09/04 頭の体操 (137) 漢字クイズ
『これまでのカタカナ語句』には、
カタカナ部分のみが 各回ごとに載っており、
それぞれの記事に飛ぶことも出来ます。
「古い記事 (トップ) → 新しい記事 (奥)」 の順に並んでいます。
『頭の体操 漢字クイズ』 カテゴリーでは、
『問題・解答』の全文が直接ご覧になれます。 こちらは
「新しい記事 (トップ) → 古い記事 (奥)」 の順です。
06/01 ~ 07/02 に登場した外国語の人名、地名、用語が、
カタカナ表記で (1) ~ (20) に、登場した順に並んでいます。
また、(A) ~ (T) に並んでいるのは、それぞれを漢字で
表記しようとしたものですが、どう読めばいいでしょうか?
(1) ラストスパート (2) ポレドニチェ (3) エルベン
(4) ポレドニェー (5) オ―バ―ヒ―ト (6) フラッシュ-バルブ
(7) カルガリー (8) サスカチュワン川 (9) ディファイアンス
(10) カール・キスナー (11) タイ・カッブ (12) サイ・ヤング
(13) ホーナス・ワグナー (14) ヘリテージ・オークションズ
(15) ロイター (16) ジャッキ-アップ (17) 修理キット
(18) ダブル-ブレード-パドル (19) クローズド-デッキ (20) カヌー
(A) 選弁 (B) 諦株 (C) 老労 (D) 仮縫 (E) 羞力説
(F) 若割賦 (G) 醒嫌脱 (H) 刈生姜 (I) 掘止煮餌
(J) 負馬悲慰頭 (K) 弟不和嫌盗 (L) 裸衆賭八人
(M) 苦労頭問出来 (N) 惚問兄良知恵
(O) 古悪酒場流舞 (P) 蚊歩嬉不可吸
(Q) 豊茄子我具無 (R) 打震無礼怒破弗
(S) 刺蚊血愉犬声乾 (T) 減手字多苦書抜頭
[解 き 方]
・ 漢字を読み、主にその音を用いて、原語での発音を表わそうと試みた
ものです。
・ 音読み、訓読みが混ざっています。 必要な場合は、濁点(゛)、
半濁点(゜)、送り仮名を補ってください。
・ 従来のカタカナ表記による読み方とは、必ずしも一致しない場合が
あります。
・ 音ではなく、単語の意味を外国語に置き換え、その発音を用いる
こともあります。 「星 → スター」、「太陽 → サン」のようにです。
今回はありません。
・ 口語的、俗語的にくだけた読み方をすることもあります。
(例) 「汚 → きたねぇ」、「社長 → ボス」。
今回は1箇所あります。
・ 漢文もどきに、順番を入れ替えて読む場合もあります。
(例) 「不読 → よまず、よまん、よまない」。
今回は1箇所あります。
・ 人名漢字の中には、“姓”、”名” ともに含まれている場合もあります。
姓に加えて "first name" をご自分で補ってください。
(例) 「ヨーゼフ・シュトラウス」。
今回はありません。
・ 音や意味とは無関係で、漢字から連想しないと解けないものも!
今回は1箇所あります。
・ 厳密に見るといい加減なものもありますが、そこは冗談の世界。
お見逃しくださいませ。
解答
↓
以下、06/01 『第五コーナー?』より
(1) ラストスパート (L) 裸衆賭八人
“スパート” 【spurt】 は、「競走・競泳などで、全速力を
出すこと」…とあります。 [コトバンク]
“spur” は “拍車”。 お馬さんの横腹に、騎手が蹴り
を入れる、アレです。
ここは賭場。 裸馬ならぬ裸衆が八人、目を血走らせ
ている。 丁か半か!
それともラッキーセヴン? こちらは、7の嵐です。
さて先日、2台の車が並んで停まっているのを見かけ
ました。 ナンバーは2台とも “8888”!
私の自宅から駅へ向かう、ほんの100㍍ほどのところ。
アパートの駐車場です。 片方は東京ナンバー、一方は
他県ナンバーでした。 しかも車輛は、その2台だけ。
もっと驚いているのは、ご当人たちのほうでしょうね。
八つの8…。
以下、06/10 『このクソ餓鬼め!』より
(2) ポレドニチェ (N) 惚問兄良知恵
おい、ちょっと相談に乗ってくれないかな…!?
「どうしたの? 兄さん。」
実は、ある女の子が好きになっちゃってさ。
「恋煩い?」
まあね。 ほら、ウチの前を通って、駅の方へ行く
子がいるだろ? 8時頃に、毎朝。
「…。 ああ、あの髪の長い子? いつもポカーン
と見てるよね、兄さんったら…。」
そうなんだ…。
「それは、ちょっと、無理だな。」
そんなこと、言わないでさ。 何か、いい知恵、無い?
