まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

お客様各位

2008年06月26日 19時15分52秒 | Weblog
 今日大根を切ると中身が変色している物がありました。もし、そういう物をお買い上げになられたお客様はメール、電話で連絡下さい。また直売の時に直接お声をかけてくださっても結構です。何か変わりのものを差し上げるなど何か対応をさせていただきます。他の野菜についても痛みが酷かったもの虫食いの酷いものなど何でもかまいません、何かあればお声をかけてください。どうぞ宜しくお願いします。
 多品目栽培では単品目と違い収穫適期に全てを出すということが出来ません。まだ小さい時から収穫をはじめ、出来るだけ長い間収穫することで多くの品目を揃えることが出来ます。今回、大根は気温が高い中での栽培のために痛みが発生したものがあったのではと思います。
 お客様と近い関係で販売することでこういったリスクがあったとしても商売として成り立たせられると考えています。野菜作りに限らずあらゆる商品には傷一つ着かないよう“必要以上”の手を加え、農薬、包装などが施されます。顔の見えない関係では商品一つがその会社、産地の顔になるからです。ですが、それが本当にお客様のためなのかは疑問に感じます。
 生産者側がお客様に現場を知っていただき理解していただこうという努力を怠ったために消費者のためでは無い物がスーパーに並んでいるのだと思います。今は“必要以上”な物が多いです。それはイコール“無駄”です。この“無駄”を省けば、消費者に本当に必要なものをお届けできます。そして環境にも良くなります。
 嫁がよく「顔のつねれる関係」と言います。お客様と生産者が繋がることではじめて出来る関係です。生産者が直接販売する形はまだまだ少ないです。皆さん消費者がもっともっと求めてください。必ず増えていきますから。