満天の星空が見たい!

温泉旅がメインの生活。酒とグルメとミステリ小説、ごくたまに失恋の話。

今、話題のことをふと考えてみた…

2017-07-15 22:54:21 | 人間

小浜から橘湾の夕日

その➀、松居一代さんについて

現在の泥沼状況はある程度予感できたと思う。今渦中の離婚問題より、船越英一郎が、松居一代と「結婚」した時の方が驚いた。船越さんは、我の強い女性、独占欲の強いタイプが好きだったんだ…とその選択にびっくりした。そして、いずれこうなるだろうと思っていた。浮気問題や、財産問題は残念ながら興味はない。

その➁、安倍晋三総理大臣について

あらゆる政治問題に強気の姿勢で挑む時は、本当に頼もしく見えた。しかし、色々な不祥事が出てきて窮地に追い込まれると、その強気が逆に鬱陶しくなってきた。果たして巻き返すことはできるのか?今まで寛容な国民は数々の失策、独断を見逃し、我慢してきたが、もはや限界であり、その可能性はなさそうに思える。

その➂、自然災害について

日本国中、どこで暮らしても地震や台風や豪雨やなど、避けられない状況になっている。昔、「羊たちの沈黙」というサスペンス映画があったが、今の状況はその羊に似ている。自然災害にはなすすべもなく、これからも羊のように、無抵抗のままなのか?「新・日本列島改造論」を誰か立ち上げてくれないものか。大胆かつ有効な災害対策が必要である。

あくまでも私見ですが、自然災害だけは本当に痛ましい。




最近の温泉旅は、高級度より、気楽さ優先

2017-07-10 23:07:05 | 旅行
「旅亭半水盧」! 温泉好きなら誰でも知っている憧れの高級宿・(東門らしい)

長崎ひとり旅の2日目、小浜温泉から路線バスで雲仙温泉に向かう途中、あと2,3分で雲仙温泉バスターミナルと言う位置だったと思うが、突然広大な武家屋敷風の建物が見えた。その時は何も思わず、地主か、どこかの大会社の社長の別荘か何かと思っていた。しかし…。

その後、日帰り施設の「小地獄温泉」に行くために、雲仙停留所から枝分かれの道を1500mほど歩いた。その停留所をアルファベットのVの底辺とした形と言えば分かりやすいと思う。どうやら、こちらは島原市方面の道らしかったが、そこでこの屋敷の反対側に出たのだ。「へ~え、凄く広い屋敷やなあ」と思い、門を見たら表札らしきものがあったので、そこまで行って名前を見た。

「旅亭半水盧」!なんと、あの高級温泉旅館としてトップ5(値段だけじゃなく総合力)に入る、温泉愛好者垂涎の宿であった。以前、温泉好きの集まるいろいろなサイトで、この宿の素晴らしさを何度聞いたことか。当時は、憧れの対象で、「いつか彼女を連れてこの宿へ」と、夢見たものである。最近は温泉力重視で、施設や食事は普通あれば十分と言う旅が続いているので、高級宿は眼中になかった(笑)

そうか、半水盧は雲仙にあったのか、と懐かしさが込み上げてきた。北海道、朝里川温泉 「小樽旅亭 藏群」、長野県、仙仁温泉「 岩の湯」、いつか連れて行ってやるーと約束しながら、その甲斐性がなかったダメな男~ああ、自己嫌悪に陥りそうだ(笑)

しかし、今は高級宿には興味はない。そこへ行くにはそれなりの恰好をしなければならない。さすがに上から下までオールユニクロでは恥ずかしいだろう。しかも、安いシューズに、でっかいリュックサックである(笑)

以前は歴史のある温泉宿、有形文化財なども行ったが、こういう宿は眺める分には素晴らしい建築物だが、いざ部屋に入ると使い勝手が悪く、隙間風などが入ってくる。マンション生活が長いせいか、今は、生活必需品がコンパクトに詰め込まれている、ホテル形式の温泉ホテルを好んでいる。そして、夕食は外で食べる朝食設定の予約が多い。3泊4日ぐらいの旅に出ると、毎日刺身やてんぷらは飽きてくる。

今は安く旅をして、数多く全国各地を回りたい。今年もあと2,3か所は行ってみたいところがある。


長崎県へひとり旅④…夜景と原爆資料館

2017-07-06 23:28:59 | 旅行
平和公園と言えばこの像である。

小浜温泉から雲仙に行き、そこでバスを乗り換え島原市へ。3時間ほど観光し、今度は「島鉄」の愛称で名高い島原鉄道(路線、高速バス、タクシー、高速フェリーも保有する)の一両ワンマンカーに乗った。この電車、有明海寄りの海岸を走り、ずいぶんと景色が良かった。途中で、日本一海に近い駅・大三東駅(150センチらしい)もあってなかなか楽しめる。終点の諫早に着き、ここでJR九州の「特急かもめ」に乗り、いよいよ長崎市である。

