やぁ。梅雨は明けたのにまだコタツ片付けてない「のりもの倶楽部」南信州版でございます。
ウチの場合だとコタツが出てないのはたった3ヶ月くらいになりますかね…
さて、これはしばらく前の話なんだけど、
某オークションで中華エンジンの部品の詰め合わせを発見し、
金額が以外に安かったのでデータ取り用として購入いたしまして。
せっかくなので中華エンジンを弄り倒している同好の方のデータベースになれば良いので、
調べた事について細かく書いて行くことにしましょう。
で、上の写真が例のブツなんだけど、
まずは何のエンジンの部品かを調べなければならないので、
部品から逆にエンジンを追っていくんですが、
ここで重要なポイントは…
1 ボアストロークは54ミリのスクエア
2 クラッチは1次側のディスク2枚タイプ
3 5速ミッション
4 縦フィンの鉄シリンダー
これだけ分かってればおのずと完成形は分かってくるもんでして。
エンジンの全貌は下の写真。
何しろ手元に完成したエンジンが無いので、
写真を借りてまいりました。
このエンジンは某オークションでよく見る、
メーカー不明の125cc5速ミッション1次側クラッチエンジンですねぇ。
僕も今と違って無知な頃はこのエンジン買おうか悩んでたもんですよ。
外観では2次側クラッチのような大きめのカバーが付いてますが、
レバーがクランク付近から出ているので、
国産のノーマルエンジンと同じく1次側クラッチのリターンミッションですね。
中華エンジンの購入を考えてる人は、
こういった細かな所からエンジンの内部が分かるようにならないといけませんねぇ。
見ためではクラッチくらいしか分かんないですけど…
まずはシリンダー。
国産のエンジンと比べてもやっぱり大きめで、
フィンの部分も鉄で出来てるのでやたら重いです。
シリンダーのボアは54ミリで、
中華エンジンは52.5ミリみたいな中途半端なサイズのピストンを使われがちですが、
意外にもタイガーエンジンと同じボアストローク。
まぁ、54ミリピストンを使ってるエンジンも最近は多くなってきたので、
オーバーサイズピストンが苦手な僕には嬉しいですけど。
ちなみにピストンは当然タイガーエンジンや、
この間購入した中華エンジンとまったく同じ。
もしかして中国では汎用のピストンを作る専門のメーカーとかあるんですかね?
このシリンダーの流用についてですが、
調べた結果スタッドボルト位置がワイドピッチなので、
まず国産のエンジンには不可能。
それと僕らが使ってるタイガーエンジンや、
LIFANの125cc2次側クラッチエンジン、
この間購入したメーカー不明の2次側クラッチエンジンなどともピッチが違う独自規格で、
僕が知ってる限りどの横型エンジンへの流用はまず無理なのではないかと。
中華コピーエンジンは仕様が乱立してるので、
好きな方は良く調べてから購入してもらいたいですね。
これが例の54ミリピストン。
もう何回も見てるので見飽きてます。
一応だけどこのピストンピンも14ミリ。
国産エンジンのクランクのスモールエンドは13ミリだし、
日本にあるアフターパーツメーカーも13ミリでピストンを作っているので、
このピストンを国産エンジンに流用するのは難しいでしょうな。
ピストンピンを自作できる人がいれば話は変わってきますけど。
このピストンもサイドには潤滑用の穴が空けられていて、
ダメージはほとんどありませんでした。
中国人だって伊達に何年もコピー作ってる訳じゃないって事でしょうか。
耐久性の事まで考えて作られているので次は精度と材質かな。
まぁ安いので材質については越えられない壁があるかもしれませんけどねぇ。
次回もこの続きでヘッドやジェネレータなどについて書いて行きます。
また見て下さいな。
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ウチの場合だとコタツが出てないのはたった3ヶ月くらいになりますかね…
さて、これはしばらく前の話なんだけど、
某オークションで中華エンジンの部品の詰め合わせを発見し、
金額が以外に安かったのでデータ取り用として購入いたしまして。
せっかくなので中華エンジンを弄り倒している同好の方のデータベースになれば良いので、
調べた事について細かく書いて行くことにしましょう。
で、上の写真が例のブツなんだけど、
まずは何のエンジンの部品かを調べなければならないので、
部品から逆にエンジンを追っていくんですが、
ここで重要なポイントは…
1 ボアストロークは54ミリのスクエア
2 クラッチは1次側のディスク2枚タイプ
3 5速ミッション
4 縦フィンの鉄シリンダー
これだけ分かってればおのずと完成形は分かってくるもんでして。
エンジンの全貌は下の写真。
何しろ手元に完成したエンジンが無いので、
写真を借りてまいりました。
このエンジンは某オークションでよく見る、
メーカー不明の125cc5速ミッション1次側クラッチエンジンですねぇ。
僕も今と違って無知な頃はこのエンジン買おうか悩んでたもんですよ。
外観では2次側クラッチのような大きめのカバーが付いてますが、
レバーがクランク付近から出ているので、
国産のノーマルエンジンと同じく1次側クラッチのリターンミッションですね。
中華エンジンの購入を考えてる人は、
こういった細かな所からエンジンの内部が分かるようにならないといけませんねぇ。
見ためではクラッチくらいしか分かんないですけど…
まずはシリンダー。
国産のエンジンと比べてもやっぱり大きめで、
フィンの部分も鉄で出来てるのでやたら重いです。
シリンダーのボアは54ミリで、
中華エンジンは52.5ミリみたいな中途半端なサイズのピストンを使われがちですが、
意外にもタイガーエンジンと同じボアストローク。
まぁ、54ミリピストンを使ってるエンジンも最近は多くなってきたので、
オーバーサイズピストンが苦手な僕には嬉しいですけど。
ちなみにピストンは当然タイガーエンジンや、
この間購入した中華エンジンとまったく同じ。
もしかして中国では汎用のピストンを作る専門のメーカーとかあるんですかね?
このシリンダーの流用についてですが、
調べた結果スタッドボルト位置がワイドピッチなので、
まず国産のエンジンには不可能。
それと僕らが使ってるタイガーエンジンや、
LIFANの125cc2次側クラッチエンジン、
この間購入したメーカー不明の2次側クラッチエンジンなどともピッチが違う独自規格で、
僕が知ってる限りどの横型エンジンへの流用はまず無理なのではないかと。
中華コピーエンジンは仕様が乱立してるので、
好きな方は良く調べてから購入してもらいたいですね。
これが例の54ミリピストン。
もう何回も見てるので見飽きてます。
一応だけどこのピストンピンも14ミリ。
国産エンジンのクランクのスモールエンドは13ミリだし、
日本にあるアフターパーツメーカーも13ミリでピストンを作っているので、
このピストンを国産エンジンに流用するのは難しいでしょうな。
ピストンピンを自作できる人がいれば話は変わってきますけど。
このピストンもサイドには潤滑用の穴が空けられていて、
ダメージはほとんどありませんでした。
中国人だって伊達に何年もコピー作ってる訳じゃないって事でしょうか。
耐久性の事まで考えて作られているので次は精度と材質かな。
まぁ安いので材質については越えられない壁があるかもしれませんけどねぇ。
次回もこの続きでヘッドやジェネレータなどについて書いて行きます。
また見て下さいな。
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