マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

追加の記事、やじろう

2008-12-07 14:01:50 | 古代史

なんとなく気になって調べてみたのだけど、窪田志一氏の件で以前、しんくろうさんからメールをいただいたことがある。その時はなんとなく頭の隅に残したままで忘れてしまった。

確か、鹿島昇の「孔子と失われた十士族」の前書きの文書についてだ。少し引用してみよう。

「窪田志一氏によれば、被差別カーストの底辺にいた伊藤や大久保が、カースト制の効用によって統一国家を作ろうとしたのに対し、同じ被差別カーストの頂点にいた西郷隆盛は、戦国時代に薩摩被差別カーストの真方衆を率いて、一向一揆を指導した岩屋梓梁の理想によって維新を遂行しようとした、すなわちカースト制そのものを廃絶しようとしたらしい。」

さらに、「李王家では天文13年、梓梁と王女玉珥のあいだに生まれた清茂が仁宗になっている。いわゆる西郷の征韓論の実態は、日韓連合の結成が目的だったようにおもわれる。」

それにしても、この真方衆のことはうかつだった。この鹿島氏の言い方からすると、同じ被差別出身者である明治政府の伊藤が、(鹿島氏は伊藤を異様に嫌っているので、ある程度割り引く必要があるが・・・)カースト制を無くそうとする西郷を抹殺しようとしたと言っている。

一向一揆を指導した岩屋梓梁の理想と西郷の西南戦争、このあたりに大きな秘密がありそうだ。今ごろになってなんなんだけど、しんくろうさん、せっかくの情報だったのに、うっかりしました。

非常に入手が難しそうだけど関連する書物を探すことにしようかな。


ヤジロウさん?

2008-12-07 09:32:39 | ぼやき

姫様ご指摘の行基架空説。うーん、朝からびっくり、実は金達寿氏の「日本古代史と朝鮮」と先日読んだ「覇王 藤原不比等」のなかで行基がとても印象にのこり、ついうっかりと記事を書いてしまったが、なるほど言われてみると確かにできすぎている。一番怪しいのは行基が社会主義的活動をしていることだ。その活動の姿は聖書に書かれるメシア、イエスキリストを思い浮かばせる。姫がいう、やじろうとは、イエズス会の一員で、仮に彼が日本の歴史を捏造したとしたら、おそらく行基はキリストの活動を重ね合わせたのだろう。いわれてみると確かに架空と考えたほうが正しいのかもしれない。ただ、行基がいなかったというのもどうだろう?誇張されたか、複数の出来事を組み合わせたのかもしれない。この問題は少し検討する必要がある。どうやって調べればいいのか・・・。

やじろう氏というのは私はまったくノーマークだったので、今後そちらも検討してゆかねばならないが、書紀や古事記、そして朝鮮の三国史記、遺事は捏造が多い事は認識している。そして中国の史書にもウソが多いことも確かだ。私が重視するのは地名と人名で、「億うそ」さんの分析、そして鈴木武樹氏の「地名・苗字の起源 99の謎」などを教科書にし、そこへ史書に書かれた中で間違いなさそうな事件を当てはめていく。これはとても根気の要る作業で、なかなか前に進めないのだ。

書紀や古事記が1500年ごろに書かれたものだという話は初耳だが、それが事実としても、ネタ本はあったはずで全部が創作ではない。私はもともとそれらを重要視していないのでそんなにショックはない。朝鮮史である三国史記もでたらめなことは事実で、特に地名などは100%信用できない。三国史記の地理誌などまったく何の価値もない。

有名な白村江の戦いだが、三国史記、そして中国の旧唐書を読んでも倭国と唐が朝鮮半島で戦った事実は出てこない。また、三国史記をみても新羅本紀、百済本紀に倭国が白村江で戦った記述はでてこない。なぜ負けたという日本にだけ記録されたのだろう。

全員がウソをついている中にどんな真実が隠されているか、これを読み解く事が楽しみであって、少々の捏造にめげていてはたまらない。現実に人々は生活し戦い、移動し、征服し何らかの事実を積み重ねてきたのだから・・・。

行基が捏造だとするならこれはこれでまた楽しみが増えたというものだ。それにしても、やじろうさんを、もう少し調べないとな・・・・。姫!どこ調べればいい?