英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

追悼 松本道弘さん

2022年09月09日 20時48分59秒 | 英語
英語道を志す人間なら一度は憧れたであろう、あの松本道弘さんがこの3月に亡くなっていたことを昨日知りました。遅ればせながら、ご冥福をお祈りいたします。

最近はYoutubeなどにもよく出られていてお年を召されてもお元気で素晴らしいと思っていたのに。。亡くなられた原因は肺炎でコロナ陽性だったとのことで、コロナ騒動さえなければまだまだご活躍できたかもしれないのにと考えると、本当に残念です。

私自身、20数年前、30歳になるかならないか位の頃ですかね、この方の著作を貪るように読んでいた時期があります。私の書斎にあるのは以下。

・日米口語辞典
・TREND 英米表現辞典
・GiveGet辞典
・斬れる英語表現325
・斬れる英語表現プラス425
・giveとget 発想から学ぶ英語
・GetとGiveだけで英語は通じる
・考える英語 垂直思考から水平思考へ
・英語の達人になるとっておき勉強術
・速読の英語
・「タイム」を読む
・英会話、簡単な言い方ほどよく通じる
・通じないカタカナ英語
・スピーキング英語辞典1~3
・速聴の英語
・「FEN」を聴く
・私はこうして英語を学んだ
・ナニワ英語道 理屈抜きのド実用英会話

最初の3つの”辞典”以外は全て読破しています。当時の私はディベートとか武士道みたいな物には興味がなかったというか、そっち方面に手を出す余裕が(そして頭も)無かったので、その類の著作がありませんね。まだまだ英語道ではなく英語術で精一杯だったのでしょう。改めて、買って読んでみようかな。

一番印象深いのは「考える英語」ですかね。日英のトランスレーションというのはこういう事なのか!ということをじっくり味わえる本です。初版が1974年のようなので、当時氏は30台前半のはず。この若さでこんな本が書けるなんて、、、おそるべき知性です。そもそも”垂直英語/水平英語”という表現自体がもう、常人の域を超えた”芸術作品”ではないでしょうか。この方の著作を読んでいると、このような神業的な日本語表現にちょくちょく出会います。そう、氏の正体は単なる英語使いではなく、

言語の達人・抽象思考の達人

なのです。こういう恐ろしいまでの知性を感じさせてくれる本が、最近の本屋の(一般向けの)英語コーナーには皆無ですね。

ところで、私の現在の英語力は英語道何級なんだろうか?初段には、、到達してないだろうなー。

ドラえもん買ってみた

2022年01月01日 15時45分00秒 | 英語
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

大して書くこともないのですが、元日くらいはちゃんと投稿した方がよいかと思い。

ドラえもんの英語版の単行本を発注してみました。Shogakukan English comicsというやつです。とりあえず第1巻。

50過ぎのオッサンがドラえもんというのもどうかと思うんですが、会話力を磨く教材としてはあなどれないなと思います。とても簡単な英語ですが、このレベルの英語でも、何も考えずに瞬時に口から出せるかとなると、また別の話です。いや、出せないでしょう。そういう能力を磨ければと思って。

全10巻のようなので、まずは手始めにその10冊分を頭に叩き込んで(というか間髪入れずに口から出てくるようにして)、その後でもう少し大人向けのマンガで良いのが無いか探してみたいと思います。フレンズも制覇しないといけないのですが、まあドラえもんはそれほど負担にならず片手間にできるでしょう。

中高生、特に高校生くらいの頃は本当に勉強ばかりしていたので、当時のマンガをほとんど読んでないし、アニメ等も見ていないので知らないんですね。ドラゴンボールとか北斗の拳とか、まったく知らない。私のマンガの知識は本当の子供の頃、70年代で止まっています。大学生の頃は”スピリッツ”を読んでいましたけど、それ以来マンガというものをほとんど読んでいません。

その辺の知識を英語経由で取り戻せればいいかなと思っています。本当に英語が上手くなりたいのなら日常生活の中に上手く英語を取り入れることを真剣に考えないといけません。”勉強”も大事ですが、英語”で”生活する部分が無いといけないのです。日々のニュースとかそういう情報収集はNHK Worldでできているので、もう少し娯楽方面で英語を取り入れる必要があると思い、マンガもありだなと思いました。もう少し高尚な営みをしたいのであれば”映画”や”ドラマ”の鑑賞なんですけど、これはまだハードルが高いので、フレンズの1点強襲突破が関の山でしょう。

北斗の拳とかドラゴンボールは英語でしか読んだことない、って言えればカッコいいですよね。You are already dead.

