あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

Standard Prime 8.5mmF1.9(Q7・Close-up No.3)

2018-04-15 20:30:18 | ミラーレス一眼レフ
ペンタックスQ用レンズにクローズアップ・レンズ。何とかマクロ撮影でもと考えましたが、あまり倍率が稼げなくて芳しくありません。Q用レンズはインナー・フォーカスのレンズですから、近接を行っても画角が狭くなることがありません。全群繰り出し式のマクロ・レンズではイメージサークルが広がりますので、暗くはなりますが拡大倍率は稼げます。

それでもそこそこ前群レンズの前に虫眼鏡を置く構造ですから、ある程度拡大されて写ります。近寄ることは出来るのだけれど、思ったほどに拡大されないジレンマが残るために、クローズアップ・レンズよりは接写リングのほうが効果ありといった感じです。しかしQ用の接写リングというと売られていない感じで、やはりクローズアップ・レンズに頼るしかなさそうです。

一時期Q用のマクロレンズという話も聞きましたが、最近ではQ自体も販売されていない様子で、マクロレンズへの期待はあるものの、今後発売されるかというと実現はかなり遠い感じがします。今の所はクローズアップ・レンズに頼るしか無さそうで、色々と使いながらK-5との住み分けを考えたほうが良さそうです。

No.1からNo.3までのクローズアップ・レンズを揃えましたが、素直に最短撮影距離は短くなっていきます。しかしイメージ・サークルは同じですから、あまり拡大されないといった感じです。No.1では0.1倍程度、No.2では0.15倍、No.3では0.2倍ほどになります。それなりに効果はありますので、No.3のクローズアップ・レンズをポケットに入れておけば、何とかなりそうな感じです。

小さな被写体を拡大して、迫力を持たせるためにはマクロレンズが有効で、そこまで拡大するのであればディジタル一眼レフ・カメラのK-5か、フィルムカメラを使ったほうが良さそうです。小さなQ7ではカメラのホールド自体もきっちりとは行えませんので、しっかりとホールドするためにはK-5位の大きさが必要になります。

あくまでも旅行先で、ちょっと拡大撮影といった感じで有効であろうと思います。無理をしないでマクロ撮影といった感じでは、ポケットにNo.3のレンズを忍ばせておけば、何とか撮影は出来そうです。1,400万画素機で拡大トリミングは少し辛そうですが、それでもA4サイズまでの引き伸ばしを考えるのであれば、拡大トリミングも充分に効果があります。

今回は春の花のさんしゅゆが咲き始めましたので、小さい花と背景をそれなりに取り込んで、少し大きく見せるマクロ撮影となります。Q7で充分に対応できそうですから、雨が止んだ少しの時間にカメラを持ち出します。背面のTFT画像を見ながらピント合わせも結構辛くて、なかなかピントが合いませんが、時間をかけてじっくりと撮影を行っていきます。

3月下旬もかなり寒い毎日と、暖かすぎる日が交互にやってきて、体調も万全ではありませんが、それよりも急に暖かくなったことで花粉の飛散量が多くなった毎日です。普段はあまり気にならないスギ花粉ですが、あまりにも量が多いと外に出たとたんにくしゃみ連発で、晴れた日は外に出るのが億劫になっています。このようなときは雨上がりを狙うのですが、反面ぐっと寒くなっている時ですから、光量不足も気になりますし、気を揉んで撮影することになります。

時間をかけながらも数カット撮影してきて、ディジタル現像を行います。このようなときにはディジタルカメラが重宝しますし、そこそこ満足できる画を手に入れることが出来ます。休みのチャンスを無駄にしないためにも、ディジタルとアナログの二刀流で、状況に応じて撮影できることに感謝です。

それでは先月下旬に撮影した写真から掲載します。


PENTAX Q7 Standard Prime 8.5mmF1.9(Close-up No.3)
撮影データ:1/60sec F5.6 ISO200
いつもは撮影チャンスを逃してしまって、色あせてしまううぐいすがくらの花ですが、今年は咲き始めに出会えました。小さい花ですが、チャンスですので記録に残します。
コメント
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