「あるワケ、ねぇだろ…。 (だって声、掛けたいのにさ、
オレだって出来ないだもん…。)」
(3) エルベン (A) 選弁
そこを何とか頼むよ。 出来るだろ? お前なら。
「そうは行かないさ…。」
だって、あれだけ語彙が豊富なんだもん。 言いたい事
は、何でも表現できるはずだ。 いつも感心してるんだよ。
「(だからマズイんだよな。) ありがとう…。」
(4) ポレドニェー (I) 掘止煮餌
ウチのまるチャンを庭で飼っていたとき。 やはり穴掘り
が好きでしたよ。 ご多分に漏れず。
そこで、[イヌ 穴掘り]で検索してみました。 その
中の一つ、[わんこの先生]には、こうあります。
犬が穴を掘る5つの理由
(1) 巣穴で暮らしていた習性があるため
(2) 暑さをしのぐため
(3) 食料を穴に埋めていた習性が残っているため
(4) 暇つぶしやストレス解消のため
(5) 飼い主さんから注目を得るため
漫画、アニメなどでお馴染みですね? 穴の中に
大切なホネを隠す、あの一コマ…。
もちろん、上の (3) です。 飼い主に盗まれるとで
も、思っているんでしょうかね?
まるチャンの場合は、スチール製の犬小屋。 4本の脚
で支えられていました。 やはりスチール製の。
底面から土までの間隔は、30㎝足らず。 そして、その
狭い間に入り込むのです!
上で言えば、(1) 習性、(2) 避暑、(5) 注目…のどれ?
ただ、切実な問題が一つ。 クビの鎖が、スチールの
脚に絡まってしまうのです。 身動きが出来なくなって、
「ク~ン、キュ~ン…!」
見かねた私は、スチールの脚を1本、切断しました。
そうすれば絡まらない。 ただしそのままだと、犬小屋
が傾いてしまうので、上からワイヤーで吊りました。
人間の住居の、2階の手摺りに結び付けて!
するとさっそく、家族からは非難の声が…。 「窓の
手摺りを壊すつもりなの!? 父さん。」
本来なら、クビの鎖を外せば済む問題ですね。 小屋の周り
には “鉄格子” があり、逃亡の恐れは無いはずですから。
ところが、まるチャン、それを上手に跳び越え、何度も脱走
したんです。 お蔭で、ご近所からは苦情が。 「お宅の犬が、
ウチの敷地で**したのを何度も見たよ。 困るじゃないか!
何とかしてくれよ。」
だから、鎖を外すわけにはいかなかった…。
可哀そうなのは、まるチャン…。 そこで穴を掘ってあげた
んです、私が。 ほんの罪滅ぼしのつもりで。
小屋の下が、たった30㎝じゃ、幾ら何でも狭すぎますよね。
そこで、小屋の下をさらに掘り下げてあげました。 正方形
の敷石まで、幾つか埋め込んで。 これで、かなり満足して
くれました…。
なにしろ穴の中に潜っているので、視線の高さは地面と
同じ。 その低い体勢で、自分は好きなだけ観察できる。
外の通りを横切る人間やワンちゃんをね。 そして、気が
向けば、「ワオ~ン!」
犬小屋の上で寝るのは、SNOOPY です。 でも、下
で寝たのが、まるチャンです。
変なイヌ。 そして、穴を掘ってあげた飼い主は、私
ぐらいかもしれませんね…。 変な飼い主。
1992年4月9日、1歳の "まるチャン"。
以下、06/16 『不協和音の余波』より
(5) オ―バ―ヒ―ト (J) 負馬悲慰頭
今にして思えば、炎天下では、さぞ暑かったことだろう。
木蔭にはなっていたけど、一応。
その代わり、小屋の出入り口には、特殊な工作を施し
たんです。 こちらは “冬期限定の寒気対策” ですが。
備え付けの “ドア” を取っ払い、透明なプラスチック樹脂
板を嵌め込みました。 もちろん出入りが出来るように、
真ん中に円い穴を開けて。
切り取った、その円い部分は、嵌め込んで上から吊るし、
“円いドア” の役目を与えました。 周囲を削り、サイズを
一周り小さくして。
最初は “キョトン” としていた、まるチャン。 やがて、円い
ドアを頭で開閉し、上手に出入りするようになった。 屋内
からも、その音が聞えました。 ゴットン!
こういう “工作” には、つい加熱してしまう私なんです…。
以下、07/02 頭の体操 (135) 漢字クイズ 問題/解答より
(6) フラッシュ-バルブ (O) 古悪酒場流舞
…とカタカナで書くと、意味は曖昧…。 写真のフラッシュ球
を思い浮かべるかたが多いでしょう。 でも中には、トイレを
連想されるかたも…。
酔っ払わなくても混同しがちな語句です。
(7) カルガリー (H) 刈生姜
がり。 お寿司には欠かせない生姜です。 あの、薄い
ピンクや黄色の、甘酸っぱい。 さっき入った牛丼店にも
あった。
名前の由来を見て驚いた。 まさか音から来ているとは、
今回まで知りませんでした。
雑学専門の、このコーナー。 いかがですか? 貴方に
も役立ったでしょ? 少しは。
「もうコリゴリー!」…なんて、言わないでね。 頼むから。
(8) サスカチュワン川 (S) 刺蚊血愉犬声乾
夏の蚊と戯れる犬。 …なんて、トンデもない冗談ですね。
登場したのは人命救助犬。 結氷した、冬の北サスカチュ
ワン川でした。
(9) ディファイアンス (K) 弟不和嫌盗
“Defiance”。 公然と挑戦的な態度を取ること。 でも検索
すると、同名の映画がトップに出て来るんですね。 なるほど。
これ、今回は地名として登場したんです。 アメリカ合衆国
の。 由来を見ると、やはり戦闘が関係している…。
Columbus、Franklin など、人名から来た名称は実に多い。
でも、この地名ばかりはね。 他にもあるんでしょうか?
