英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

少し成果が

2011年07月06日 23時19分17秒 | 英語
リスニングの練習をまじめにやり始めて3ヶ月目に突入。途中、若干サボったときもありましたが、再び真面目に、1日3時間ペースで聞いています。往復の通勤電車で2時間と寝る前に1時間。本当は会社の昼休みにもやりたいんですが、まあ昼飯くらいは同僚とゆっくり食べた方がいいので、そこはやめています。これくらいのペースなら無理なく続けられそうです。

今日、5月の初めに少し手をつけて「難しい」と感じた問題集を再度やってみたんですが、かなりラクに聞こえました。決してスクリプトを覚えてしまっているからではありません(覚えてません)。その頃に誤答した問題が、アホみたいに簡単に解けた、そういう問題も幾つかありました。もちろん相変わらず聴き取れずに間違える問題もありますが。

簡単にいうと、以前のように思いっきり集中して聞かなくても処理できるようになってくるんです。まさに”ラクに”聞ける。で、余裕をもってゆったりと英語の音を迎え入れることができるので、前に述べたように少々乱れた変な音が聞こえてきた時にも”想像力”を働かせることができるのです。少しずつですけど、自分の中にそういう感覚が生まれてきています。もちろん、想像力を働かせるのは一瞬なんですけど、その一瞬の余裕の有無が、処理力の差を生むのでしょう。確かに考えてみれば、ガチガチに耳を澄ましてやっとこさ処理しているような状態で、変則的な音の変化に対応できる筈がありません。

リスニングに関しては、独自のトレーニングメニューや段階的な練習メニューを色々と設定している本をやるより、実際の英文に体当たりで取り組む方が早いと思いますね。よくありますよね、音の変化のパターンを何通りか取り上げてそこだけ聞かせたり、わざと速度を速めたり、TOEICならTOEICの問題傾向を妙に細かく分析してみせたり、米・英・加・豪の発音の違いを解説したり、そういう本。私の実感では、あんまり役には立たたないです。もちろん、ある程度やってみた上で言っています。

リスニングにおいては、リーディングの時以上に、いわゆる”断片的な知識”は役に立たない傾向が強いと思います(語彙の知識は別)。頼りになるのは体で覚えた英音処理能力だけですが、その能力は、実際に英語を聞きながら養うのが圧倒的に効率が良いような気がします。「英語の音はこんな風に変化しますよ」なんて言われても、長い英文を必死で追いかけている時に、そんな人工的な知識が助けになってくれるようなことはありません。実際に必死に英語を聴きながら体得するしかないんです。そんなの。

私自身も分析好きで、物事に取り組む時には色々と方法論を”考える”ことが多いのですが、こと英語のリスニングに関しては残念ながら、実戦以外の所で小賢しい知識を仕込んでも無駄になるような気がします。”知っている、知らない”ではなく、”できる、できない”の要素が、リーディングや文法問題を解くとき以上に強いですから、実戦を通して鍛えた能力でしか、戦えないのです。知識ではなく能力を磨かないといけない、そういう比率が高いとでもいいましょうか。そんな気がします。

もちろん、練習する上で、”頭を使うな、ただひたすら聞け”、と言っているわけじゃありません。それは今までの記事に書いた通りです。自分の能力や欠点、改善方法を客観的に分析する頭は何をするにしても必要です。”間接的な知識や訓練”はあまり役に立たない、ということです。

まだそんなにできるようになった訳でもないのに偉そうなことを書いていますが、実際の英文をガンガン聞くという練習が一番やり易くて、逆に、部分的なノウハウを取り上げて練習させるような本はリスニングに関してはやりにくいし効果も甚だ怪しい気がしている、今日このごろです。