし、しても無駄なだけだからだ。超低金利のドルが来年になれば投機資金となって世界中の穀物・商品相場を荒らしまわる事だろう。おそらくガソリンは再び急騰する。金も上がる。しかし、どうしようもない、やりたいだけやらせるしかない。庶民は最低限の生活に甘んじ生き延びよう。

嵐がやめばまた静かな毎日がもどるであろう。三年程度で決着するだろうよ。

とりとめもない話で申し訳ない。頭の中をあまりにも多くの事柄が走り回り、まとまらない。

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それにしても、まゆみさんとこのJ-PARC関連の記事は大変に貴重です。ぜひご覧ください。

他のブログではめったに見られない情報ですよ。http://cocorofeel.exblog.jp/

すべての地震がこれらの素粒子実験が原因とは思えないが、従来のHARRP原因説よりははるかに因果関係を証明できる可能性がある。

今年、日本人三人がノーベル賞物理学賞を受賞したが、将来的にも大きな出来事として記憶しておくべきだ。


「秀吉の正体」を読む

2008-12-25 09:36:37 | 古代史

落合莞爾氏のサンカの記事に出てきた自称サンカ、月海黄樹(げっかいおうじゅ)氏の「秀吉の正体」が今日手に入ったので、あっという間に読んでしまった。読みやすいし面白い。おおむね八切氏とか鹿島氏の述べるとおり、秀吉の出自はサンカと見ても良いようだ。

ただし月海氏は彼等を鬼族とよんでいる。鬼族とはオリエントから金属文化を携え、天孫渡来以前に日本列島に渡来し、先住民とともに丹後、若狭、但馬、丹波、近江、大和、紀伊など近畿一円を中心に王朝を築いた人々だったと述べる。考えとしては八切氏の「天の王朝」説と同じである。

ただ、落合氏に言わせれば、これは籠神社に上陸した海部氏(あまべ)一族の事に限りなく近い。私の見るところ、月海氏のいう鬼族の方がもう少し広い意味の様に思える。

鬼族と天皇家の関係は猿田彦とニニギが出会ったとき、うずめの巫女を与える事で天孫族と国津神が手を結び、猿田彦は伊勢神宮にもどった。女を差し出すことで、天孫族はこの国に住む事を認めてもらったことになっている。

この本によれば、このときから平地は天孫に渡し、鬼族は山を支配したという。しかし、時代がすすみ、荘園ができ、彼等が荘園主や朝廷などと取引するための「」が置かれるようになる。このを中心に職能集団が集ったようだ。それは、神人、楽人、禰宜、金属師、石切、木地師、造舟師、猟師、漁民、衛士といった集団で農民にとっては異界の住民達だった。

このを統括するのが頭で、戦国時代には彼等の中に大名になったものも多かったようだ。しかし、彼等は例外なく出自を隠し、過去を消したのだ。秀吉や家康などの過去があやふやなのはきっとそのあたりに秘密があったのだろう。

ひとつだけまったく知らない話が出てきた。それは、「小野猿丸系」と呼ばれる神人集団の存在だ。彼等は古事記とは違った別系の神話の語り部で、金属師でもあり、狩人として生活していたという。小野猿丸の神話とはつぎのようなものだ。

「日光権現は背に金星のある鹿と化して無双の弓取り小野猿丸を二荒山までおびき寄せ、そこで姿を現して赤城山の神に加勢をこう。

いよいよ神戦のひとなり、日光権現は大蛇に、赤城山の神は大百足になって激闘した。

猿丸は矢を放って大百足の両眼を射たので、日光権現は勝利した。これによって、猿丸は日光権現から「死の穢れ」を寄せ付けない身体にしてもらい、不死であるのみか、死体のそばに寄ったり、殺生をしても汚れない霊力がそなわったのである。」

神話として格別におもしろい話ではないが、天皇家にとって、徳川家が建立した日光東照宮の持つ意味は大きいのかもしれない。

「秀吉の正体」だけでは十分理解できないので、さらに違う本も読んでみるつもりだが、まだまだ知らない事がたくさんありそうだ。


すっごいおばさん、則天武后

2008-12-24 09:35:16 | 古代史

全101話の韓流大河ドラマ「淵蓋蘇文・ヨンゲムソン」も96話まで見終わった。あと少しで終わるぞー。

李世民も死に、蘇文も死にそうで、自分の後継者に長男の男生を指名している。そして最終的に彼は二人の弟に裏切られ高句麗は亡びる事になる。真実はそうではないと思うが、それはそれとして、問題は唐である。

