マヨの備忘録・・・マヨのぼやきから

いろいろあったな・・・真実を知りたい!この一心で始めたブログだったが、知れば知るほど世の中の闇は深くなるばかり・・・。

小室哲也の転落

2008-12-30 09:41:55 | ぼやき

年末恒例のスペシャル番組をやってたのでなんとなく見ることにした。フジテレビで「小室哲也転落の謎?」みたいな特集だった。結論から言えば、彼は女性アーティストに楽曲を提供する事で成功を収めた。その女性アーティストにあまりにも強い思いを込みをこめるため、三回目の結婚をしたことでアーチスト生命が終わってしまったのだという。

220曲以上のヒット曲のうち123曲は独身時代中に数々の女性アーチストでヒットさせている。つまり若い女性アーチストの養分を吸収しながら才能を開花させていたのだろう。

KEIKOちゃんと結婚したことで普通のおっさんになったということだ。なんだかかわいそうだね。

それはともかくとして、彼がヒット曲を増産するのは1995年からで、この年は実に思い出深いものがある。一月に関西大震災、三月にはオームサリン事件があった。それよりも、何が思い出深いかといえば、私のカフェをオープンさせた年だからだ。小室はこの年以降ビッグヒットを出し続け、私がカフェのスタッフとカラオケに行けば女の子は競ってグローブやTRFの曲を歌ったものだ。

世の中はバブル崩壊後で、社会党と自民党の連立という不安定な状況だったが、しかし、いまから思えば、まだまだ日本には活力が感じられた。我がカフェも絶好調のスタートで、こんなに儲かっていいのだろうかとやや有頂天になっていた気もする。

2001年、小泉内閣が登場し、秋には911事件が起こった。この年を最後に小室哲也の栄光が終わった。そして、なぜか我がカフェの売上も二度と上昇する事はなくなった。

小泉の登場と小室とkeikoちゃんの結婚は無関係とは思うが、小泉の登場と我がカフェの没落は密接に関わる。周りの企業は大半が倒産し、銀行は人員を減らし、ビルは壊され駐車所になってしまった。もう都心部に人は戻らない。

小室の楽曲が素晴らしかったかどうかは評価がわかれるだろうが、少なくとも当時の若者達には活力があった、今その曲を聴いても心に響かないのは若者の心にそのゆとりがなくなってしまったからだろう。