長崎は終点だった。線路がそこでストップしており、先はない。昔訪ねた、四国の高松駅に似ていた。今夜の宿は「稲佐山温泉ホテルアマンディ」だ。夜景が目の前の和洋室、食事なしで5500円。えらく安いがどんな部屋だ?と訝ったが、8階で部屋は広く、窓を大きくとって長崎市内が一望できる素晴らしいホテルだった。長崎は、香港、モナコとともに、「新・世界三大夜景」とされており、興味津々だった。素直な感想は、確かに美しい夜景だったが、函館ほどのインパクトはなかったかも知れない。これは地形的なものだろうと思う。

温泉は温泉力より、露天風呂の展望の素晴らしさの方が光っていた…と言えばわかってもらえるだろう。少し塩素臭が気になるが、温泉があるだけで安らぐ…これは絶対的である。こんな山の上に温泉があるのだから贅沢は言えない。事実、たくさんの日帰り客が来ていたようだ。

最終日は路面電車(120円)で平和公園に行き、原爆資料館で、悲劇の数々をしっかり見てきた。日本人なら、幼いころからいろいろ見たり、聞いたりしているからあまり驚かなかったものの、正視に耐えない写真がいくつかあった。原子爆弾の実物大の模型が展示されていたが、落とされたプルトニウムはほんのひと固まりである。それが何十キロ先まで被害があったのだから原爆は恐ろしい。その何百、何千倍の威力がある水爆や、新しい爆弾の核分裂を想像しただけで気が遠くなる。

この日は平日で、資料館は90%以上が外国の観光客だった。それも白人の割合が7割ほどである。皆さん、真剣なまなざしでいろいろな展示物を見ていたが、長崎市の模型+ハイテクで当時の爆発を再現したコーナーが人気のようだった。そして、「オーッ」とか、「ノー」とか声を出していた。ここへ来たら、世界平和を祈らざるを得ない。それほどインパクトがあった。

長崎駅へ戻り、道路を隔てて真正面にあるバスセンターから長崎空港へ向かった。沖縄の近くで台風が発生し、長崎方面へ向かってくるから明日は飛行機も飛べないようだ。これは一目散に帰るしかない。今回は3泊4日の旅だったが、長崎県は思ったより居心地が良かった。しかし、まだ佐世保や、平戸、五島列島、いわゆる西海国立公園の方が残っている。近いうちにまたチャレンジしてみたい。

長崎県へひとり旅➂…帽子の奇跡!

2017-07-05 22:51:44 | 旅行
島原城は街のシンボル。この横の通りに武家屋敷ストリートがある。

先ほど先輩から、「君が長崎から帰ってきて次の日に台風、そして今は豪雨…よく無事に帰ってきたものだ。ラッキーな男だなあ」というメールが入ってきた。自分が幸運な星のもとに生まれ、順調な人生を歩んでいるとはとても思えないが、今回に関しては確かにそうである。でも、北九州は思ったより雨が降り続き、えらいことになっている。皆さんのご無事を祈るしかないが…。

さて、長崎旅行の3日目は島原市を観光し、長崎へ出て、夜景を見ながら部屋で一杯飲むというプラン。ここで、「帽子の奇跡…」が起きた。最近頭の毛が少し薄くなり、帽子(キャップ)をかぶることが多くなった。だいたいがくせ毛で、髪の毛の方向が定まらず、必ずどちらかの髪の毛が立っている。それが帽子をかぶると、全体的にうまく収まるのだ。

長崎ひとり旅3日目の朝、小浜バスターミナルから雲仙温泉行のバスに乗った。そして雲仙で島原駅行きのバスを乗り継ぐのだが、少し時間があったので「雲仙地獄」や、温泉ストリートを散歩。やがてバスの時間になり、待合室のトイレに入って小用を済ませ、ふと鏡を見ると、帽子をかぶっていない。はて、どこで脱ぎ忘れたのか?リュックを置いているベンチを見てもないし、散歩途中で脱いだ覚えもない。

どこに置き忘れたのか、まったく分からない。そんなに高い帽子ではなかったが、色合いやデザインは気に入っていた。デザインの違う帽子を一度に3つ買ったのだが、その帽子ばかりかぶっていた。時間がなかったので少しパニックになり、周囲を駆けずり回ったが、やがてバスが到着。あきらめざるを得ず、自分の不注意をなじった。

島原行きのバスの乗客は14、5名。一番後に乗車したが、右側の2番目の席が空いていた。みんな前から順番に座るのに?と思って座席を見ると、なんと俺の帽子がちょこんとそこに座っていた。え~、なぜ?当然、小浜からのバスが休憩して島原行きになったのは間違いないが、普通は往復がセオリーだろう?小浜方面に帰るはずのバスがそのまま島原行きになったなんて Σ(゚Д゚)