世民の次に高宗が即位するが、世民が死ぬ時、「武称の人間を宮廷に入れてはならない。」と言ったのを無視し、宮中へ招き入れた則天武后という女が問題である。

史書によれば、高宗の正室は皇帝の寵愛が側室に行ってしまったことを嫉妬し、皇帝の気を引くために尼になっていた則天を宮中へ呼び寄せた。まさか彼女に自分が殺されるとは思わなかっただろう。則天と高宗は実は宮中では知らぬものがいないほど相思相愛の仲だったのだ。

彼はマザコンだったのだろう。

則天はなんと自ら自分の子供を殺し、その罪を皇后にかぶせ反対勢力をすべて一掃した。最後には唐を乗っ取り周を建国した。なんとまあ恐ろしい女だろう。

しかし、そこは物語だ。こんなことがあったとはとても思えない。結局、中国の史書というのは亡びた者を徹底的に悪く書き、天命に逆らったから滅びたと言う理屈をつける。業績を見れば彼女がすぐれた人材だった事は明らかだろう。

彼女は690年に即位するが、それまで仏教を弾圧していた政策を転換し、仏教を奨励、道教を弾圧し始める、そして自分は弥勒の生まれ変わりと称した。

これははっきり言って、政権基盤がまったく変わってしまった事を意味する。つまり、彼女は政権を獲得するために匈奴勢力の力を借りたということだ。彼女が失脚し、玄宗が即位するや再び仏教は弾圧されるようになる。

この時代を調べると、吐蕃(とばん)というチベット民族がそれに当たる。(トルファンともよばれ、諏訪という地名もそれだろう。)唐の周辺をうかがっていた彼等は仏教徒だ。おそらく則天と結びクーデターを起こしたのだろう。この国、吐蕃(とばん)というのは首都がラサにあり、興味深いことに伝説によれば鮮卑の拓跋族が作った国だといわれ、おそらく日本にも大きな影響を与えたことだろう。もともと北魏の支配者部族だったから、高句麗とは極めて密接な関係があったはずだ。

中華思想というのは道教のことで、仏教を推進した周は蛮族が支配していたのだ。中国では蛮族の支配した周を認めたくないばかりに彼女を必要以上に悪く書いたというのが真実ではなかろうか。(則天の実在はほぼ確実だろう。)

周(690ー705)は短い政権だったが、従来と違い、半島に対して干渉しなかったようだ。唐の圧力が失せた隙に渤海建国(698-)され、それは統一新羅に圧迫されていた日本に強い味方が現れたことを意味する。さあ、このあたりの状況の連立方程式を解かなければ日本の歴史は判明しない。なぜなら聖武天皇は仏教勢力と渤海勢力に翻弄され続けたのだから・・・。逆に言うなら、この当時の統一新羅は匈奴や鮮卑などに政権を奪われていた可能性があり、正史にはそれはでて来ない。後日ここを調べよう。

もう少しの辛抱だ、頑張るぞ。


世界同時多発談合不況

2008-12-23 05:23:17 | ぼやき

毎日不景気な話ばかりでうんざりだ。天下のトヨタが下期1500億円の赤字を予定しているそうだし、ソニーもホンダもキャノンも日産もここぞとばかり赤字になると騒いでいる。街角のインタビューでは、「イヤー信じられませんね、今年の春に史上最高の利益を出したのに・・・・、こんなに急激に業績が落ちるなんて信じられません。」・・・・。

企業のトップはまるで他人事のように、来年はもっと売上も利益も落ちると予測する。これではまるで談合だ。

ただし、企業会計は、特に上場企業の会計監査は厳密に監査されるから間違いなく業績は悪くなるのだろう。そんな中で大きな変更があったのは資産償却で、昨年度から設備等の法定残存額をすべて償却できるようになった。これは大きい。

物にもよるが償却率と残存額は決まっていて企業の資産はゼロになることはほぼなかった。しかし最近の財務省は太っ腹だ、所得税率も大幅に下がったし、今回の改正で過去の残存資産を一気に償却すれば当分のあいだ税金は払う事はない。おそらく今回の赤字ラッシュは経団連の談合だろう。上場会社はほとんど赤字を出すつもりだ。当然税収は減り、地方の財政は破綻し地方公務員もリストラは不可避になる。道州制の論議は簡単に決着する。地方が破綻するのだから。

世界の支配者達が演出する今回の世界同時談合不況に対する対策はまったくない。国民は静かにそれが終わるのをじっと肩をすぼめて待つしかない。三年は続くだろうから、それなりに覚悟を決めなければならない。派遣社員やフリーターは極貧となり、正社員も毎日リストラの恐怖に怯え、弱小企業は銀行の顔色をうかがう毎日になる。百貨店の特選品売り場は撤去され、家賃収入で優雅に暮らしていた資産家も収入が激減するだろう。車は棄て自転車が庶民の足になる。日本中が家庭菜園になり食品自給率は100%を達成する。

