マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

引越しします。

2009-03-18 09:02:54 | インポート

今週になっていろいろあって・・・・

引越しすることにしました。

引越し先は決まり次第お知らせしますが、メールで問い合わせのあった方だけにします。

従来からコメントいただいている方でアドレスがわかっている方はこちらから近々メールでお知らせします。ごめんどうですが、出来ましたら、コメント欄へご投稿ください。

少々長く暮らしていた関係で、家中がいらないものだらけになってしまいました。身軽になってまたで直しします。

いろいろお世話になりました。

(補足)

いくつかお問い合わせをいただいています。

二十世紀のファウストはhttp://blog.goo.ne.jp/mayosokkuri/d/20090218でダウンロードしてください。GoldwarriorsやYamatoDynastyもそこで全部出来ます。


ある知らせ・・・

2009-03-17 14:47:11 | ぼやき

一人の女の子の訃報が来た。五年ほど前まで私の店で働いていた子だ。かわいくて、よく気がついて、とてもよく働いてくれた。申し分のない子だった、ただ、ひとつだけ問題があった。

うつ病だった。何かのきっかけで鬱にはいると、もうどうしようもない。家からでられない。やがて心療内科へ通い、治療薬を処方してもらった。こんどは逆に躁になる。これは手が付けれない。本人いわく、世界が私中心に回り、周りがみんなのろまに見える。夜も眠くないから、徹夜しても平気、という事らしい。その治療薬を減らしたり増やしたりでコントロールするのだと言う。

やがて店を去り、たまに顔を出すときは、たいがい気分がいいときだったのだろう、病気の気配はあまりなかった。昨年の暮れ、こんどようやく籍に入れてもらうといって彼氏を連れてきた。

そして年賀状には若い二人の写真をのせ、幸せになりますと書いてあった。

そして、電話でお祝いにコーヒーポットをもらいに行くからねと伝えてきた。

なかなか取りに来ないから気にはしていたが、今日、まさかの訃報だ。

直っていなかったのだ。やはり結婚するべきではなかった。彼女は自由人であるべきだった。

何度も薬を止めるように説得したが、おそらく飲み続けていたのだろう。鬱になると死ぬことしか考えられないと言っていた。しかし、彼女にとって、この世の中は苦痛だらけだったのだろう。死ぬことでどうなるのかは私にはわからないが、少なくとも彼女はそれしか方法がなかったのだろう。私から言えるのは、「ようやく楽になるね、先に行って待ってろ、そっちでまた遊ぼう。」・・・・とだけ・・・。


ヴェネチアはすごい

2009-03-17 09:27:11 | 古代史

最近なんとなく、このブログを始めたきっかけと、今やっていることと、方向がぶれてきた気がする。あくまでGoldwarriorsの翻訳をしながら、世の中の間違いを正そうという思惑だったが、やはり、多少アクセス数を稼ぐため、(と言っても感知していないが・・・)一般的な話題に行きがちになっているのは事実である。このあたりで、一度お引越しなどして、心機一転やり直そうかとも考えている。お奨めのところがあれば教えて欲しいな。

さて、格調高くいきましょう。フン族が匈奴かどうか、これは真っ二つに分かれる議題なのだ。それを認める人も否定する人も、確定できるような証拠はないといえる。しかし、匈奴が漢と戦い、その後、逆に消滅の危機にさらされ、東西に分裂し、さらに南北に分かれ、北匈奴が消滅したころに、突然フン族が西アジアに登場する、そしてそのフン族がアッチラの死のあと、この世から消え去るころ、隋の時代に突厥が登場してくる。そして突厥が唐に分断されたころ、カフサス地方にカザール王国が登場する。最終的にそれらの、いわゆる蛮族が統一され、世界帝国が建設されるのはフビライの時代まで待たねばならない。これらユーラシア大陸を縦横に駆け抜けたモンゴルやトルコ部族を知るには、従来の縦割り行政的な学習方法ではまったくらちがあかない。

日本史、東洋史、世界史をそれぞれが独立した学問として学んでいるが、残念ながら彼等ユーラシア騎馬民族は我々の想像を超えるスケールとスピードを持っていた可能性が高く、同時代をユーラシアサイズで考えていかないと彼等が見えてこない。

前置きが長ーくなってしまったが、今日の話題はヴェネティアです。フン族を学ぼうとしても、世界史の教養がない617pxleguna_veneta 私は地名から国名に到るまでまったく手も足もでません。そこで、母がたくさんそろえている塩野七生女史の「海の都の物語」と言う本を引っ張り出し、少しは素養を磨いてみようと考えた。