来年の目標

2021年12月30日 17時29分03秒 | 英語
さて、今年もいよいよ終わりに近づいてきたので、来年の目標を書いてみたいと思います。英語に関してはこの2つですかね。

(1)フレンズDVD全シーズン制覇
(2)エッセイ作成能力の完成

アナウンス英語ではなくナチュラル発音の英語に慣れたいので(1)。この前買ったDVD 全60枚組を全部完全に聞き取れて、フレーズも暗記してしまうくらいに見倒してみようと思います。本当は発音の矯正をしっかりやった上でこの手の練習をするのが理想的なのですが、コロナ禍が収まる(本当に収まるのか?)までは学校にも通えませんので、黙々とDVDを見ようと思います。まあ、現時点でも当初の予想よりは聞き取れるみたいなのでまともな練習はできると思います。

(2)は英検1級を意識しています。1次試験のエッセイと2次試験の不安が解消できれば1級も受かると思うのですが、これらについてはお題が何であっても即興で話を組み立てられる力がまだまだ不足しています。それを磨くのが目的です。英検1級も、そろそろ取らないと様になりません。

TOEIC 990もそろそろ取らないと様になりませんが、これは上記のような訓練をやる中で自然に到達できるレベルの話だと思いますのでTOEICの勉強はしません。気が熟してきた頃に受験してみようと思います。

あとはダイエット関連では

(3)あと8kg減量

ですね。本当は10kg落とすと適正体重ドンピシャなのですが、多少重いくらいが免疫的(?)にも良さそうなので、8kg落として65kgくらいで安定させたいと思っています。これは3、4ヶ月での短期目標ですね。

あとは、、AI関連の知識の充実とか、数検1級に向けた勉強とか。数検1級は恐ろしく難しい試験なので、これはかなり遠い目標になりそうですが。参考書は取り揃えました。本気です。

ということで、今日の投稿が今年最後になるかもしれません。よいお年を。

思い出の英語本(総括その2)

2021年12月29日 19時20分48秒 | 英語
前回の続き。一気に終わらせてしまいたいので連投します。

(3)コミュニケーション重視の勉強をもっとすべきではないのか

こういう事を言う人が必ずいると思うので私の考えを述べておきたいと思います。まあ、あまり建設的な話にはならないので軽く。

まず、”コミュニケーション重視”って何?という定義をきちんとしないと始まらないのですが、仮に、スピーキングなどの対話能力のことを言っているのだとすると、私がやってきたようなTOEICなどの試験対策の勉強、机の上の勉強、も対話能力を磨く勉強に含まれます。当たり前です。対話をするにしたって英語の知識がないと始まりませんからね。こんな事をクドクド言っても仕方ないのでこれ以上は言いません。

そうではなくて、もっと実際に英語を使ってコミュニケーションしろ、という物言いもあると思いますが、言われなくてもそんな事はしています。仕事で英語を使う機会は(多くはないけど)あるので。で、英語圏の方と話をする時に、一番大事だなと思うのが実は”単語力”だったりします。本当です。簡単な話、英語が片言であっても伝えたいことを的確に伝えられる”単語”が言えさえすれば、こちらが何を言っているのかなんて十分に察してもらえるのです。最適ではないにしろ、誤解を与えない程度の単語がひねりだせるかどうか、がコミュニケーションを成立させるためには一番重要で、そのために必要な勉強は”語彙を増やすこと”なのです。もちろん実践の中で語彙を増やすことができれば一番よいとは思いますが、それは一日中英語だけ使えと言っているようなもの、もっと言えば日本人ヤメロと言っているようなもので、無理な話だと思います。机の上でシコシコ暗記した語彙力が、たまに英語で話すときも非常に役に立つのです。もちろん、”自分でこの単語を捻り出せる所まで定着しているか”という視点でのチェックは重要です。

コミュニケーションを重視するということがもし、”流暢さ”を意味しているのであれば、これはとても厳しい要求です。TOEIC 950とか990とか、そんなレベルとも比べ物にならない過酷な要求だと思います。少なくとも日本で生活している人間にとってはそうです。現時点の私の経験談でさえ、そのレベル以前の話なのです。

