英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

英語そのものを見る、そして、そのまま吸収する

2013年09月16日 05時53分32秒 | インポート
別に達観した訳ではありませんが。。。

英語を身に付けるって、突き詰めていくと、表題に書いたことをやるだけ、なんです。

自分の英文処理速度がまだまだ遅いということを痛感して、なんとかそれを改めたいと、そういう方向に練習のベクトルを向けている昨今ですが、自分の頭をいじめていじめて、いじめ抜くほどに、結局は、”英語が全然身に付いていない”ということが、だんだんわかってきました。

対応スピードが遅いということは、英語そのものがストレートにすんなり頭に入ってこないということですが、それは結局、自分の頭がまだまだ英語になじんでいない、英語そのものの閉じた世界の中で情報処理ができていない、ということです。

例を挙げます。TOEICの文法問題です。出典はTOEIC Test プラスマガジン。

The politician assured the people of the district that he would ----- his campaign promises.

(A) fulfill
(B) fulfilled
(C) fulfilling
(D) fulfillment

無論、正解はAで、こんなのは問題としては簡単に正解できます。問題としてはクソです。しかし、英文の意味をいかに早く瞬時に掴むかという点においては、私はこの程度の英文でも返り読みをしてしまいました。なってないです。

つまづいたのは2点。1点目は単に、assureの意味を取るのに一瞬(もちろん0コンマ数秒ですが)たじろいでしまったこと。2点目は、上の英文がassure A of B の構文ではなく、of the districtの部分は単にpeopleを修飾する修飾句であるということを見抜くのに、少し時間がかかってしまったこと。この2点において、やや時間を要してしまいました。もちろん、この問題をとくのに10秒もかかっていませんが、本当に英語が身に付いていれば5秒以内で解けるはずです。まだまだ遅い!

情けないですよ、本当に。assureなんて超基本単語もいいとこですが、でも、私の頭にはassureという文字列を見た瞬間に一瞬のとまどいもなく意味を連想できるほどには、この単語が身に付いていないんです。だから当然、自分が発話するときにも、assureという単語を自由自在に使いこなすことなんてできないことが容易に想像されます。もう一回いいますが、本当の意味で身に付いていないんです。

そんな厳しいこと言わなくても、という声が聞こえてきそうですが、結局、超上級者と私のような半上級者の違いはそこなのです。知っている単語でも本当に血や肉になっていない、ということです。こういう事がいたるところで積もり積もって、結局、英文がスラスラと処理できない、ということになってくるのだと思います。たぶんリスニングでも、音の聞き取り以外にこういう問題も絡んできているのだと思います。

じゃあ何をすればいいか、上の例でいうなら、上の英文を徹底的に頭に叩き込んで、assureという単語を完全に我が物にすることをめざす、それだけです。

問題がとけた、とけなかった、はどうでもいいんです。とにかくここで出会ったassureという、まだちょっと自分にとってはよそよそしい単語を、完全なる伴侶にすべく、徹底的に頭にたたきこむ。そのためには、英文そのものをじっくりと味わって、そして、完全に、自分がこの単語を使ってしゃべることを想像しながら覚えこむ。そういう練習が有効なんではないかと思います。表題に書いたことです。

とにかく今後出会ったすべての英文において、そういう作業をやって行こうと思います。目の前のその英語が、本当に自分のものになっているか、そこを突き詰めていく。もちろん、その過程で理屈が分からないことが出て来たら”お勉強”はするのだけれど、結局はその英語そのものを完全に吸収して覚えこむことをしないかぎり、いつまでたってもその英語は自分にとって”よそよそしい”物でしかない、ということになるのだと思います。

やるべきことが見えてきました。ただただひたすら、目の前の英語をそのまま吸収していく、それだけです。国広(旧字体が出ない)正雄さんの”只管朗読”の心がやっと分かってきました。知らない人は調べて。