
今日何となくヤフオクを見ていたらクジラのエンジンを見つけたんだが、
だいたい50年前の当時物だし高いのかなぁ、とは思っていたが、
ビックリする程でもないしCD90やC90、カブ100EXのエンジンの方が遥かに高額だった、と言うか、
クジラのクラッチカバーとジェネレーターカバーだけで約2万円もするから、
エンジン付きだと思えばお買い得と言っても良いかもしれない。

3年前に行灯カブのエンジンをオーバーホールさせていただいたんだが、
ミッションは 1-N-2-3 でさらにリターンのシフトパターンで、
簡単に言うと1速はエクストラローだから今の道路事情では滅多に使わず、
基本は2速でチェンジして走るミッションとなっているんだが、
クランクケースのベアリングは6203と交換不可の真鍮のオイルフローティングだったと思ったため、
このケースを使い4速化などは無理だと思う。
まぁケースを今のカブの物に交換すりゃ良いだけの話だが、
当時物に拘る方はそんな事しないし車体番号とエンジン番号は揃えたいと考えるはずだ。

この手のエンジンをオーバーホールする場合に気を付けていただいたいのがクラッチセンターガイドと言う部品で、
古いエンジンはこの部品が柔らかい銅製な
んだけど、
クラッチのロックナットをちゃんと締め付けるとガイドが潰れてしまいクラッチが繋がった状態になってしまう。
今のカブなどはガイドが鉄製となっていて潰れ難いから、
銅製は使わず鉄製に交換して対策していただきたいかな。

またヤフオクで浮き文字のカブのクラッチカバーを買ってしまった。
この部品もまた古いから腐食が進んでいたりして、
ウォーターブラストしても虫喰いのような凹みは消えないんだが、
体罰セクハラ当たり前でどこでも喫煙可能だった昭和好きの方はいかがかな?
と言うか平成初期も昭和の匂いがプンプンしていて、
私が高校時代だとタバコ吸う奴が多いからとトイレの個室の扉が無くクソも出来なかったり、
社会人になっても上司に嫌われるとブン殴られるのが当たり前だったり、
「お前なんか会社辞めろ」と普通に言われたり、
今から考えるとかなりイカれた時代だったわ。
と言うか先生や上司の言葉にリアルな札意を感じるから、
今ではあの時に自札しなくて良かったかなぁ、と今では思うくらいで、
上司は遠回りにお前なんてサッサと4ねと言ってるから本当に自札の仕方を探したもんだw
話を戻すとウチではLIFAN125を製作した時にクラッチカバー交換をお勧めしているんだが、
普通のリビルト品は5,000円なんだけど、
浮き文字にしたい方は7,000円でお受けしております。
ただジェネレーター側は6Vには出来ないから雰囲気だけ楽しんでいただければ良いかなぁ。
そして当たり前だがクラッチカバーの単品販売はしないのであしからず。