試験対策なんかやらずにコミュニケーションの練習だけやれば、すぐにそういうレベルに到達できるだろ、というのであれば、それは考えが甘すぎると思います。海外で生活するのならともかく、日本に居ながらにしてそのような、流暢さを徹底的に追求するような訓練に身を浸すことは不可能に近いと思います。

というかもう少し正確に言うと、そのような訓練(に近い事)に身を浸したいのであれば、まず始めにやるべきことは

発音の矯正、本当の意味での英語の音の勉強

だと思います。これをやるからこそ本当の意味で英語が聴けるようになり、その結果、良質なコミュニケーションが大量にこなせるようになって、ネイティブと同じような方法で正しく英語を身に付けることができるのであって、これをすっ飛ばして対話練習をしたって絶望が待っているだけだと思います(まともな練習にならないので)。英語圏で生活するにしても、音の正確な理解や発音ができていない状態では、思うほどには上達しない、というか最初の頃はそれこそ七転八倒の苦しみを味わうことになると思います。海外に身を置いた限りはその七転八倒にも”耐え抜くしかない”から、結果的に上達するのだと思います。

なので、まず発音の訓練をやり、それを元にできるだけコミュニケーションの機会を増やして英語を身に付けていくべきだ、と仰るのなら、それは正しい物言いだと思います。しかし、発音の訓練は独学では厳しいと思われます。不可能ではないかもしれませんが、お金を払って訓練してもらった方が断然早いのは間違いないでしょう。それができる財力、時間的余裕がある人はいいですが、多くの人はそうではないでしょうし、そこまで苦労して”王道”を歩むより、ちょっとの努力で試験の点数を上げて会社や学校から評価してもらった方がお得、ということになると思います。

実は私も発音矯正の学校に通おうと思っていたのですが、その矢先にコロナ禍が来てしまってオジャンになってしまったという経緯があります。まあネット授業もあるのかもしれませんが、こういうものはやっぱり対面で指導してもらった方がいいと思うので、発音矯正はコロナが落ち着くまでお預けかなと考えています。

まとめると、机上の試験対策でも(知識の充実と言う意味で)コミュニケーション力向上には大いに役立つ。もし”流暢さ”を徹底的に追求したいのなら、発音の訓練からやり直す覚悟がいるんじゃね?ということです。あくまで私の考えです。で、私なんかはそろそろ発音の矯正をしないと次の目標に到達できないと予想されるので、その辺を真剣に考え始めている所です。

やれTOEICで900取ったとか950取ったとか、そんな事をほざく前に発音をしっかりやれよ、それこそが外国語訓練の一番の根幹だぞ、というのであれば、それは完全に正しいと思います。でも、だったら、義務教育でもそういう訓練をちゃんとやって、大学入試や社会人になってからもそういう努力が報われる制度・環境を作ってくれよ、とは思いますけどね。

最後はちょっとまとまりに欠けたかもしれませんが、とりあえず表記タイトルでの投稿はこれで完結にしたいと思います。ここまで赤裸々に話すのは少し抵抗がありましたが、同志の方々の参考になればと思って書きました。皆さんも頑張って下さい。

思い出の英語本(総括その1)

2021年12月29日 16時00分01秒 | 英語
思い出の英語本というタイトルで連続投稿してきましたが、どちらかと言うと私の学習遍歴紹介のようになってしまいました。まあ、同じ本でも使い方や使うタイミングによって意味合いは違ってくるので、こういう紹介の仕方は意味があるのかと思います。

そんなわけで自身の学習遍歴を改めて振り返ったついでに、”これで良かったのか?”的な総括を最後に行って、今回の話題は締めにしたいと思います。同志の方々への参考になれば。以下のような視点で述べていきます。

(1)900から950超えまで時間を掛けすぎではないか
(2)試験対策的な勉強に集中すべきではないのか
(3)コミュニケーション重視の勉強をもっとすべきではないのか

(1)について。昔の記事で”18年”と書きましたが、正しくは17年と数ヶ月です(厳密には覚えていない)。いずれにしろ長すぎですね。決して褒められたことではありません。これから950超えを目指す皆さんはこんなに時間を掛けてはいけないと思います。

