ようやく雨が降った。と言っても少し。
ある先生は晴れの多い年は作物の出来が良いと。今はどこも灌水施設が整っているからということ。
ある人は植える時にたっぷり水を遣り後は遣らないと。作物に気候の変化の耐性をつける為に。
農業大学校時代、毎日のように水遣りをしていた。もちろん出来が良い。病気が出ると薬を撒く。今の慣行農業は密植、多肥栽培。少しでも少ない面積で多くをとろうという考え。当然、化学肥料、農薬がセットの栽培方法である。
作物は手を加えなければ加えないほど丈夫に育つように思う。耕す回数、水の量、肥料の量、除草の回数。全てを最小限にする。ただ収量は少ない。
単位面積あたりの収量が少ないという有機農業の欠点を克服する為に今では耐病性品種(F1種)の導入、微生物農薬、隔離栽培、高成分有機複合肥料などにより慣行栽培に近い栽培をし慣行栽培並みの収量を収穫する有機農家もある。
しかし、こういう栽培は自然との対話をなくし、在来種によるその地域の自然界との調和を妨げ、バランスや付き合い方のやり取りすらない人間中心一方的な栽培は今までの押さえつけ農業となんら変わらない。
化学肥料、農薬での栽培による収量、価格が基準とある限り私達有機農家の永遠のテーマである永続的農業というのは不可能なのである。
水遣り一つから考える。
ある先生は晴れの多い年は作物の出来が良いと。今はどこも灌水施設が整っているからということ。
ある人は植える時にたっぷり水を遣り後は遣らないと。作物に気候の変化の耐性をつける為に。
農業大学校時代、毎日のように水遣りをしていた。もちろん出来が良い。病気が出ると薬を撒く。今の慣行農業は密植、多肥栽培。少しでも少ない面積で多くをとろうという考え。当然、化学肥料、農薬がセットの栽培方法である。
作物は手を加えなければ加えないほど丈夫に育つように思う。耕す回数、水の量、肥料の量、除草の回数。全てを最小限にする。ただ収量は少ない。
単位面積あたりの収量が少ないという有機農業の欠点を克服する為に今では耐病性品種(F1種)の導入、微生物農薬、隔離栽培、高成分有機複合肥料などにより慣行栽培に近い栽培をし慣行栽培並みの収量を収穫する有機農家もある。
しかし、こういう栽培は自然との対話をなくし、在来種によるその地域の自然界との調和を妨げ、バランスや付き合い方のやり取りすらない人間中心一方的な栽培は今までの押さえつけ農業となんら変わらない。
化学肥料、農薬での栽培による収量、価格が基準とある限り私達有機農家の永遠のテーマである永続的農業というのは不可能なのである。
水遣り一つから考える。