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単語帳の潰し方

2021年05月16日 17時47分08秒 | 英語
本当は潰し方もへったくれもなくて、ただただ「そこに書いてあることを覚えろ」というだけなんですけど、ご参考までに私のやり方を書いておきます。一部、過去の記事と内容が重複するかもしれませんが。

(0)かならず例文付きの単語集を使う
(1)見出し語のスペル、発音(特にアクセント)、日本語で書かれた意味に目を通す
(2)例文(英語部分)に目を通し、その単語の用法をチェック
(3)例文(日本語部分)に目を通し、日本語との対応関係をチェック

(2)、(3)が大事なのは分かると思いますが、やっている人が少ないと思われるのが(3)です。我々は日本人なので日本語を軸にした方がとっつきやすいし、「この日本語は英語ではこういう風に言うんだ」という気づきみたいなものが得られ、覚えやすいとともにスピーキングでも使えるようになります。(3)は非常に大切です。周回ごとにこれらの順番を変えてみるとか、そういう事をやってみてもよいです。

これらの作業中、見出し語の意味がしっくりこなかったり(見出し語の意味として書かれている日本語と例文の日本語の対応が分からないことがよくある)、例文について文法的に疑問が生じたりすることも多々ありますが、周回数が早いうち(1週目とか2週目)はあまり神経質にならず、まずはスルーして単語そのものを覚えることに専念したほうがいいと思います。最初から丁寧なことをやると挫折する確率が上がります。

で、3周くらい回して単語そのものはかなり覚えられてきたかなと思ったら、今度は次のことをやります。

(4)辞書をつかって、単語の日本語訳、用例などの気になる所を調べて解決する

この時、私は別冊のノートを作ったりパソコンに情報を書き出したり、そういうことは一切しません。余白が狭かろうが何だろうが、辞書で調べたことの概要を余白に鉛筆で書き込むようにします。手間をかけ過ぎない、後々の管理をややこしくしないためです。ノートなんか作ったってどうせ見直しはしません。余白のメモの方が見直ししやすいです。メモの内容が分かりにくければ、もう一度調べればよいのです。なお、辞書は紙のものよりスマホやPCの方が早いです。

これで5~6周目くらいまで回せば、かなり”覚えた”という感覚になると思います。で、次に最後のダメ押しとして

(5)巻末の索引を使って記憶のチェック

をします。大抵の単語帳の索引には掲載語がアルファベット順にズラッと並んでいます。ここを順番に舐めていってそれぞれの単語を覚えているかどうかを確認します。なぜこんな事をやるのかというと、綴りや全体の雰囲気が似ていて混同しやすい単語同士をしっかり区別して、より記憶を強化するためです。私なんかは ex...とか de... という単語を覚えるのが非常に苦手で(似た単語が多いので)、これを克服するためにこの索引を使う方法を編み出しました。非常に有効です。

これくらいやれば”その単語帳については”完璧なのですが、さらに欲を言えば

(6)似たようなレベルの違う単語帳をもう1つ用意して、そちらでチェックする

ことができれば理想的です。昔の記事に書きましたが、1つの知識を同じ教材で繰り返し確認するのも悪くはないですが、何といいますか、知識が焦げ付いたような感じになってしまいます。この単語はこの単語の次にあった、とか、例文はこんな感じだった、とか、ページの上の方にあったとか、その単語の本質とは違う別の”固定化されたイメージ”が付きまとうようになってしまって、そういう変な知識が記憶のキーになってしまうという間違ったことが起こってしまうのです。それを避けるためです。

もう1つの理由は、同じ単語に違うシーンで出会うという状況を人工的に作り出すためです。何か文章を読んでいるときに単語帳で覚えた単語に出くわすとその単語の記憶が非常に強固になりますし、ちゃんと覚えていることが確認できれば自信にも繋がります。でも、偶然に任せていたのではそんな事はなかなかおこりません。同じような単語がたくさん掲載されている別の単語帳を使うことによって、そういう状況をわざと作り出すのです。なので、同じ単語でも掲載されている情報(例文とか)が異なっていることが望ましいので、違う出版社の単語帳を用意した方がいいかもしれません。

英単語の記憶に関して私が取っている方法はこんな感じです。もちろん、要はしっかりと頭に叩き込むことができさえすれば良いだけなので、各自いろいろ工夫してみればよいと思います。あまり”勉強法、勉強法”いわずに、とにかく覚えることに専念しましょう。そのためのちょっとした工夫、程度の話です。勉強法、記憶法、が主になってはいけませんよ。暗記から逃げるな!
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