ただね、そうは言っても900と950超えは全然違う世界で、さっさとクリアしろと言ってもそう上手くはいかない領域だと思います。900を初めて超えて、そこから間髪入れずに950を目指した本気モードに突入できる人なんて、そうは居ないでしょうし。私もそうではありませんでした。”ここらで1つ、好き勝手にやってみたい”と思ったのは人情だと思います。また、自分にそれを許したがゆえに、英語学習を続けることができたのだと思います(効率を求めすぎると燃え尽きてしまうリスクも高まります)。あるいは、”試験対策勉強ばかりしていてもダメだ”と本能的に感じ取ってしまったのかもしれません。

この辺はもう人それぞれ、”性格・生き方の問題”ではないでしょうか。私は事あるごとに「950を目指さないのは勿体無い」と言っていますが、相当な覚悟と労力を要することも事実で、人によっては手を出さないほうが”人としてww”良い選択になるケースもあると思います。また、試験で点を取ることに情熱を傾けられる人もいれば、私のように”幅広く知的好奇心を満たす”ことに興味を持つ人間もいるでしょう。後者のタイプの人は私と同じようにノンビリやればいいと思いますが、前者のタイプの人に私からしてあげられるアドバイスは何かと考えると。。

ここで(2)の話が絡んできます。私自身、”本気の試験対策モード”で勉強した最後の数年で一気に得点力が伸びたと思います。900点台前半とか、たまにポカをやって800点台に落ちたりしていたのが、急にリスニングで満点が取れるようになり、そして直後に970を取ってしまったのです。なので、前回の記事に書いたような”マジメモード”の勉強だけやっていれば最短で950の壁をクリアできたのか?という問いが生じます。

でも、これについては残念ながら”否”だと思います。前回の記事で紹介したメイン教材について、自分で言うのもなんですが本当に半端ないくらい密度の濃い分析がやれていたわけで、それを支えてくれていたのがダラダラ期間にやっていた”乱読”によって培った力であるのは間違いないです。その期間に培った知識なしにあれらのメイン教材中心の勉強に移っていたとしても、おそらくあれほど密度の濃い勉強はできなかったと思います。つまり、試験対策に向けた最後の詰めをやるための”機が熟していた”のです。

なので、最短で950をクリアしたいのなら、私がダラダラ期間の間にやったような知識の吸収をいかに効率よくやるか、を考えるしかないと思います。例えば、乱読ではなく使う本をギリギリまで絞りこんで集中的にやって、しかも徹底的に繰り返すとか。そういう事を考えるしかないでしょう。試験で点を取りたいのだから試験と同じ形式の問題集を徹底的にこなす、という安直なやり方ではなかなか本当の力は付かないレベルと思います(試験で超高得点を取るということは、そういう力を持っているということを意味しているわけで)。というか、むしろその方が表面的な勉強モドキになってしまって却って効率が落ちることも考えられます。要は、”本当に英語が分かってるか?”という問いから逃げてはいけないのです(うん、この一言に尽きる)。

ただし、(2)についてはもう1つ、自身の得点パターンに応じた応急処置を施すだけで良いケースもあるかもしれないことを付け加えておきます。特に、リスニングセクション”だけ”で大きく点数を落としている場合は、それこそリスニングセクションの得点力を上げる練習だけに特化すれば割と早く950がクリアできる可能性もあると思います。既にリーディングセクションで高得点(470以上くらいかな)が取れているのであれば英語の”知識”はかなりあると思われ、本当に聞き取りの能力だけが極端に弱いという分かり易い話になり、そこだけ対策すればいいからです。リスニングセクションが満点近く取れているのにリーディングセクションで大きく失点しているケースについては、私には解析不能なので言及できません。本当にそんなケースがあるのか?と不思議に思ってしまいます。すみません。単に”集中力が続かない”という注意力だけの問題のような気もします。あるいは試験慣れしていないとか。

ということで、900から950への道を最短で駆け抜けるには?という点について話しましたが、私自身、最短の道を歩んでいないので想像でしか物が言えないです。ま、おそらく、(狭い意味での)試験対策勉強を徹底するだけではダメだろうなー、とは思います。あ、お金払ってプロの助けを借りるという方法もあると思いますよ。私にはそんな財力はありませんが。

(3)については次回。