併設の商業施設をあわせた入場者数は5千万人をこえ、当初の予想を大幅に上回るにぎわいをみせています。
地上450メートルの展望台まで上がった知人は、大都会を上から見下ろす不思議な感覚を味わったといいます。
周りの住民からは「スカイツリーができてから空を見上げることが多くなった。天が近くなった感じ」という声も聞きました。
経済効果は数千億円との試算もあります。
ところが、地元墨田区の商店街は逆に売り上げが落ち込んでいます。
整備に区税が使われながら、店は客をとられ、そのうえ法人税は1円も区に入ってこない。
もうけているのは親会社の東武鉄道など一部だけです。
(しんぶん赤旗「潮流」より)