新年明けましておめでとうございます!
新年早々だがこの間掃除してたら変な部品が色々見つかったから紹介しとくが、
変な物を買いまくって結局は全く使ってない、
我が南信州のりもの倶楽部らしい微笑ましいラインナップだ。
先ずはロンシン125用のロングカウンターシャフト。
これにギアを足すとJAZZやマグナと同じ20ミリのオフセットになると言う一品で、
元々は中華バンバンのエンジンに使われていた物なんだが、
マグナのジェネレーターカバーを使えばちゃんと3点支持になる。
ちなみに下のシャフトはマグナの物でスプライン位置が違うからギアの組み換えは不可能だが、
多分だけどロンシンとGPXのギアの組み換えでロングカウンターなクロスミッションが作れるんでないかな。
お次はカブ系のクランクケース用の5速ミッションで、
元は中華エンジンに入ってた5速だからロンシンやGPXに無加工で装着出来るみたい。
ただギア比は変わっていて1速が12丁と34丁の2.833とCD90やカブ100EXと同じで、
5速は24と23の0.958でこれはカブ100EXと同じ。
つまりカブ100EXの4速を5速にしてみました〜♪みたいなノリの部品なんだが、
クロス比だけを出しても比べる物が無いため実際組んで乗ってみるしかないかなぁ。
ちなみにこの部品はもう買えないから入手は諦めよう。
続きましては燃焼室が狭いロンシン125用の超ハイコンプピストン。
私としてはピストンが盛り上がってるよりフラットピストンくらいでも圧縮比は良いと思ってるんだが、
もっと上を求めたんだろうが圧縮比が上がりすぎてちゃんと組んでもガスケットが抜けるなどトラブルが多発し、
現在では入手不可能となっている幻の珍品。
ちなみにボアは52.5ミリでピストンピン径は13ミリ用だからロンシン125でしか使えないんだが、
ウチではちゃんとロンシン125用に適したハイコンプピストンを販売しているので欲しい方はメール下さいな。
最後は横型エンジン用のローラーロッカーアーム。
基本としては武川さんのデコンプに合わせた幅の物なんだが、
デコンプが無いヘッド用にも合わせられててブリッジが無くても良いようにちゃんとスペーサーまで入っていたりする。
ただベアリングの耐久性は低く毎日乗っていた方は直ぐクリアランスが増えるみたいで結局ソリッドに戻しちゃったし、
これもアッと言う間に販売から消えてしまった珍品。
組み込みにもヘッドカバーの加工も必要だし、
そもそもソリッドの方が間違いなく耐久性は上だからね。
アニマ190用のハイカムはローラーロッカーからわざわざソリッドロッカーに戻してるくらいだから、
予想するに耐久性なども含め高回転には向いていないんだろうねぇ。
そんな訳で元旦からマニアックなネタに走ってしまったが、
横型エンジンに真剣にハマってるから私みたく変な部品を買ったり試したりしてしまうんだよ。
こうなりたくなかったらある程度で線引きは必要だし、
もっと言えば横型エンジンに大金使う必要は全く無いし、
逆言うとパワー上げてスピード出して走ってると迷惑がられるだけで、
周りからは超絶ダサい勘違いクソ野郎としか見られない。
エンジン製作してる私がこんな事言うのも変だが、
バイクと暴走族は同じ、と考えてる人がほとんどだと先ずは知っていただきたいんだが、
それでも横型エンジンを快適に使いたいって方もいらっしゃるので、
そんな方々のためにこれからも色々勉強して取り入れて行くかな。
そんな訳で今年も南信州のりもの倶楽部をヨロシク!