実に不思議な都である、イタリアの根っこの河口になぜあのように海に飛び出た町が出来たのか?これがとても興味深い話なのだ。

5世紀、フン族が西ローマ帝国を亡ぼそうと西に向かっている時、このヴェネティア近辺の人々はパニックに陥っていた。逃げる場所がない。待っていれば間違いなく略奪され、殺されると言う極限に追い込まれたとき、教会の塔に集まった群衆が決めたことは、「海の中へ逃げよう。」だった。遠浅の河口に材木を運び、川の水と海の潮流を妨げないような工夫をして水が腐らないようにし、固く守りを固めた結果、敵も攻める気をなくしたと言う。

この領土も人民もほとんどない国家が、以後1000年も成り立っていたと言うのは奇跡ではないだろうか。ヴェネティアの黒い貴族として私達は彼等を今につながる陰謀の主人公として位置づけているが、それにしても彼等が選択した国家形態、そして貿易立国としての政治手腕、さらには専制君主が現れないように工夫された政治形態、これらは今でも立派に通用する理念に溢れている。

古代史と直接関わりはないものの、ちょっと脱線してこのヴェネティアという都をしばらくは研究することにする。


マヨはあやしい?

2009-03-16 14:43:32 | インポート

あるブログで、マヨのぼやきも怪しいかもしれないと書いてあった。おかしくって、笑い転げそうだった。いうまでもなく、怪しいに決まってますよ。ほとんど新聞などに出ている記事と違う解釈しますから、この上なく怪しいです。

あくまで私個人のぼやきですから、人様を惑わそうとか、誘導しようとか、そんな大それたこと考えたこともありません。ただ、私の最大の理論である「八百長理論」を広め、皆様と一緒に八百長を解き明かしたいと思っているだけであります。

私が言うのもなんですが、鬼塚氏は怪しい人ではありません。(笑)なぜならバックに何もないからです。彼の説が間違っていたとすれば、それは彼が単に間違っただけで、それ以上何もありません。しかし、テレビででたらめをしゃべっている評論家達は違います。彼等は金をもらってウソをいいます。つまり、金で魂を売っているのです。この違いは大きいのです。

そのような意味で、私は怪しくないです。なぜなら金とは無縁でこのブログをやっていますから。

GOLDWARRIORSもYamatodynastyの翻訳も、誰もやってくれないから自分で苦労したのです。二十世紀のファウストを公開したのも、鬼塚さんの好意を無にしたくなかったからです。

要は、少しでも皆さんに真実を知っていただきたいからです。

そして、これは言っておきたいのですが、全部怪しむべきです。この世界で起きることを明快に解釈できる人はいるはずないからです。評論家は仕事ですから、もっともらしく解説しますが、それはテレビ局が望んでいる答えを述べているに過ぎません。合っていることは皆無でしょう。明快に答えることが出来る人が怪しくなくて誰が怪しいのでしょうか。

苫米地さんが怪しいのでは?とも書かれています。怪しいに決まっています。あのキャリアで普通の人であるわけがない。でも、彼の記事はすごい。私には彼のウソは見抜けません。レベルが違うといえばそれまでですが、私達が怪しむような簡単なウソはつかないでしょう。でも、騙されないように注意深く読みます。無批判に読んではなりません。

私のブログも読者が増え、それなりに責任が伴いますので、あまりいい加減なことは言えなくなりました、だからコメントをいただいてもなるべく素直に読むようにしています。なぜなら私が絶対に正しいとは思っていないからです。

マヨが怪しい?まことに結構です。大いに怪しんでください。

今日のベンさん、まことに怪しいですね、龍氏に抗議していますが、イルミナティーから接触があったように述べています。イルミナティーが実在するかを疑っている私としては、まことに怪しい記事に見えます。木村愛二さんも言っていましたが、あの人ですら、そのような組織からの接触は一度もないと述べています。ベン氏に接触があったとしたら、あの人の影響力はそれほどすごいのだろう。だったらもっと怪しい。


