南信州のりもの倶楽部♪

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木曽と南信州は他県ほど違う

2016年02月11日 21時52分05秒 | オートバイの無い生活
今日は嫁方の婆ちゃんの七回忌で1日終わっちゃったから他の事は何も出来なかった。
ただ7年前を思い出す良い機会と言うか、
もうそんなに経ったの?!って感じだ。

そんな訳で今日は特にネタは無いが、
さっき秘密のケンミンショーを見てたから、
文句は無いが南信州人として一言。









長野県代表の漬け物、すんき漬け。

まぁあなかた間違いではないんだけど、
長野県はザックリ分けて北信、中信、南信と縦に分けられてて、
ここは南信州だから南信なんだが、
すんき漬けで有名な木曽地域は長野県の南西部だから南信と思われているかもしれないけど、
実は中信に入るんだな。









天気予報だと県の南に分類されるからややこしいんだけど、
我が南信州と木曽とでは中央アルプスで分けられて
このすんき漬けが作られている木曽地域と南信州とは文化が全く違うと言っても言い過ぎじゃないくらい違う。
だから南信州にすんき漬けを作る文化はほぼ無く、
すんき漬けは長野県代表の漬け物では無く、
詳しくは木曽地域だけの漬け物と言って良いかな。
だから木曽に初めてツーリングに行った時のカルチャーショックと言ったら…
長野県じゃないと思ってしまうくらいだったからねぇ。


俺なりに何故ここまで違うかを考えてみたんだけど、
木曽地域は中山道の宿場町としても有名で、
西と東の文化が行き違う場所だったと思う。
それに比べると南信州は木曽の文化ではなく伊那谷としての閉鎖された文化だから、
山を隔てただけでここまで全く違う発展の仕方をしたんでないかな?
研究家でないから知らんけど、
だから南信州にすんき漬けは無く、木曽地域には市田柿を作ってる感じはしない。

ちなみにすんき漬けは塩が貴重だった頃からあったから、
漬け物と言っても塩を全く使ってなく当然塩辛くない。
ただ単体で食うと酸っぱくって、カブの菜を乳酸発酵させた、言ってみればヨーグルトの漬け物版みたいな感じかな。

だから単体で食っても正直美味い物では全くないんだけど、
かけ蕎麦や味噌汁なんかに入れると出汁と酸味が絡まって、
蕎麦や味噌汁が別の食べ物になっちゃうくらいの味になる。
すんき漬けの入った物を1度食べちゃうと入ってないと物足りなく感じるかもしれないから、
漬け物と言うよりは食べる調味料に近いかもしれない。
もし木曽地域に行ったら道の駅などですんき蕎麦が味わえるから、
南信州の人も足を運ぶ価値は十二分にあるよ。
私なんか開田高原や御嶽山で有名な旧三岳地区や大滝村が凄く好きで、
去年なんか実家より大滝村に行った方が多かったくらいだ。

そんな訳で秘密のケンミンショーで紹介してる事は全てでは全く無く、
でもこっちに旅行に来ると南信州と木曽で違う文化を堪能出来て1度で2度得するはず。

ただ長野県は山ばっかりだから、
車じゃなくてバイクがオススメかな♪


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