南信州のりもの倶楽部♪

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新しいエンジンは毎回勉強の場

2016年06月02日 21時06分57秒 | 輸入横型エンジン編



今日はタイガーフォーチュン製のエンジンを組んでいた。

このエンジンは腰上は中華110ccと何ら変わらないんだけど、
腰下は全然別物で、まず普通の中華はキックスピンドルがBタイプしかないはずなんだけど、
コレはなぜかAタイプで、
走行中に4速からニュートラルに入らないようになっているストッパーがあったり、
シフトドラムストッパーがヒトデ型のになっていていたりと別に困る事は無いんだけど、
実はワタクシ、Aタイプのキックスピンドルを見るのが今回初めて。
それだけ中華エンジンしかいじって来なかったって事だ。

んで、いつものようにケースを閉めてある程度組んでギアをガチャガチャやっていたら、
2速から3速でミッションがインターロックし変速すら出来ず、
このまま使うとミッションがブッ飛んで終わるの確定だからまた開けて調べていたら、
カウンターシャフトの1速ギアの横に入れる5ミリ程のスペーサーを入れ忘れていた。

焦ってヒラヤマワークスさんに電話し診てもらおうとしたけど、
後から気が付いたが明日来てくれるみたいだから一緒に組めば良いか。

しかしBタイプのスピンドルはポンチマークがあって、
それに合わせて組んで行くんだが、このスピンドルはポンチが無いからこう言うもんなんかねぇ?
一応バラす時に合いマークを付けておいたから元通りには組めるが、
Aタイプのスピンドルに関してはズブの素人だ。

Bタイプならポンチがもし無くても自分で決めてちゃんと組めるんだけどなぁ。
中華エンジンのBタイプはポンチマークが薄いのがあったり最悪無かったりと、
どうやって組んだかが疑わしいエンジンがかなりある。
そもそもクランクケースにピストントップのマークが無いからバルタイをどうやって出したの?って感じだが、
多分勘とノリだけで組んでるんだろうな。

だから余った時間で1P60のベアリングを入れていたら、
カウンターシャフト左側のベアリングが6203だと思っていたら6303だったみたいで部品取り直し。
ここは別の日に詳しく説明するけど、
初めてのエンジンの場合はベアリングの寸法を調べてから発注しないとダメだね。

明日は本業が暇だから、
カムイさんに行って油売りながら部品注文して、
エンジンをそこそこ作る事が出来そうな楽しい1日になりそう。
前の日曜日からカムイさんに顔出してないなんて本業を頑張り過ぎだわ。
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2 コメント

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Unknown (ハル。)
2016-06-02 22:53:41
普通ピストントップはクランクのウッドラフキーの位置が真正面側(ヘッド側)の位置になってるようですよ。
ご存知でしたらすみません。
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Unknown (ケーシー)
2016-06-02 23:19:31
これはいわゆる常時噛み合い式のBタイプだと思います。
Aタイプはヘリカルギヤの飛び出し式でキック始動時以外はカウンター1速と噛み合ってないのでフリクションでは有利だとか言われてますね。
ぼくは中華やCD90に見られるポンチ合わせが必要な特殊なキックはCタイプとして考えてます。
このCタイプ、組み立てが面倒で苦手な場合はC90ドライブラチェットとスピンドルを用意すればBタイプ化が出来るのでポンチ合わせの面倒くささから解放されますよ、まぁちょっとコストが掛かりますけど。
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