ワークシェアーリングの功罪

2009-03-15 06:57:47 | ぼやき

言いにくい言葉を英語に置き換えると本質をごまかす事ができる。ワークシェアーリングとは、早い話、賃下げという意味なのだ。バブル崩壊時、賃下げを認めなかったがために多くの社員をリストラしたり、企業そのものが消滅した。その苦い経験を踏まえ、今回は新しい戦略を用意してきた。即ち、リストラか賃下げかの選択を英語で表現してきた。派遣労働者たちの惨状を見れば迷う必要はない、賃下げしか方法はない。給料を二割は減らされるだろう、ローンを抱える人、そして子供の教育費がかさむ人達はかなり生活レベルを下げる必要がでてくる。「でも、失業するよりはましだもんね。」とつぶやきながら、やたら三連休を「金はない、暇はある。」状態で過ごす人が増えるのだろう。

マヨ家のうどん工房もご多分に漏れず大苦戦で、12月以降、二割の売上減である。もちろん赤字に転落だ。パートのおばちゃんたちの勤務時間を30分単位で調整したり、水道の蛇口をこまめにしぼったりと、従来では考えられないけち臭い対応を迫られている。とりあえずできることはすべてやるしかない。結果、店長の選んだ戦略が時間延長である。従来よりも大幅に営業時間を延ばす事になった。しかし、需要のない時間の営業は惨めなものだ。基本に戻るとか、メニューの見直しなどといっておれない状況に陥ってしまった。

日本中が現在そんな状態だろう。私にとっても赤字の垂れ流しは困る。しかし、店長が自らチャレンジしたいという意欲を示してくれた事を良として、この不景気もよい教訓になるかもしれないと内心喜んでいる。日本人全体がおごりたかぶっていたというのは少々言いすぎかもしれないが、かなりの人間が自分の仕事を過大評価し、十分に幸せなのにさらに欲望を求めていたのは間違いのない事実なのだ。車など所詮運搬手段であり、軽四で十分だ。食事でも腹さえ満たせばそれ以上必要はない。少しは生活を見直し、無駄を省き、謙虚に自分の仕事と収入を考えてみるべきだ。この未曾有の不景気といわれるものを嘆いていても仕方がない。楽しく受け入れるには楽しい貧乏を体験しようではないか。

おにぎりを作って家族一緒にバスで動物園に行ってみれば、ディズニーランドで金を散財する事を思えばなんと安上がりだろうか。一流レストランで豪華なディナーを食べるより、自分でそばを打ち、粉だらけになって作ったざるそばがいかに美味しいかわかるだろう。

金を使わずに楽しむ方法はいくらでもあるのだ。

今回の不況は確かに作られたものだと思う、しかし、将来のためにはこのような試練も経験しておくほうが良いだろう。いまの若者達が将来この不況を思い出し、苦労して不況を克服した事を次世代に伝えてくれるはずだ。


不公平だな

2009-03-14 10:17:37 | ぼやき

あらかじめ申し上げておくが、私は在日ではないし、彼等を擁護する立場ではない。そして北朝鮮をほめることもしなければ、必要以上非難する気もない。ようは、出来事を客観的に見たいだけである。

さて、なぜかしら北朝鮮情勢が緊迫の度合いを増している。なぜこの時期にキムヨンヒが拉致被害者の会と会見したのか、あるいは、大陸間弾道弾ともいわれるロケットを打ち上げようとしているのだろうか。

マヨちゃん理論で行くと、北朝鮮と日本はお仲良しで、馴れ合いの間柄、そしてアメリカは日本には頭が上がらない関係。という事は、北朝鮮が大枚をはたいてロシアに融通してもらったロケットをわざわざ打ち上げるのは日本からの依頼に他ならない。つまり、日米の軍事協力で配備しつつあるミサイル防衛システムを正当化し、さらに拡充するためにも、一度日本人を脅かしておく必要があるという事だ。しかも、日本列島の真上をロケットが横切ることになれば日本人の肝を冷やす効果は十分にある。国家的危機を煽れば、世論はやはり自民党でなければと思うかもしれない。ただし、ミサイル防衛システムは絵に描いた餅で、本当にロケットを打ち落とせるのかははなはだ疑問である。おそらく出動はするまい。なぜなら、打ち落とせなかった場合、日米は天下に恥をさらすことになる。もちろん八百長だから、アポロの宇宙船と同じく、国民をだますことぐらい特に難しいわけではないが・・・。まあ、今回の事件は麻生さんの変化球と見るべきかな。

仮に、日本が人工衛星を打ち上げ、それを中国が撃墜したとしたら、日本人はそれを戦争行為とみなすに違いない。貧乏国北朝鮮が苦労して確保したロケットを打ち落とされたら、やっぱりかわいそうじゃないか?どうしてだめなの?

