「残業代出たら年収一千万」「悪いのはすべて自分と洗脳された」「辞められない身体を壊すその日まで」。
ブラック企業で働く若者たちが詠んだ川柳です。有名企業をはじめ、いまや日本社会に巣くうブラック企業。
言葉として使われ始めたのは5年ほど前から。20~30代の労働者がインターネットの掲示板に「うちの
会社はブラックだ」などと書き込んだのがきっかけでした。
企業のブラック化には五つの特徴があるといいます。
(1)酷使する
(2)簡単にクビを切る
(3)賃金を搾取する
(4)ハラスメント(嫌がらせ)の多発
(5)極端な精神主義(『ブラック企業完全対策マニュアル』)。
違法な労働条件で働かせ、命さえ脅かします。こうした企業の横行は日本社会を暗闇に変えてしまいます。
人を使いつぶし、ゆがんだ価値観をうえつける。利益だけを追い、消費者の安全・安心もそっちのけ。
若者は将来を描けず、生活の基盤もつくれない。まさに、国滅びてブラック企業あり、です。
こんな企業をなくすのが政治の役割と思いきや、そこは財界頼みの自民党です。
今度の参院選比例代表の候補に居酒屋チェーン「ワタミ」の渡辺美樹会長を公認しました。
過労死まで出し、ブラック企業大賞にも選ばれたところなのに。
国会では共産党の山下よしき議員がブラック企業の実態を告発し、政府に対策をもとめました。
ここでも“自共対決”は鮮明です。親子がふれあった父の日。
働きがいや生きがいを失った、ブラックな世の中にするわけにはいきません。
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