MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

頭の体操 (136) 漢字クイズ 問題/解答

2013-08-01 00:00:00 | 頭の体操 漢字クイズ

08/01    頭の体操 (136) 漢字クイズ




        『これまでのカタカナ語句には、

        カタカナ部分のみ各回ごとに載っており、

         それぞれの記事に飛ぶことも出来ます。

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      『頭の体操 漢字クイズ』 カテゴリーでは、

     『問題・解答』の全文が直接ご覧になれます。 こちらは

      「新しい記事 (トップ) 古い記事 (奥)」 の順です。





 04/17 ~ 05/30 に登場した外国語の人名、地名、用語が、
カタカナ表記で (1) ~ (20) に、登場した順に並んでいます。

 また、(A) ~ (T) に並んでいるのは、それぞれを漢字で
表記
しようとしたものですが、どう読めばいいでしょうか?



(1) スエット      (2) 商品コンセプト      (3) スラックス

(4) トラウザーズ       (5) ジーンズ       (6) チノパン

(7) カーゴパンツ    (8) ペチコート    (9) 生理学者リンガー

(10) ポッパー    (11) カロ ミオ ベン    (12) ジョルダーニ

(13) 希ヨードチンキ   (14) ニッカ ウスキー   (15) スレッド

(16) フィビュラ      (17) ロデオ      (18) デッドヒート

      (19) エンデュランス競技    (20) フライング

(A) 陶土   (B) 旧愛脱   (C) 牢出王   (D) 擦餌吐

(E) 呆父吾  (F) 寺院好  (G) 掏悪衆  (H) 捕兎挫図

(I) 痴脳波脱      (J) 禍御飯尽      (K) 屁酊請賭

(L) 軽身落弁     (M) 除夜惰兄     (N) 不意冬裸

(O) 出度肥厭   (P) 肉買慰好胃   (Q) 喜余踊珍奇

    (R) 笑貧困世歩止   (S) 終湯洗抜好酔戯

         (T) 背狸我狗車輪愚嗚呼




[解 き 方]


  ・ 漢字を読み、主にその音を用いて、原語での発音を表わそうと試みた
   ものです。

  ・ 音読み訓読みが混ざっています。 必要な場合は、濁点()、
   半濁点()、送り仮名を補ってください。

  ・  従来のカタカナ表記による読み方とは、必ずしも一致しない場合が
   あります。

  ・  音ではなく、単語の意味を外国語に置き換え、その発音を用いる
   こともあります。 「星 → スター」、「太陽 → サン」のようにです。
    今回は箇所あります。

  ・ 口語的俗語的にくだけた読み方をすることもあります。
   (例) 「汚 → きたねぇ」、「社長 → ボス」。
    今回はありません。

  ・ 漢文もどきに、順番を入れ替えて読む場合もあります。
   (例) 「不読 → よまず、よまん、よまない」。
    今回はありません。

  ・ 人名漢字の中には、“”、”” ともに含まれている場合もあります。 
   姓に加えて "first name" をご自分で補ってください。
   (例) 「ヨーゼフ・シュトラウス」。
    今回はありません。

  ・ 音や意味とは無関係で、漢字から連想しないと解けないものも!
    今回はありません。

  ・  厳密に見るといい加減なものもありますが、そこは冗談の世界。
   お見逃しくださいませ。



   解答
    ↓





以下、04/17 頭の体操 (133) 漢字クイズ 問題/解答より




(1) スエット  (A) 陶土



 さてと、五時だね。 じゃ、お疲れさ~ん!

 「お先にどうぞ。」

 あれ、今日も残業なの? キミの課って、
そんなに忙しいのかなぁ、ウチと違って…。

 「上司が全然仕事しないんで、しわ寄せ
が全部こちらに来るんです。」

 気の毒にね…。 いつも汗して最後まで
働くから、“末勤” だな、キミは。

 「いえ、“末人” です。」



 職種によっては【日勤、夜勤】。

 三交代制になると【早番、遅番、深夜勤】、
【昼勤、前夜勤、夜勤】などがあります。



 「夜勤明けの通常勤務は当然! 半数を大きく越える。」

 最近見かけた新聞記事です。



 “そんなの珍しくないよ!”…なんて言わないでくださいね?
これ、病院の医師の勤務実態なんです。

 「あ! ちょっと手元が狂っちゃって、隣りの、切っちゃった、
ごめん! つい眠気のセイで…。」…なんて、ごめんだよね。



 二月の入院騒ぎに続いて、つい先日も、ある “処置” をして
もらった私。 信頼する主治医ですし、無事に終わりましたが。




(2) 商品コンセプト  (R) 笑貧困世歩止

 “コンセプト” は、“概念” と訳されることが多い。

 “アイディア” の持つ様々な意味のうち、“理念・
思想” と、よく似ています。



 “コンセプト” の場合は、「“全体を貫く基本的な概念” の
意味で用いられることが、我が国では多い。」 三省堂
ワードワイズ・ウェブ
にあります。

 “身ごもる” という概念が根本にある、そう習ったのを思い
出します。 ただ “思い浮かべる” アイディア (発想・着想)
より、体の奥深くに根差しているのでしょうか。