キムヨンヒ嬢について、まず言っておくべきことは、大韓航空機が本当に撃墜されたのか誰にもわからないという事。911事件と同じく、飛行機に乗っていたといわれる被害者の遺体はひとつも見つかっていない。確かにインド洋のどこかで機体の一部が発見されたといわれるが、あくまで撃墜されたらしいというだけなのだ。田口八重子さんに日本語を習ったというのも彼女の証言以外何も証明できるものはない。本当に事件があったの?

つまり大本営発表以外、国民には何も知らされていないのだ。国がウソを云うはずがないとおっしゃる方はしかたがないが、わたしはその程度の情報を信じることは出来ない。あったかもしれないし、なかったかもしれないのだ。

小泉がテポドンミサイルを利用し、結果、イラク派兵を強行したわけだが、本当にテポドンが発射されたのか、実は証拠は何もない。アメリカと日本の政府がそう主張し、北朝鮮もあえてそれを否定しなかっただけである。国民はそれを真実であるとどうやって証明できようか。

日本海か、三陸沖か、ミサイルの残骸が発見されたであろうか。私はウソではないかと疑っている。

すべて八百長なのだから、政府の発表に耳を傾ける必要はない。何も起こらないし、誰も死ぬ事もない、ただ、防衛費に余分な税金が投入され、自民党の支持率が少し上がるだけだろう。

こんなこと言うとまた、おまえは在日か、なんて言われそうだな。別に言われても構わないけど・・・。


ケインズか否か

2009-03-13 10:02:34 | インポート

「円の支配者」という本は、私に衝撃を与えた本の中でもベスト10に入る本だと思う。当時、大蔵省がノーパンしゃぶしゃぶ事件を発端に解体され、現在の金融庁と財務省に分けられたころだった。あまり知識のない私は、それこそ紙幣をジャブジャブ印刷すれば景気はあっという間に良くなるという理論に驚いた。我々素人に、それらの精密な議論はとても検証できないが、日銀と大蔵省が絶えず敵対する関係で、日銀総裁人事を巡って暗闘を繰り返してきたことをはじめて知ることになった。だからこそ、私は、先般の日銀総裁人事で民主党が財務省出身者を認めなかったのは、民主党が日銀から買収されていると結論付けたのだ。

今思えば、サムライさんのおっしゃるとおり、その本は金融支配者のエージェントが書いた本に違いない。というのも、彼等の主張は、あくまで中央銀行が紙幣を発行することが基本であり、当然ながら政府が国債を発行することが前提である。これは金利が掛かる借金で、将来につけを回すものに他ならない。現在、アメリカや中国が天文学的な景気刺激策を導入しようとしている。つまり、「円の支配者」の筆者が主張しているケインズ理論の実践である。当然、景気はそれなりに回復する可能性はある。しかしその過程で、アメリカ国民や中国国民は知らないうちに単なる民間企業にすぎない中央銀行に莫大な金利を払い続ける事になる。

こんなことは素人でも十分に理解できることだ。だから紙幣の発行権は政府にあることを国民は知る必要があるのだ。もちろん、行政権は内閣なのだから、内閣がマネーサプライをはじめ紙幣の発行、金利の決定、インフレの防止等を厳重に管理しなければならない。現在の内閣にそれが出来るかは私には判断できない。しかし、だからと言って、選挙の審判を受ける必要のない民間企業である日銀がそれをやる権利は認められない。内閣の総理大臣が何人も交代していくうちに日銀総裁はすべて任期を全うしている。グリーンスパン氏においては何人の大統領の上に君臨してきただろう。スパン氏は自分ですべてを仕込んでおいて、「百年に一度の大恐慌だ。」とは何事だ。

現在の不況は作られたものであり、国民が思い切って消費に走ればすぐに景気が回復するレベルである。しかし、誰も消費しようとはしないだろう。なぜなら国民が未来に希望を持てないからである。

「年金の将来はまったく心配ありません。足りない分は政府紙幣を発行し、必ず国民が安らかな老後を送れるようにします。」と約束すれば、我々は少しは安心して消費することが出来るだろう。そのことをいわない経済学者、金融専門家はすべて買収された売国奴と言っても言い過ぎではない。つまり、テレビでしゃべっているやつ等はほとんどがそのような人たちだ。