ラッキーだ。おお、愛しの俺の帽子よ!と、思わず抱きしめてしまった、(そんなに奇跡ではなかったかー笑)

島原へ着いてからは電動自転車をレンタルし、市内を走り回った。島原城、武家屋敷ストリート、島原湧水群、フェリーターミナル…真夏の太陽が照り付ける中、愛しの帽子とともに観光したのである。ランチも満足し、2時過ぎに島原鉄道の一両電車に乗り、諫早に向かった。諫早から、長崎はJR九州で、特急列車を奮発した(と言っても、300円の特急券だが)。

長崎市は2回目だが、前はほとんど観光はしなかった。今回は世界三大新夜景(モナコ、香港)を堪能し、平和公園に行き、世界平和を唱えたいものだ。…④に続く。

長崎県へひとり旅➁…地獄温泉は天国だった

2017-07-04 21:58:02 | 旅行
小地獄、本当は天国だった!

小浜温泉の2日目。まず7時半起床してに温泉に入り、8時に朝食を食べ、それから部屋のクーラーを利かせて2度寝。これがひとり旅、連泊の利点である。予定は未定、慌てることはない。11時過ぎにむっくり起き、小浜バスターミナルに向かう。そして、雲仙行のバスに乗った(25分くらい)。

雲仙は二度目だが、どうしても行きたい日帰り温泉があった。温泉通なら絶対欠かせない「小地獄温泉」である。前回の雲仙は6人会の幹事であり、自由行動は制限されていたが、今回はひとり旅、堂々の訪問だ。その場所は、雲仙温泉のバス停から1200mと書いてあった。望む所である。近年、街歩きがすごく快感、前回の高知ひとり旅では3日間で4万歩以上歩いた。

夏の太陽は容赦しなかったが、まったく問題なく、その場所にたどり着いた。山道が切れたところに何軒かの温泉旅館、その奥に「小地獄温泉」はあった。本日は土曜日、7,8台の車が駐車していたが、この施設、思ったより大きく、混雑はしていないだろうとの予感。笑ったのが、小地獄(温泉場で言う地獄とは荒れ地に温泉が噴出してる場所を言う)の料金だった。420円、なるほど、地獄に死に目の不吉な数字、よ~し、早速入って地獄を味わってみよう!

泉質は雲仙温泉のシンボル、白濁の硫黄泉である。硫黄泉は、先日鳴子温泉の東多賀旅館で痛烈な硫黄泉に出会い、少々のことでは驚かないが、さすがに天下の雲仙温泉、出る前に綺麗に洗い流したつもりでも濃厚、その夜はずっと硫黄の臭いを嗅ぐことになった。たまごの腐った臭い、意外と好きである。

3時くらいに小浜温泉に帰り、遅い昼食。どうしても行きたいところがあった。「よしちょう」と言う大きな食堂。➀で紹介した温泉オブジェの真ん前にあり、玄関先はもうもうと水蒸気が噴き出している。ここで食事をすれば、館内の温泉に無料で入れると言う。

雲仙からずっと我慢していたのでのどはカラカラ、生ビールと小浜ちゃんぽんを注文した。長崎県はどの町を通っても「ちゃんぽん自慢の街」と言うのぼりが目につく。それほどちゃんぽんはソウルなのである。しかし、この町にもリンガーハットが進出していて、一番お客さんが多かった。うーん、微妙な感覚であるが、せっかく小浜に来たのだから、小浜ちゃんぽんを食べた。

食事後、少し疲れていたが、せっかくなのでこの食堂の温泉に入った。街の食堂の温泉…、少し馬鹿にしていた。でも湯船は大きく、30人くらいは楽に入れる湯船に、源泉がドッドッドッとあふれんばかりに注入されていた。「す、凄い、恐るべし、小浜温泉!」と、この旅、二度目のひとりつぶやき、日本国中、あちこちの温泉に行っているが、小浜温泉ほどいい意味で期待を裏切られた場所はない。

帰りにフロントのお兄さんに、「真ん前のあの源泉場から温泉を引いているの?」と聞くと、お兄さんはニヤリと笑い、「あそこはあそこ、ここはここ。うちの温泉は自家源泉ですよ」と言った。うそー、ほんまに?、それは失礼しました!と、まるで吉本新喜劇の返しになってしまった(笑)小浜温泉恐るべし……今回、この言葉を何度言っただろうか?この施設だけで、一分間に7,800リットルは噴出しているのである!

小浜温泉に本当に来て良かった。自分の温泉アンテナもまんざらではないなと改めて思い、明日の計画を練った。小浜温泉の反対側、島原市を観光し、長崎市の夜景を見る予定である…➂に続く。