これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

新型コロナウイルスと政治 (その2)

2020-02-27 12:05:26 | 社会問題
 政府が新型コロナウイルス対策に、全力を挙げて取り組まないので、もう一度、私の考えを書く事にしました。

【私は呆れています!】
 2月15日に『新型コロナウイルスと政治』と言うタイトルで投稿しました。その後の政府の対応は、私の予想を遥かに超える『お粗末極まりないもの』でした。私は、”怒る”よりも”呆れて”います。

 韓国の文大統領は、四月の選挙を控えている事も有るかも知れませんが、安倍総理/加藤厚労相より全力で取り組んでいる様に見えます。新興宗教団体『新天地イエス教会』の信者の感染が確認される直前から、検査体制と隔離施設確保に動いていた様です。それでも、韓国では予想以上に感染者が増加しています。

 日本は、世界に約束したオリンピックを7月に控えています。安倍政権にとって、新型コロナウイルスの感染を抑えることは、文大統領よりも重大な課題のはずです。オリンピックの事を考えると、4月の末までには感染を抑え込む必要が有ります。時間は殆ど残っていません!

 野党は、やっと国会で取り上げ始めましたが、今までの対応の不備/不手際を追求するだけです。私は、今までのミスを議論する時間的な余裕は無いと考えています。野党は、具体的な対策案を提案すべきです。 幼稚だと言われるのを覚悟して、以下に私の対策案を提案します。

【直ぐにやるべきこと :①若手に総理の座を譲るべき!】
 安倍氏は、最後の仕事として今の国会で、『コロナウイルス対策専任大臣』を設ける法律(大臣を一名増やす特例法)を制定すべきだと考えます。 これは、極めて急を要します。

 超エリートコースを歩んでこられた加藤厚労相は、現行法と慣例の枠内で対処されています。多肢に渡る厚労省の仕事の一つとして、コロナウイルス対策をとらえている様に見えます。ダイヤモンド・プリンセス号の対応を見ても、加藤厚労相の手法では感染を短期間に抑え込む事は無理でしょう。

 「桜を見る会」、「検事長の定年延長」、「消費税アップによる景気後退」、「首相補佐官と女性官僚の海外出張」の問題が有るので、今後も国会はこれらの問題で貴重な時間を浪費する事になりそうです。 首相が代わって、謝れば野党の追及は下火になると思います。 今が辞める潮時だと思います。

【直ぐにやるべきこと :②専任大臣】
 安倍氏は、最後の仕事として今の国会で、『コロナウイルス対策専任大臣』を設ける法律(大臣を一名増やす特例法)を制定すべきだと考えます。 これは、極めて急を要します。

 現在は、都道府県知事がコロナウイルス対策を行う事になっていますが、各知事の協力を得て、専任大臣が陣頭指揮すべきです。現行法では、その都道府県内の感染拡大に知事が責任を負う事になっています。人口が少なく、予算も少ない県は医療体制も十分では有りません。そんな県で感染が広がったら、政府が対応せざるを得ないでしょうが、今から検討/準備しておく必要が有ります。

 ダイヤモンド・プリンセス号への厚労省の対応を見ていたら、専任大臣の下には厚労省の役人は最小限しか付けてはいけません。危機意識の強い役人を選任すべきです。防衛医科大学校出身者を私は推薦します。

【直ぐにやるべきこと :③国債の発行】
 十分な対策を行うための国家予算が足りないと思われますが、『コロナウイルス対策国債』を発行したら解決します。一、二兆円は直ぐに調達出来ます。

 財政法第5条で、国会の承認が得られたら日銀が直接国債を引き受けて良い事になっています。丁度良い事に、国会開催中ですから直ぐにでも国会の承認は得られます。その金を全て、専任大臣に与えたら、思い切った事が出来るはずです。 (野党は反対出来無いと私は思います。) 要は、政府に「やる気が有るか?どうか?」だけの問題です。

 対策を進めるために必要な資材を洗い出して、増産が必要な物の製造設備を国が金を出して買って、企業に貸与する方法を取るべきです。買取数量と買取金額を国が保証したら、企業は無理してでも協力してくれると思います。 医薬品、医療機器、マスク、防護服、ベッド、寝具、食器、調理器具、食料品・・・

【直ぐにやるべきこと :④情報の一元化】
 『情報の一元化』が絶対必要です。国民は豊になっており、交通機関が発達して、皆さん遠くにまで出掛けます。感染者の移動経路を都道府県知事が追跡するのは至難の業になっています。

 厚労省はやっと、『新型コロナウイルス 国内感染の状況:(https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/)』を立ち上げました。このブログを公開する前に見ようとしましたが、開けませんでした。厚労省のやる事は信頼できませんね!