田中角栄が57年債(この国債の名前はあくまでシーグレイプ氏が名づけた物で、建設国債である。)というインチキ国債を発行し、一気に日本を活気付かせたのにはからくりがある。それは、発行した建設国債の利払いを、スイス銀行に預けてあるM資金の利払いで充当しようとしていたのだ。最終的に大変になった原因は、角栄が病気で倒れ、出回っているインチキ国債を換金しようとした者が出始めたからだ。角栄はそれらを借り換えすることで、償還はさせない前提であった。つまり、M資金は元金は手を付けてはいけないものなのだ。黙っていれば、スイスの支配者銀行はかなりの高金利で利払いをしてくれる。しかし、元金を引き出そうとすれば必ず大きな問題が発生し、元も子もなくすことになる。

この国債の後始末で日本政府はアメリカに対しかなりの借りを作ったことは確かである。

私は安倍首相が突然辞任したとき、思わずM資金がらみではないかと思った。なぜなら、私の知る限り、現在でも安倍氏がそれを管理していると思うからである。

Goldwarriorsに書かれているように、フィリッピン人のサンティーの遺族は、大手銀行を相手に、預けてあるはずの大金を巡って訴訟をしている。シーグレイプ氏は本の中で、「黙って金利だけをもらっていればいいものを・・・」という意味の発言をしている。彼はすべてを知った上でしゃべっている。

話をもどそう。ケインズか否か、である。国民が目先の繁栄を望む以上、ケインズ理論は有効であるし、それしかないような気がする。しかし、国債の発行を前提とするなら、いつかは国民がそのつけを払わなければならない。つまり、贅沢をして、早く死ぬべきなのだ。


ちょっと変じゃない?

2009-03-12 09:04:21 | 陰謀論

あまり大きな事件ではないけど、ちょっと気になり、一応ブログに書き留めておきます。近い将来きっと問題が出てくるはずです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090309-00000092-jij-soci
日本テレビ系列の番組「真相報道バンキシャ!」が、虚偽証言に基づき岐阜県庁の裏金づくりが続いていると報道した問題で、県警捜査2課などは9日、偽計業務妨害容疑で、証言者の同県中津川市駒場、元土木建設会社役員蒲保広容疑者(58)を逮捕した。
 県警によると、蒲容疑者は容疑を認めている。過去に別の報道番組に匿名で出演し、謝礼を受け取ったことがあり、「小遣いを稼ぎたかった」と話しているという。・・・略・・・ この問題で、岐阜県は2月19日に氏名不詳で証言者を告訴。日本テレビは今月1日の同番組で「視聴者、岐阜県と県議会にご迷惑をお掛けしました」と謝罪していた。・・・・以上引用。
 

何が変かというと、放映したテレビ局ではなく、証言をした容疑者を逮捕したことである。仮に容疑者がウソを言ったとしても、その裏づけを取らない限り放映することはないはずだ。つまり、裏を取らずに放映した場合であろうが、責任はあくまで報道した側にあるべきだ。日テレは謝罪したからオッケーで、うそをついたとされる人間が告発されるとしたら、取材されても何も答えることは出来なくなる。又、どのように報道されるかを基本的に知らない可能性だってあるじゃないか。

小さな事件とはいえ、大きな拘束力を持つ可能性があり、無視できない。

似ているけれど、あえて取り上げなかったケースもある。

それは、ジャニーズとオリコンの闇を書いたライターが訴えられた話で、双方ともそれなりの言い分があるため、判断が難しいが、とりあえず引用すると・・・・

http://www.news.janjan.jp/media/0804/0804225490/1.php
 この事件は、月刊誌「サイゾー」06年4月号に載った「ジャニーズは超VIP待遇!? 事務所とオリコンの蜜月関係」という記事の中で、烏賀陽さんがヒットチャートの集計方法について、「オリコンは予約をカウントに入れている。統計手法の公開が不十分だ」などとコメントをした旨の記事が掲載され、オリコンは、記事を書いた執筆者や出版社でなく、烏賀陽さんのコメント部分が名誉毀損にあたるとして、烏賀陽さんに対し5,000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を提起しました。

 烏賀陽さんは、取材対象者を狙い撃ちにした異常な訴訟であり、表現の自由に対する萎縮効果をもたらすことを目的とした違法行為であるとして、オリコンに対し、1,100万円の損害賠償を求め、反訴を提起しました。・・・・引用ここまで。

