英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

語源で覚えるなんてできねー

2011年02月05日 23時02分10秒 | 英語
英単語がなかなか覚えられない!というのは、日本人(?)英語学習者の万人に共通の悩みだとは思いますが、そういうみんなの弱みにつけこんでかどうかは知りませんが、

語源を活用して覚えろ

という主張をよく耳に(目に)します。でも、私自信は、これに関しては”間違い”だと思っています。能書き以前に、私自身、とてもこんな方法では覚えられませんから。フツーに丸暗記した方がはるかにラクで早いです。

ネットの質問サイトなどにもこういう話がちょくちょく出ていて、反対派の方は大方、「覚えることが増える」「個々の語源の意味と単語の意味の結びつけ方が無理矢理」「単なる学問」というようなことを言われています。もっともだと思います。ほぼ、これで言い尽くされていると思います。

確かに、語源を知ることによって「なるほどー」と思わず膝を打ってしまうような単語もあります。しかし、そういう単語が、覚えなければいけない英単語のいったい何割を占めているんだ?と、私なんかは思ってしまうんです。そういう単語以外の、圧倒的多数のその他の単語の”語源分解”なんて、いくら学問的には意味があるにせよ、暗記の役にはたたないです。そういうケースの方が圧倒的に多いじゃないですか。かえって頭がこんがらがるデメリットの方がはるかに大きい。

ある方法論を”推奨”するのであれば、当然その方法論によって目的達成が容易になること、今の場合で言えば、それぞれの立場(レベル)において覚えなければならない単語を覚えきることの負担を本当に軽くしてくれるということを、総合的な観点からきちんと説明しなければいけないと思うんです。個々の単語の例を取り上げるだけでは、”そう覚えた方がラクな単語もある”ということしか言ったことにはなりません。語源とか接頭・接尾辞を何十個も並べられたところで、まずそれ自体を覚える負担増がありますし、さらに、それで一体何割の単語をカバーしてくれるんだ?ということです。

私が語源に分解して覚えるのが嫌なのにはもう1つの理由があって、それは、”単語が持っている音のリズムがズタズタに切り裂かれてしまう”ことです。私の感覚では、全ての英単語について、まずは音の塊として記憶するんですけど、いちいち細かいパーツ(語源)にぶった切ってバラバラになった部分部分に意識を持っていってしまうと、その音の塊としてのリズムが無くなってしまう(というか、リズムを刻みこむのを邪魔されてしまう)んですね。これが非常に嫌。気持ち悪い。英単語を覚える楽しさが半減してしまう。語源をチラ見した上でもう一回全体を舐めてリズムを覚えればいいじゃん、語源チラ見するのに時間はかからんだろ、と言われるかもしれませんが、これは間違いです。だって、全体を舐めるだけですんなりと覚えられる単語も少なくないわけですから。そういう単語も含めて全ての単語について”必ず語源に着目する”ことによる損失を論じていない。すんなりと覚えられる単語についてまで、いちいちそんなモノに邪魔されたくないんです。

どうしても音そのもの、リズムそのものが頭に入りにくい、”相性の悪い単語”については、語源に着目してみるとか、違った刺激を得ることによって印象に残ったりすることはありますよ。でも、それを”全部の単語についてやれ”とか、”これこそが単語暗記の王道だ”という言い方をするのは、違うと思うんです。総合的に見て得なのか損なのか、そういう視点で物を言っていませんから。

語源を理解することによって、その単語に対する理解がさらに深くなる?そうかもしれませんが、それが暗記を加速することにどれほど貢献してくれるのでしょうか。時間に追われた受験生や資格取得を目指す社会人にとって、本当に最終的に得する話になるんでしょうか?時間が有り余っている超成績優良者が興味本位でやるというのはありかもしれませんけど。これもトータルな目で見て損か得かという話(得だとは思えませんが)。あれもこれもできるんなら、誰も苦労なんかしない。

色々書きましたが、これは単なるブログですから、責任は持ちませんよ。単なる私の考えです。私は別に英語で商売したり本を売って金儲けしたり、メルマガ売ってお金とってるわけじゃありませんから。単なる1趣味人の経験話として、参考にしてください。大体、本気でやれば単語帳の1冊や2冊、すぐに覚えられる筈です。何をそんなにビビッてるんだ、さっさと素直に覚えこんでしまえ、と私なんかはそう思いますし、そうしてますけどね。何も考えずにフツーにどんどん丸暗記してます。在る程度語彙が増えてくれば語源なんて、自然に想像も付く部分もありますし。

もっと言えば、語源に分解したくなる長い単語ほど実は覚えやすかったりします。在る程度の長さがあると、音のつながりが一種のメロディーになって、返って記憶に残りやすかったりします。私に関していうなら、他に似たような単語があってそれと混同してしまう、という”覚えにくさ”にいつも苦労しています。音として覚えているので、意味と結びつけるときに、他の単語と混同してしまうんでしょうね。