(10) カール・キスナー (P) 蚊歩嬉不可吸
同じ戦闘でも、相手が蚊だと、手抜きは出来ません。 今は
まだ夏です。
特に困るのは、風呂場に居座ったヤツ。 天井へ向かって
逃げると、手が出せません。 片や、こちらの姿は無防備の
極み。 まさに肉弾戦です。
さて、そろそろ戦闘開始の時間だよ。 ところで、セントウ
にも居るのかな…?
(11) タイ・カッブ (B) 諦株
米MLBの大打者で、歴史的名選手。 つい先日も、イチロー
選手の “4,000本安打” を巡って、名前が頻繁に登場しました。
あちらのマスコミの中には、イチローの偉業の価値を認めない
論調も。 よく読むと、「日本のパ-リーグは、マイナー-リーグ
同然だ。」…という意味になる。
これじゃ、“耐過侮” だね…。
(12) サイ・ヤング (G) 醒嫌脱
こちらは名投手。 その名に因んだサイ・ヤング賞
は、“その年にもっとも活躍した投手” が、記者投票
によって選出されます。
この2013年夏の時点では、日本人投手の活躍が
目立ちます。 誰がノミネートされるんでしょうか。
“もっとも若い” 投手じゃないよ…。
(13) ホーナス・ワグナー (Q) 豊茄子我具無
以下は[wikipedia]からの引用です。
「"The Flying Dutchman" の愛称を持ち、史上最高の遊撃手
との声も高い。」
へぇ…。 なぜそう言われるの?
「この愛称は、ワグナーがペンシルベニア・ダッチ(ペンシル
ベニア州のドイツ系移民)の家系出身であることと、同姓の
作曲家リヒャルト・ワグナーのオペラ『さまよえるオランダ人』
の英語訳題名に由来している。
“空飛ぶオランダ人” かと思ってた。
「(ワグナーは)一つの店で飲んだら、次はまた別の店
と、渡り鳥のように酒を飲んでいたが、見ていて何とも
悲しかった。」
ほーら、飛び歩いてるよ。 梯子酒だ! これが由来
なんじゃないの?
(14) ヘリテージ・オークションズ (T) 減手字多苦書抜頭
歴史的名選手がこの場に名を連ねたのは、「ベースボール
カードの逸品が大量に発見された」…なる記事のため。 昨年
米国で、さる屋根裏部屋から。 “ヘリテージ” は、競売の会社
名です。
先ほどのワグナーのカードは特に稀少で、「2007年にはオー
クションで235万ドル(約2億8500万円)で売買されている。」
(15) ロイター (C) 老労
この問題、既出でした。 しかも同じ漢字を当てている。
頭の体操 (79) 漢字クイズ 問題/解答 (3) ロイター通信
もともと忘れっぽいのか、痴呆が進んだのか。
それとも、オイタ―だけか…。
(16) ジャッキ-アップ (F) 若割賦
身近なところでは、パンク車輛のタイヤ交換の際に必要
です。 確かに「女性の力でも可能」…ですが、車輛を安定
させないと危険です。 車止めを、しっかりタイヤに当てて。
“Jack” と綴るが、“キ” ? 疑問がジャッ干残ります。
(17) 修理キット (E) 羞力説
キットは、「一式、一揃いの意」…とあります。
救急、災害、旅行、プラモデル…。
“おやつ用” のも色々あるよ。
(18) ダブル-ブレード-パドル (R) 打震無礼怒破弗
左右のブレード (水かき) の角度に差があるもの、無い
もの。 色々あるようです。
「持ち方が違うの?」…って訊かれてもね…。 実は私、
門外漢なんです。 Violin の弓だって、どうやって持ってる
のか、まったく意識がありません…。
ブレードが片方だけの、“シングル” も当然あります。
「どっちが簡単なの?」 …だから、知らないんだ。
パドルは櫂 (かい)ってことなら解るけど。
「おや、そうカイ。 理カイに苦しむよ。」 ……。
(19) クローズド-デッキ (M) 苦労頭問出来
さて、私の頭ではますます理解が難しくなる。 検索する
と、出て来るのは “自動車のエンジン” ばかり。
行き着くところは、[カヌーとカヤック]の差。 それでも、
何がオープンで、何がクローズドだか、ちっとも理解でき
ません。
(20) カヌー (D) 仮縫
「なお、現代の英語において “カヌー” と呼ばれうる船舶
は、地域により、カヌー、カノア、カノ、ワカ、ワア、ヴァカ…
など、様々な名で呼ばれている。
“馬鹿” ね…。 はいはい。
頭の綻びの修繕キット、無いかな?
お疲れさまでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます