今日も良い感じに暇だったからW190を作っていた。
とりあえずいつものように腰上の加工をするんだけど、
ピストンやシリンダー、ヘッドを見ると恐らく1000キロも走らないうちにスタータークラッチが滑り出したんでないかな。
まぁスターターチェーンが切れてないだけ被害は少ないがスプロケットの修正にも限界があるから何回も通用はしないはず。
今日はちょうどスタータークラッチのローラーが届いたからスターター側も組んでいく。
ちなみにローラーはジョルカブの純正なんだけど約200ccもある排気量のエンジンでこのクラッチでは完全に容量不足。
125ccクラスのスターターでもまだ足りないくらいで、
この排気量にカブのクラッチをそのまま使ってたんじゃ話にならないが、
横型エンジンの原型はゼロハンだからほかからの流用も出来ないんかねぇ。
あとスプロケット側を旋盤で少し削って修理はしたんだけど、
厳密にはダメなんだろうが部品が全く来ないから仕方なく行ったが、
多分だけど部品待ってたら秋過ぎて冬になると思う。
相手は中国人だし対応がホントに適当みたいだからいちいち腹立ててちゃダメよ。
部品が来たから組み上げてワンウェイクラッチを確認するためクランクを回してみたが、
とりあえずは抵抗があるから大丈夫だとは思うがいつまで持つかが問題で、
W190はホントにスターターが弱いと言うか使っちゃダメってくらい劇弱で、
スペランカーの主人公レベルと言っても過言ではなく下手すりゃ初回でオシャカとなる。
よって私が推薦するのは押しがけなんだが、
プライマリキックのエンジンの場合は2速か3速、もしくは4速に入れてバックして、
止まった位置からクラッチを握り助走してからクラッチを離せばアッサリとエンジンがかかるから難しくはなく、
エンジンを修理する立場の私でもセルやキックは使わず押しがけするわ。
2バルブのW190もこのザマだし本家のデイトナアニマもスターターは同じだからは弱いはずで、
出来ればキックもセルも使わず押しがけで始動してもらいたいってのが本音。
スターターは壊れても修理出来るけどお金かかり過ぎるから、
ここは使用される方が考え方を変えて付き合ってもらいたいと思う。
エンジンがかかっちゃえばどちらもホントに良いエンジンに間違いは無いから、
ある程度は割り切りが肝心かなぁ、と諦め気味に思うかな。