 貧困なアイディアで笑われるのは、このコーナーかもね。




(3) スラックス  (G) 掏悪衆

 “ズボン” の呼び方も色々。 それでは困るのが、“衣” には
無頓着な私です。 語彙も貧困だしね。

 そこで、上の[wikipedia]から、そのまま抜き出してみると…。



 「特定の上着と対で用いるズボンのことを表す言葉である。」

 要するに、上か下か…ということね。



 「ただしあくまで定義の一つであり、“ズボン”、“パンツ”、
“スラックス”の言葉の違いはあいまいである。」

 ほーら、わかんなくなってきた…。



 「女性用のズボンを指して “スラックス” と呼び、区別
することもある。 とくに、“スカート” と対になる語として
用いられている。」

 今度は “上下” じゃなく、形態の差。 これでいつも
話がこんごらかるのです、家族と話していると…。




(4) トラウザーズ  (H) 捕兎挫図

 「英語の “Trousers” が単数形ではなく複数形なのは、
15世紀に男性たちが着用していた別々のホース(hose:
中世貴族が着ていたタイツ)がその起源だからである。」

 元々は左右に分れていた2つが、やがて合体します。
これ、高校の英語の時間で習った。



 「20世紀後半になるまでズボンは女性のファッション
アイテムにならなかったが、100年前には屋外作業用
として男性のズボンを、サイズを直して着用し始めた。」

 …となると、もんぺは大変な財産です。 歴史的にも。




(5) ジーンズ  (F) 寺院好

 「直接の語源はフランスの …… この生地はイタリア
のジェノヴァから各国に輸出されたことから “ジェノヴァ”
と呼ばれることもあった。 ジェノヴァは中世ラテン語で
Genua、当時のフランス語では Gêne であり、英語の
jean の語源となっている。」

 純粋な英語だとばかり思っていました…。




(6) チノパン  (I) 痴脳波脱

    ↑

 この解説 (起源・語源) を一度だけ、よくお読みください。

 お読みになりましたか? それでは以下に同じ文を記す
ので、国名を 【】内から選び、空欄を埋めてください。



       【アメリカ】、【イギリス】、【インド】、
       【スペイン】、【中国】、【フィリピン】。

 「【 】に駐屯していた 【 】陸軍の、カーキ生地の軍装
が起源で、その後 【 】陸軍にも採用された。 【】【】戦争
の戦地であった【 】から帰国した兵士により、1900年代
に 【 】国内に広まった。 【 】語で 【 】人という意味の
“Chino” から来ている。」



 これを覚えたら、世界史 “豆知識” になりますね。




(7) カーゴパンツ  (J) 禍御飯尽

 これは解りやすいよね。 カ―ゴから来ています。 空港
では “aircargo” の文字を、よく目にする。

 でも画像なら一目瞭然。 鳥籠の “カゴ” そっくりだもん。




(8) ペチコート  (K) 屁酊請賭

 昔、隣家に “ペチ” という飼い犬がいました。 “ポチ”
じゃないですよ。 小学生時代の話ですが。



 「“コートを着たペチ” のことかな?」

 初めてこの言葉に接した私の、素朴な想像です。
ちなみに、雌のワンちゃんでした。



 関係無いですね…。




(9) 生理学者リンガー  (T) 背狸我狗車輪愚嗚呼

 長崎には “リンガー邸” なる重要文化財があり、観光地と
しても人気を集めています。 ここに住んでいたフレデリック・
アーサー・リンガー (1838-1906) は、我が国への文化的、
技術的な貢献度が高いようです。

 でも貢献が世界的なのは、兄のシドニー (1835-1910)
のほうかもしれない。 あのリンゲル液の発明者で、私も
お世話に…! ありがとうございました。




以下、04/25 歌はチェロにより




(10) ポッパー  (E) 呆父吾

 「自分は健康だ」…と、これまで思ってきました。 血圧が
高いぐらいで。 簡易検査・検診は、どれを受けてもパス。

 しかし年を重ねれば、体内に異変が起きてもおかしくない。
そう感じるようなことが、最近続きました。 幸いにも危機的
な事態には至りませんでしたが。

 子供たちを心配させないようにしないとね…。 これ以上。




(11) カロ ミオ ベン  (L) 軽身落弁

 「父ちゃん…、まだこんなブログ書いてんの? そういうの
はね、“弁が立つ” って言わないんだ! 内容だけじゃなく、
“存在も軽い” と思われちゃうよ?」

 いいの! …うるさいねー、解ってるさ…。




(12) ジョルダーニ  (M) 除夜惰兄

 “Caro mio ben” の作曲者、トンマーゾ・ジョルダーニ。 私
の頃は、高校の音楽の教科書に載っていました、この歌。



 「この意味ありげな漢字表記も、一緒に載っていたのか?」

 まさか…。 ほんの冗談、無意味です。



 でも一字違いで、ジョルダーという作曲家もいます。 1960
年に発見された “小惑星 5148” も、こう命名されています。

 これはジョーダンじゃない! 本当だよ。




以下、05/16 頭の体操 (134) 漢字クイズ 問題/解答より




(13) 希ヨードチンキ  (Q) 喜余踊珍奇

 通称 “ヨーチン”。 消毒薬で、塗られると激痛を伴って
嬉しいことから、このような漢字表記が出来ました。

 …嘘です。 そんなわけ、ないもんね…。




(14) ニッカ ウスキー  (P) 肉買慰好胃

 “サントリー” の社名は、社長の鳥井さんから来た。
それはきっとご存じでしょう。 では “ニッカ” は?

