年末恒例のスペシャル番組をやってたのでなんとなく見ることにした。フジテレビで「小室哲也転落の謎？」みたいな特集だった。結論から言えば、彼は女性アーティストに楽曲を提供する事で成功を収めた。その女性アーティストにあまりにも強い思いを込みをこめるため、三回目の結婚をしたことでアーチスト生命が終わってしまったのだという。
２２０曲以上のヒット曲のうち１２３曲は独身時代中に数々の女性アーチストでヒットさせている。つまり若い女性アーチストの養分を吸収しながら才能を開花させていたのだろう。
KEIKOちゃんと結婚したことで普通のおっさんになったということだ。なんだかかわいそうだね。
それはともかくとして、彼がヒット曲を増産するのは1995年からで、この年は実に思い出深いものがある。一月に関西大震災、三月にはオームサリン事件があった。それよりも、何が思い出深いかといえば、私のカフェをオープンさせた年だからだ。小室はこの年以降ビッグヒットを出し続け、私がカフェのスタッフとカラオケに行けば女の子は競ってグローブやTRFの曲を歌ったものだ。
世の中はバブル崩壊後で、社会党と自民党の連立という不安定な状況だったが、しかし、いまから思えば、まだまだ日本には活力が感じられた。我がカフェも絶好調のスタートで、こんなに儲かっていいのだろうかとやや有頂天になっていた気もする。
2001年、小泉内閣が登場し、秋には911事件が起こった。この年を最後に小室哲也の栄光が終わった。そして、なぜか我がカフェの売上も二度と上昇する事はなくなった。
小泉の登場と小室とkeikoちゃんの結婚は無関係とは思うが、小泉の登場と我がカフェの没落は密接に関わる。周りの企業は大半が倒産し、銀行は人員を減らし、ビルは壊され駐車所になってしまった。もう都心部に人は戻らない。
小室の楽曲が素晴らしかったかどうかは評価がわかれるだろうが、少なくとも当時の若者達には活力があった、今その曲を聴いても心に響かないのは若者の心にそのゆとりがなくなってしまったからだろう。
ヒットすると良いように思えて売れるということもありますよね。だから売れた数も水増ししてるんじゃないですか。ゴシップも上手く使って彼らは全部承知で消費者を騙してるんですよ。ブームというものは何でも作られるものだから、みんな騙されてるんですよ。心理学的に、騙されたい願望が人間にはあるのかも知れないですね。
行列が出来るお店やテレビに登場すると流行るのと同じことじゃないでしょうか。実際味は普通なのに皆が有名人が美味しいというから美味しいのだと、自分の味覚に自信がないことを隠した幻想。デパートのイベントの食べ物もそう、ほとんどが美味しくないですよ。馬鹿高いお金を使わないで、シンプルに素材のよいものを食べて自分の味覚を磨いたほうがいいのに。
たえず流行を追い、人に乗り遅れないようにという風潮です。私達の世代は逆で、何か人と違うことをしたがったものです。
フリーターにもプライドがありました。今の人たちはプライドずたずたですね。かわいそうな限りです。もっと自分を主張すればいいのに・・・。
味覚は今の人だめですね。本物の味を知らないから。コンビニが悪いのかな？
ブームといえば、バナナダイエット。意味がわからない。一時期、納豆ブームによって品切れ状態が続いたこともあって非常に迷惑したが、今回も同じ。工場の朝食で納豆に味の素をかけたいですね、という人が結構いたりする。連休に入って白い飯が食えず、カロリーメイトとカップラーメンで過ごしている私は結構やばいでしょう。野菜ジュースとヨーグルトで栄養とってます。
小室君、引き際さえ上手くやれば良かったのに・・・。ホリエモンは上手い引き際ができなかったが、まだお金があるからマシだ。
死ぬこたーないけど、やっぱし米だよね。
バナナダイエット、べつに食前に水をたくさん飲めば食欲なくなるよ。マスコミはこわい。影響力が大きすぎる。
姫様、有難うございました。
ネット上で、
“この窪田志一という人物、寺山修司監督「ボクサー」といふ映画に、たまたま東京の街頭に居たところをフィルムに捉へられてをりますが”と読んで、その映画を見てみたところ、たしかに、群衆の中で、女の人にパンフレットか何かを見せて話しかけている姿が写っていました。
『西郷征韓論は無かった』
http://ameblo.jp/disclo/image-10040167958-10026266142.html
の表紙でしょうか、“諸氏の文言”に寺山修司 の名前があるので、“たまたま”写ったのではないのかも、、、と思いました。
前波仲尾著『復原された古事記』(改装復刻版)は、数冊持っていますので、関心のある方にお貸しできればと思っています。
では、マヨさん、皆様、よいお年を!!
大変に刺激的でした。来年もやりましょう。よいお年を。