マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

国道(酷道)368号(一月七日のドライブ、その1)

2024-01-08 | 

やっと体調が戻り、

従妹の家族(アメリカ人)4人の来訪に間に合いました。

レンタカーを借りて、たくさんの荷物を積んで我が家にやってきました。

時間は不思議です。

この前会ったのは20年以上も昔なのに、ついこの間のことのようで、

以前と全く変わりなく、たくさん食べて、たくさんお喋りをして楽しい時間を過ごしました。

彼と彼女とその子どもらは、我家に二泊し、

朝「次の予定地は高野山で、宿坊に予約したのだけど、

途中温泉に寄りたい、そこで、その温泉地まで一緒にドライブして、

昼食を一緒に食べませんか・・・」と提案するのです。

地図を見たところ、以前から行ってみたいあたりだったので、お天気も良いし、

「じゃあそうしよう、その温泉地で、食事して別れましょう」ということになり出発しました。

彼らはナビを見て走るので、私たちは後ろをついて走ることになりました。

山も川も素晴らしく、快適に走り、

旧伊勢街道沿いに紀伊山地の奥深くへと入っていきました。

ここは下仁柿地区、毎年巨大藁人形を作成しているようです。

2023年の、これは「かえる」!だそうです。

道行く人の心を和らげてくれます。

やがて、大型車通行禁止の看板、急に道は細くなり、木々の間を縫うように道は続き、

急勾配、急カーブ、ガードレールが崩れたところもあり、左は崖!

たまに木々の間から、眼下に低い山の峰々の眺望が見えるものの、

私には、写真を撮る余裕はなく、ひたすら、このぐねぐね道を早く通過することを願っていました。

後で、この道こそ、この辺りでは有名な国道368号の「仁柿峠」で、

「酷道」と呼ばれていることを知りました。

三重伊勢方面から、奈良室生方面に行くには、この道以外には、円を描くように大きく迂回するしか道は無く、

(バイパス工事が続いているものの、10年後にも出来上がるのかどうか・・・?)

そのため、この酷道を走る車は意外に多く、何度も曲芸のようなバックを繰り返してすれ違うのです。

バイクのツーリングの道としては最高かもしれません。

地図上の右から左へ走りました。

(紀伊山地の山々の標高はそれほど高くないけれど、ずーっと続いている。)

中央のギザギザ部分が「仁柿峠」です。

驚くのは、峠をこえれば、

川に沿って、山間に、或いは山の急斜面にも、集落があり、

畑や、あるいは小さな水田があり、

道や石垣が手入れされ、

道標が立ち、寺や墓があり、神社があり、

人の暮らしがあることです。

どこに行ってもいつも、

そのことに感動します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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