 私は知りませんでした。 今の今まで。 でも上の
リンクを見て、初めて解った。

 “大汁株式会社” から来たんだって。

 これで、小学生以来の疑問が解けた!



 「そんな昔から飲んでたのか!?」…ですって?

 もちろんですよ! いえいえ、とんでもない…。



 その昔、ヒッチコック劇場なる番組が、日本
でも放映されていた。 30分の白黒です。

 ドラマの前後に巨匠が登場して、語りを入れる。
ほら、『世にも奇妙な…』のタモリのように。



 その吹き替えを担当していたのが、熊倉一雄さんでした。

 こういうことに限って、記憶力の確かな私…。 感心して
いいのか、それとも呆れるべきなのか…。




(15) スレッド  (D) 擦餌吐

 ドレミの歌の一節、"Sew, a needle pulling thread."。

 “針と糸” の、糸のほう。 でも今や、インターネットの世界
で知れ渡ってしまった語句ですね。



 「“ドレミの歌” に出て来るでしょ、ニードルは針だよ…。」
こんな説明、小学生のお子さんたちにしてみようかしら。

 「そのとおり! よく知ってるじゃん! でもオジサン、
携帯メール、打てないんでしょ?」



 (悪かったね! 関係ねぇだろ…。)




(16) フィビュラ  (N) 不意冬裸

 ブローチのような金具。 衣服の合わせを留めるために
用いられました。

 不意に外れることも、きっとあったでしょう。 冬は寒いよ?

 そんなときは、“風呂内” のほうがいい。 温まるから。




(17) ロデオ  (C) 牢出王

 脱獄王 なら、実例には事欠かない。

 数年前、網走の刑務所跡を訪れたときのこと。
天井高く、桟を渡って飛び歩く “牢人形” が!

 違った、蝋人形が一体、陳列してあった。
「…こんなふうに脱獄しました。」



 私が廊下を歩くと、両側に独房が並んでいる。 書状
を認める囚人、食事中の囚人…と色々。 集団入浴中
の人形までありました。 もちろん看守たちに囲まれて。

 そう言えば、中から鉄格子を握って泣いている写真も
あったな…。 これは、例の “顔ハメ写真” のようなもの。
“囚人” は自分でした。



 ところで上のリンクの中には、「銀行強盗犯の男に対し、
脱獄の罪で禁固17年の実刑」
…なんてのも見られる。

 殺人や金庫破りに加えて、牢破りだって。 これ、刑期
に加算されるのかな…?

 金庫破りのほうは、キンコ何年だったんだろう?




以下、05/29 各馬一斉にスタート…しないねより




(18) デッドヒート  (O) 出度肥厭

 「刑務所に入りたいから罪を犯しました。」

 …そんな身勝手な動機のために、人を傷つけなく
たっていいのにね…。 最近よく見かける報道です。



 ムショを出ると肥えていた? 塀の中の待遇
って、そんなにいいのかしら?

 いくら世の中が不景気といってもね。 とかく
この世は住みにくい。




(19) エンデュランス競技  (S) 終湯洗抜好酔戯

 自動車、自転車だけでなく、お馬さんにも耐久走
があるんですね。 “獣医師が健康診断”、“獣医師
の判断”…とあります。 

 お馬さんの健康第一! くれぐれも “体窮騒” に
ならぬよう、心から願います。




以下、05/30 沈黙を呼ぶ第Ⅳレースより




(20) フライング  (B) 旧愛脱

 英語では、必ず “flying start” と付け加えるんだそうです。

 “fly” には、急発射、急発進の意味もあるから、こう言うの
でしょうか。



 「合図から0.1秒以内に反応するとフライングと判定すると
していたが、後の研究で0.1秒以内に反応できる選手がいる
のではないかという可能性が提示され、議論を呼んでいる。」

 いわゆる “ヤマかけスタート” を防ぐためですが、さて…。
もっと的確な判定法は?

 聴覚の刺激を受けたら、すぐボタンを押すような実験を、
各選手ごとに何度か行う。 「走者Aは 0.12秒、走者Bは
0.09秒」…のように。 予め、レースに先立ってね。



 同時に、脳波や眼球の運動も測定しておいたら?
音への反応が顕われるかどうか、見極めるために。

 「音程の悪い音を自分で出すと、奏者Aはすぐ反応し、
奏者Bはまったく反応しない。」



 …あ、どこかで混線してしまったようだね、まずい…。




 お疲れさまでした。




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