支配者達の最終的な目的がどこにあるのかが問題で、それを私達は慎重に考えねばならない。おそらく誰も答えていないはずだ。しかし、この不況が終わるころ小説「1984年」に描かれた社会に限りなく近づいているはずだ。

サンカの研究を今もしているが、今回の不況で「平成時代に新しくサンカになった人間が大量に発生した。」と後の歴史書に書かれるのではないだろうか。

今日は祝日でお休みのはずだが、あんまり売上が悪いので急遽営業する事にした。

トホホ・・・。情けない。


そうだ、邪馬台国にしよう

2008-12-22 14:29:19 | インポート

きょうはブログの記事がなかなか決まらない。そうだ、悩んだ時は邪馬台国にしよう。

ということで、前回、あまり丁寧に説明しなかったから、今日はもう少し詳しくやって見ましょう。

特別サービスに地図を描きました。Photo_2 まず、公孫氏の場所を見ましょう。帯方郡というのは遼東の南、遼東半島の中心部だったと考えられます。魏の明帝から公孫氏を討伐するように命ぜられた司馬仲達はまず三韓を騙す事にした。彼等を戦後独立させ、帯方郡を設置しないと約束した。そして日露戦争の激戦地、旅順にいた三韓の女王、卑弥呼を見方にした。

船団を遼東へ派遣するにはどうしてもそこを押さえる必要があったのだ。

そして海と陸からとで公孫氏を挟み撃ちし、見事に亡ぼし、公孫氏全員を焼き殺した。京観を築いたと書かれている。

さて、魏志倭人伝によれば、237年、卑弥呼が朝貢したというが、これは怪しい、すなわち、朝貢したのは帯方郡とされ、その当時そこは公孫氏が支配していた地域であり、朝貢ができるはずがない。つまり、他の史書に書かれた様に「先帝の公孫氏を亡ぼすや、卑弥呼が朝貢した。」が正しいと思う。

しかし、司馬氏は三韓との約束を破り、帯方郡を設置し、結果、郡と三韓はこの後争う事となる。韓遂に滅す、とあるが、事実は逆で、帯方郡が亡びている。ところで、倭の実態はじつは狗邪国のことであり、邪馬台国というのは三韓に共立され、旅順に居た女王様卑弥呼のことである。卑弥呼を女王というものの倭王とは言っていないはずだ。その後、卑弥呼は晋から死を賜り、倭もしばらくは戦乱が続いたようだ。

魏志を記した陳寿は晋の官使であり、司馬氏がウソをついたとは書けない。ありもしない邪馬台国をでっち上げたのは三韓を騙した事を隠すためだろうか、倭国が正式に朝貢したとしたら仮授とはしないだろうし、本紀に載せるはずだ。さて、問題は行程にある。

ありもしない邪馬台国が実は帯方郡の目の前では都合が悪い。そこで、韓半島にそっくりなイタリアの記録を持ち出し、エジプトまでの航路を適当にアレンジし、出来上がり。風俗などは雲南から沿岸にいた倭族の風俗をコピペした。刺青は日本の風習じゃないし、はだしで歩くには日本は寒いよ。

お分かりでしょうか、邪馬台国はでっち上げで、日本の書紀編纂係はそうとは知らず、大和という名を作り出し、それとなく邪馬台国と日本を連続させようとした。なんと罪作りな偽装だったんだろう。中国はこの当時から表示偽装を行い、日本もそれに倣ってしまったのだろう。

もっと言うなら、この倭国の存在を消すため三韓は韓半島にあったことにされ、楽浪郡は遼東にあったはずが現在の北朝鮮まで南下させた。帯方郡は遼東半島にあったものを現在のソウルあたりにされてしまった。そのことが、現在、中国と韓国の歴史認識問題が発生する原因になっている。図を見ての通り、高句麗はその領土のすべてが現在の中国領に存在する。

つまり、朝鮮とは遼寧省のことで、高句麗は吉林省なのである。現在の朝鮮は古代の倭のことである。中国との歴史認識を争えば韓国人は自分達のアイデンティティーのすべてを失う可能性がある。中国の認識、即ち、古朝鮮は現在の中国の一地方で起きた出来事に過ぎない、というのは完全に正しいのである。

彼等が朝鮮人になったのは李氏朝鮮ができてからだ。私は韓国の人に言いたい、真実を知る事が幸せかどうかはわからないと。それを承知で真実を知りたい人がいるなら私とは友達になれるだろう。