皆さん、こんばんは。
プロ研修講師・プロコンサルタント・中小企業診断士の青木公司です。
本日は東京で大手企業で次世代リーダー研修の講師をオンラインでしています。
今日は次回の最終回に向けて、10年後の戦略を考えていく重要な部分です。
さて、本日は「ずばり今年の二次試験難易度予想!超激戦狭き門になる!」ということについてです。
今年の中小企業診断士一次試験はなんと42.5%というありえないほどの超簡単試験になりました。
養成課程の方はペーパーテストではこの42.5%を通過すれば、あとは学校で授業を受ければ、資格が取れてしまいます。
本当に「中小企業診断士」としてのレベルとして、大丈夫なのでしょうか。
青木が合格した平成16年は一次合格率15.7%(※ちなみに二次合格率は20.2%で最終合格率わずか3%)。平成15年も16.2%。数年前も15.9%でした。果たして、合格者のレベルは同じと言えるのでしょうか。
受験生には罪はありません。しっかり、試験を準備するサイドで難易度調整してほしいと思います。
さて、これを踏まえて、青木が予測する今年の二次試験はどうなるのか。
ずばり予想します。
今年の二次試験は超狭き門になる可能性が高いと思います。
二次合格率で12-15%になる可能性が非常に高く、最も甘く考えて、昨年まで並みの18%前後ですが、おそらく12-15%くらいに絞ると思います。
理由は
1. 受験生の質を維持するため。
一次が42.5%と超簡単だったため、二次を12-15%で絞らないと試験組合格者の実力レベルが例年より、大幅に低下します。
仮に二次合格率を12%にしても一次二次合格率は5.1%と例年の3-5%の合格率という観点からは普通レベル。
15%でも6.4%というとんでもなく高い合格率で青木が合格した年の3%と比較するとあまあまの合格基準となり、合格者の質は低下します。
12%くらいで絞りたいというところはかなり合理的と思います。
2. 中小企業診断士の合格者人数のコントロールの観点からも900名―1000名くらいの合格者数でコントロールしたい。
実務補修の受け入れの数や、中小企業診断士という資格者の観点からしても概ね、試験組では900名前後の合格者数にしたい。最大でも1200名前後くらいに留めたいという方向性が検討される可能性があり、その意味から、今年の42.5%の一次合格者数だけでなく、去年も30.2%というその前10年で最も簡単な試験だったため、そのバブル現象で今年の二次試験の受験者数は膨大になります。
よって、二次でかなり絞らないといけないということで本当は10%未満まで絞りたいところですが、さすがにそこまで難しくできないという事であれば、やはり12%くらいにはしたいということになるでしょう。
以上から、今年の青木の予想の二次合格率は12%-15%。
下手をすると平成13年(※一次合格率が50%だった)の時のように10%の二次合格率になる可能性すらあります。
今年の二次試験にチャレンジする皆さん、とにかく本気の本気で二次学習してください。
そして、とにかく時間的金銭的投資を怠らないで本気でアタックしてください。
ちなみに・・・来年の一次試験。
一気に難易度を一次試験、あげる可能性がありますよ。
来年に持ち越さないように。