マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

『こないかな、ロバのとしょかん』

2012-12-24 | book
お勧め絵本です。

コロンビアの小さな村にある日、2頭のロバがやってきました。
パカパカという音とイーアというロバの鳴き声で目を覚ましたアナは岡をかけ下ります。何を積んでいるのでしょう?
ロバは本を運んで来たのです。


「Biblioburro」(ロバの図書館)と書かれた看板を抱えてロバに乗ってやってきたおじさんと子どもたちの交流の小さな物語です。
木の板にペンキで描いたような絵がとても楽しい。
いい絵本を見ると温かい気持ちが湧いて来て嬉しくなります。
翻訳も丁寧でコロンビアの雰囲気を伝えるためにいくつかの言葉がカッコつきでスペイン語で書かれています。
もちろんふりがな(カタカナ)も書いてあって、声に出してスペイン語っぽく巻き舌で読めばぐっと深みも出てカッコ良くなります。
(と思うのですが、私は巻き舌が出来ません。スペインにも巻き舌が出来ない人とかいるのかな~?)
外国の翻訳絵本にこのような形で原語を紹介するのはとてもいい試みだと思います。

  

『こないかなロバのとしょかん』
     文 モニカ・ブラウン  
     絵 ジョン・バッラ
     訳 斉藤規
            新日本出版社  2012


日本にも昔「ロバのパン屋さん」がありました。
ロバがパンを並べた馬車を引っ張って、あの印象的なメロディを記憶の中に残していったのですが、昭和30年代まであったそうです。
私は見たことがあるようなないような、
それにロバではなくて馬だったような、、、
それも「パッカパッカ…♪」の歌のせいで、
本当は私が見たのは自動車だったのかもしれません。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「へび」がいっぱい、出町の... | トップ | クリスマス その一 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

book」カテゴリの最新記事