勉強法より時間捻出法

多くの日本人にとって、どうして英語の習得が難しいのか？一番大きな理由は、ずはり、

必要な学習時間が捻出できないから

です。

残念ながら、奇跡のような勉強法によって英語習得に必要な学習時間が激減する、なんて事はないと思います。多くの方が、この事実から目を背けたいがために、”勉強法”を話題にする事が多いのですが、そんな事よりも遥かに大事なのが、「いかに沢山勉強するか」つまり、学習時間を確保することです。

100時間や200時間では、どんなに優れた勉強法を取ったところで、とてもじゃないがラチが空かないでしょう。英語学習についてのマイルストーンを立てるなら、1000時間単位で物事を考える必要があると思います。1日3時間勉強して1年で千時間強。これが1単位で、これを何単位こなせるか、そういう物量で考えていく必要があると思います。実力を付けたいなら最低でも1日3時間は英語を勉強しましょう、ということです。

私自身は、25歳のときに英語の勉強を始めたときは、平日6～7時間（若いときは寝なくても平気）、土日は各20時間くらい勉強していました。それを4年くらい続けて、665点から915点に上げる事ができました。900点を超えて思いっきりダレてしまったものの、最近ではまた気合を入れなおして1日5時間英語に触れることができています。最近は英語のメディアで情報収集をしているので（自宅にテレビはない）、学習というよりは英語が完全に生活の一部になり、1日5時間を稼ぐことができています。うち、3時間は通勤時間中です。

勉強法を四の五の言う前に、本気で英語をやるというなら、1日3時間程度の学習時間をどうやって確保するかを考えて下さい。それ以下のペースでは、いつまで経っても成果が出ないということになると思います。