福田首相の辞任会見で、彼を一瞬ムカッとさせた地方新聞の記者が有名になっているそうだ。
「まるで他人事のように・・・・」と聞いた質問はごく当たり前の疑問であり、その程度の質問ならイギリスでは日常茶飯事のことだ。むしろその程度の質問しかできない日本の新聞社の知能レベルは本当にお粗末としか言いようがない。
それにしても、首相の、「私には先を見通す目を持っているんだ、君とは違うんですよ。」の一言、これは思わず出た本音だから、その価値は高い。
一ドル札に印刷されている目、すなわち「先を見通す目」のことだ。
福田さんは先を見通すことで辞任する気になった。我々が知りたいのは当然の事だが、「どんな見通しなのか?」だ。
記者達はどうして突っ込まないのか。国民はそこが知りたいではないか。
首相の辞任で、「公明党が彼を追い詰めた。」とか、小沢に対するあてつけだとか言われている。しかし、先を見て絶望したのなら、それはそうなのだろう。
私が新聞記者なら、「辞める様に命令したのは誰ですか?」と聞きたいな。
それにしても「上げ潮」派って一体なんなのだろう。「改革をとめるな。」は誰の命令なんだろう。ついでに、誰のための改革なのだろう。本当のところ、定額減税を決定したことが致命傷だった気がする。
今の支配者達はどこまで国民を貧乏にすれば気がすむのだろう。本気で小池百合子で選挙を戦えると思っているのだろうか。いくら国民が馬鹿でも(失礼!)同じ人たちに二度は騙されないぞ。違う人なら騙される人はいるだろうが・・・・。
なにもできなかった福田さんをほめる人もでてきたが、私は最初から言っている、「これでしばらくは善政が行なわれるだろうと・・・」。
それがやはり長続きしなかったのは、支配者がそれを望んでいないからで、結局日本の先を見通すと「今の英国」の姿が見えてくる。福田首相は見えたのだろう、今の英国が、そしてアメリカの姿が。
昨日、ある人が「来月にも選挙があるそうだ。」といって走り回っていた。聞くと、代議士の運転手を手配する会社の人らしい。
断定はできないが、選挙は思ったより早いようだ。臨時国会を開いて即、解散。そんな戦略があるのかもしれない。
麻生人気で戦うつもりか?公明党の態度がはっきりしない、政党ならはっきりしてくれよ。勝ったほうに擦り寄るのは卑怯ではないか。
民主党よ、大勝ちするな。ちょっとだけ勝て。