【直ぐにやるべきこと :⑤検査体制】
 地域別(市町村別)に、一日に検査出来る人数を正確に把握/公表する必要が有ります。不足する地域には、至急対応策を検討し、実行して欲しいと思います。国が主体で実行しないと、お金の無い県では対応出来ません。 国が最新の検査機器や検査試薬を買って、全国に配布すべきです。

【直ぐにやるべきこと :⑥隔離施設の確保】
 予定通りにオリンピックを開催するためには、感染者と濃厚接触した人を、「自宅に閉じこもってもらって様子をみる」のではなく、隔離施設に入ってもらうべきです。

 ダイヤモンド・プリンセス号では20%ほどの人が感染してしまいました。自宅だと家族が感染するリスクは高いと思われます。家族が自由に出歩いたら感染を拡大する恐れは無いのでしょうか?

【直ぐにやるべきこと :⑦入院施設の確保】
 陽性者が増加してくる事を想定して、ドンドン入院施設を増やす努力が必要です。韓国の様に、一日に百人、二百人と感染者が増加したら、現状では直ぐにパンクしています。

【直ぐにやるべきこと :⑧ポスターとチラシ】
 政府はガイドラインを発表しましたが、具体的な内容にして、ポスターとチラシを作成して周知徹底を図るべきだと思います。 どう言う状態になったら、何処(○○番号)に電話して、どんな交通手段を使って、何処に行け・・・マンガや図入りの資料を作成して配布するのです。 先日のガイドラインには、以下の様な問題が有ると思いますので、再検討すべきと考えます。

 私の予想では、チラシを見たら「新型コロナウイルスの検査が出来る施設」が少なくて、「国民は呆れてしまうのではないか」と思います。 検査に行く人は、人ごみの中を歩く事も出来ず、電車にもタクシーにも乗れません。 「37.5度」になって、4日間も我慢していた人が、自家用車を自分で運転して検査施設に行くのですか? 車を持っていない人や、運転出来ない人はどうするのですか?

 単身世帯が多くなっています。一人住まいの人が、高熱を出して4日間も部屋に閉じこもっておれると思いますか?

 感染した人が、開業医の所に行ったら大変な事になるのは理解出来ます。 然し、日本ではインフルエンザで少し熱が出たら、クリニックに行くのが普通になっている事も配慮しておく必要が有ります。

 御用学者かな?と疑いたくなる医者がテレビで、「新型コロナ肺炎は、インフルエンザと同程度の病気だ、心配無用」の様な話しをしていました。肺炎は入院するのが常識です。インフルエンザは殆どのケースで自分の体力で治りますが、新型コロナ肺炎患者を自宅療養にしたら死亡率が高くなるでしょうから、決して同程度では有りません。

【オリンピック】
 オリンピックとパラリンピックは目前に迫って来ています。(7月22日から、サッカーと野球の試合が予定されています。) 最近、オリンピック委員会は「5月に、どうするか?」決めると公表した様ですが、私は「どういう状態なら予定通りに開催する」と早急に、政府が決定しておくべきだと考えます。

 『開催出来る条件』の達成を目指して、政府と与党議員が全力で取り組む必要が有ると、私は思うのです。 (今は、政局の密談をしている場合では有りません。) このまま、好い加減な対策を進めていたら、オリンピックを取り止めざるを得なくなります。日本の無能ぶりを世界に示す事になってしまいます。

 そうなったら、安倍政権は破綻してしまうでしょうが、自民党と公明党は大きなダメイジを負う事になってしまいます。次の選挙では、政権交代の可能性すら有ると、私は見ています。

① 予定通り開催する。
② 延期する。
③ 無観客で実施する。
④ 取り止める。

【国会は休会すべきではない】
 山本太郎氏は「国会を休会すべきだ」と提案した様ですが、「感染したら重体になる恐れの有る議員は欠席しても良い」と決めれば十分です。休会は以ての外で、国会議員全員で感染抑制に取り組むべきです。

【私の前稿の提案】
 2月15日に提案した下の①~③についても、今国会で議論して欲しいと考えています。防衛医科大学校は”お坊ちゃん”では務まらない厳しい環境で学ぶ様になっています。 学生は全て寮生活で、なんと、朝の6:30起床で、8:30~17:00まで授業が有ります。”ずる休み”なんて以ての外です。

 防衛医科大学校出身の医師は、新型コロナウイルスの治療の様に、厳しい勤務にもきっと耐えてくれると私は信じています。

① 防衛医科大学校を二、三校増やす。
② 自衛隊の地域病院を各都道府県に設ける。
③ 病院船を建造する。




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