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マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

糺の森の「紅葉」

2015-12-12 | 自然
糺の森の紅葉が最高の時期を迎えようとしています。
ニレ科の木々もまだ少し葉を残し、
イチョウの葉も残っている中でイロハモミジの紅葉が見られるのはほんの短い間。
もうすぐケヤキやムクノキやイチョウの木々は全ての葉を落とし、
モミジの赤い色と、クスノキやシイの濃い緑が目立つようになります。
そしてやがてモミジの赤も消えて、
モノトーンの冬景色へと変わっていく…。
そして、また春が…。
なんてすごい!
で、今は紅葉を楽しみましょう。

曇った日は光や影に騙されることなく、
それぞれの色を深く味わうことが出来る、と言ったのはフンベルトワッサーだったかな?
雨模様の昨日の森でみたモミジなどの木々の葉の色は本当に素晴らしくて
しばし立ちつくしてしまいました。



昭和9年の台風で森の多くの木が倒れ、
その後、クスノキなど森に本来無かった木が植えられ、
大きく育ち、ニレ科の木々を圧迫し始めたので、
古来からの森に回復しようという試みが行われていますが、
同時に観光客向けの整備がすすめられ、
野生味の無い、人工的な風景に様変わりしつつあります。
鴨川と高野川に挟まれ、
森の中にも、二筋の小川が流れているこの森は、
水が豊富なのでカエデは昔から多かったのだと思います。
小川に添って多く、
今は「から池」と呼ばれている、
かつては「ヤモリの池」と呼ばれた池の周辺にもモミジが多く見られます。



どの木の葉もそうですが、
とくにモミジは全ての葉が重ならないように、
均等に日の光を受け止めるべく正確に枝を広げていることに感心します。

この辺りは平地でありながら、京都市内の他の地域より温度が低いのではないかと感じます。
そしてどういう理由か判りませんが紅葉が遅いのです。
森の近くの我家にも1本のモミジがあります。
紅葉の時期は森の紅葉と一致しています。




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