もっともオリコン側の声明も見ておく必要がある。http://www.oricon.co.jp/news/confidence/40446/

これの問題も、やはり雑誌「サイゾー」を訴えたのではなく、引用した部分が名誉毀損に当たるという訴訟である。しかも、個人に対し5000万円という高額なものだ。

事情はかなりややこしい。引用された文章は烏賀陽さんが朝日新聞社に在籍した時の記事で、引用した時はフリーになった後であった。このあたり、オリコンが執念深く狙っていた節は認められる。なぜなら、最初の文章で訴訟を起こすと天下の朝日と戦うことになり、これはまずいと考えても不思議はない。しかし、その文章を引用したサイゾーに責任はまったくないのか?ちょっと悩むな・・・・。

名誉毀損部分はとりあえず問題からはずすとして、引用された部分だけで訴訟されるのは少々怖いのだ。無限の可能性を秘めた訴訟とは言えないだろうか。

両方とも、結論がでていないが、力を持たない個人を訴えるのはある程度節度が必要と思うがどうであろう。また、報道、出版社に何ら責任がないとしたなら、彼等はジャーナリストではなく、ただの掲示板に過ぎないことになる。


鶴の恩返し?

2009-03-11 09:29:04 | ぼやき

鬼塚さんの「トヨタが消える日」を読んでいたら、スズキ自動車の社長の話が出てきた。中小企業のおっさんというイメージが未だに残り、非常に謙虚で好ましいひとだ。GMに対し、非常に恩義を感じており、GMが保有していたスズキ株を自己資金で買い取り、「少しは恩に報いれたと思う。」と語ったという。

自動車と言う産業が日本に渡来し、それを世界の有力メーカーまで成長させたのは確かに日本人の不屈の努力だったことは認めよう。しかし、最新技術を惜しみなく公開し、指導し、一人前に育て上げた恩義を忘れてはならない。鬼塚氏は、トヨタがGMから資金提供を要請されたにもかかわらず黙殺したことを指摘し、暗に「トヨタは恩知らず」と言っている。

私が大学を卒業する年、研究室の推薦で、出来たばかりのアイシンワーナーという会社の入社試験を受けたことがある。最新の工場で、当時、まだトヨタはトヨグライドという自動変速機を使っていたが、将来を見据え、世界のボルグワーナー社と合弁会社を作ったのだ。

「当社に入社を希望した理由は?」と聞かれたので、「今後の車はすべてがオートマティックになると思い、この会社が将来有望だと思いました。」

なんと私は先見の明があったのだろう。ビンゴーである。ただし、とてつもなく田舎で、名古屋から朝の8時に通うすべがないので、結局入社することはなかった。仮に入社し、今も勤めていたら、きっとアメリカにでも赴任しているかもしれない。でも、続かなかっただろうなー。

まあ、それは良いとして。結局、その会社が今はアイシンAWとなり、世界の大手自動車メーカーに変速機を輸出している。ノウハウも会社もすべて自分のものにしてしまった。

私は思うのだが、ハゲタカファンドというのは確かに醜い商売のようだ。しかし、大多数の外資系企業(金融関係は別にして。)はとても紳士的で、日本人の商習慣を尊重しているように思う。むしろ日本人の外国嫌いの風潮で、泣く泣く撤退してゆくほうが多いのではないだろうか。っていうか、日本の官僚制度に驚いてかな?

トヨタを始め、いくつかの日本企業がアメリカへ進出し、アメリカ人に対し「ここまで来れたのはアメリカさんのおかげです。少しばかり恩返しがしたくてやってきました。」、そんな心意気があるだろうか。人にやられていやなことはしてはいけない。日本人が外国の企業を嫌う理由は多分に感情的なもので、おそらく、日本に来た企業は日本の市場の異常さに気づき早々と逃げ去るに違いない。アメリカはそうではない、度量が広いのだ。受け入れてくれるじゃないか。だったら、アメリカ人に日本人ってとてもいい奴なんだと教えてやって欲しい。

トヨタは自分も苦しくなるだろうから、GMへの投資を断ったのかもしれない、しかし、敵に塩を送ることなど出来ないと考えたとしたら、トヨタは将来、大変なしっぺ返しを食らうに違いない。

トヨタはアメリカへ戦争をしに行ったのだろうか、ビジネスとして行ったなら、勝負があった時点で相手に哀れみを与えるのがアメリカ流のビジネスではないか。手元の流動性は今のところ潤沢なのだから、その何分の一でも相手に送ることで、名誉あるアメリカ国民は将来必ず日本のために恩返しをするに違いない。戦争をしてはいけないのだ。アメリカの誇りであるGMをつぶすことはあってはならないし、ましてやその原因がトヨタだとするなら、日本は大変なことをしてしまった事になる。将来のためにも、GMが救済されることを願ってやまない。