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あれから10年、今日は何の日 (国民が大いに歓喜に沸いた 2007年9月13日) 

2016-09-13 | Weblog

安倍首相が突然の辞任表明/復刻

2007年9月13日日刊スポーツ:

安倍首相が突然の辞任表明

安倍晋三首相(52)が12日、突然辞任を表明した。

インド洋での海上自衛隊の給油活動継続をめぐり、民主党小沢一郎代表(65)に党首会談を断られたことを理由に挙げ「私自身が障害になっている。けじめをつけ、局面を打開したい」と説明。健康悪化も重なった。

衆院の代表質問直前に首相が職を投げ出す前代未聞の事態に、国会は大混乱

安倍首相は「KY(空気読めない)」の汚名をそそげないまま、戦後生まれで初めて就いた総理の座を1年足らずで去る。自民党は後継を決める総裁選を14日に告示、19日に実施する。

「職を賭して」発言からわずか3日。安倍首相が突然すべてを投げ出した。午後2時からの緊急会見。「本日、総理の職を辞するべきと決意いたしました」と切り出した声は弱々しく、カメラのシャッター音で聞き取れないほどだった。

辞任理由として、海上自衛隊の給油活動継続に協力要請しようと小沢氏に申し入れた党首会談を断られたことを挙げた。

「私が総理であることが、野党党首との話し合いを難しくしている。局面を転換し、新たな総理の下でテロとの戦いを継続することを目指すべきではないか」。さらに、

「今の状況では国民の支持、信頼の上で政策を前に進めるのは困難」とも述べた。

「所信表明への代表質問を受けずに辞めるのは逃げだ」と指摘されると、「困難な状況で責任を果たせないなら、政治的混乱を最小限にするため早く決断した」と、自己中心的な理由

総理の責任感はなく、国民への謝罪もなかった

「局面の打開」「局面の転換」のフレーズを7回使ったが、総理が代わっても小沢氏の態度が軟化する保証はない。国民の支持が得られず政策を進められない状況は、参院選惨敗で予想できた。「逃げてはならない」と強引に続投宣言したり、問題閣僚の更迭と、重要局面で的確な判断を下すタイミングがワンテンポずれる首相は、「散り際」の決断さえ遅きに失した

激しい心身の疲弊も一因だった。首相は10日の役員会後、麻生太郎幹事長(66)を呼び止め「眠れない。首相の職を辞したい」と漏らした。麻生氏は「このタイミングで辞めるのはいかがなものか」と慰留したが、思い詰めたような表情だった。与謝野馨官房長官(69)は先週から「首相の体調は相当悪いようだ」と麻生氏にSOSしていた。首相の体調は8月下旬のインド訪問から帰国後、悪化。持病だった胃腸の病気が深刻で、最近はおかゆと点滴だけで公務に就いていた。公邸には医師と看護婦が常駐。12日も点滴を受け、今日13日以降、入院も検討されている。

一方で、「週刊現代」が12日朝、首相サイドに政治資金に絡む脱税疑惑の質問状を提出。会見開始の午後2時が回答期限だった。

安倍首相は12日夕、記者団に「悔いはありませんか」と質問されたが、無言だった。極度の精神疲労と体調不良、民主党の強硬姿勢が駄目押しになり、首相の心の糸は切れてしまった。

安倍首相の「応援団」を自任してきた山本一太参院議員(49)は、「最後まで頑張ると思っていた。いろんなことを深刻に考え過ぎたのではないか」と、電撃辞任に驚きを隠さなかった。「安倍首相は責任感が強い。政治にはいろいろな局面があるはずだが、自分が総理をやっているとまずい、局面を変えた方がいいと、思い込んでしまったのではないか」。さすがの山本氏も「最近は(内閣発足後)最大の危機を感じ、怒られてもいいから総理のためになることを言ってきたつもり」だったが、危機感は現実に。「乗り切れると思っていたので極めて残念。心身ともにギリギリで、かなり心労がたまっていたと思う」と、気遣った。

北朝鮮による拉致問題の解決を政権の最重要課題の1つに掲げてきた安倍晋三首相の突然の退陣表明。拉致被害者の家族らは「残念だ」「ショック」と驚きの表情を見せ、「これから拉致問題はどうなるのか」と不安を口にする人もいた。家族会のメンバーは12日午後、東京都港区で急きょ記者会見。この日、胆のうの摘出手術を受けた代表の横田滋さん(74)に代わって出席した副代表の飯塚繁雄さん(69)は「大変なことになった。ショックが大きすぎ、初めは言葉が出なかった」。

増田寛也総務相は12日、退陣を表明した安倍晋三首相から「民間から来ていただいたのに、こういうことになり申し訳ない」と、電話で謝罪を受けたことを明らかにした。増田総務相は前岩手県知事で、地方分権改革を内閣の最重要課題に掲げる安倍首相からの要請を受け、入閣していた。


管理人:今回はコイツ、かなりしぶとい。一度(第90代総理大臣)ならずとも2度、3度(第96・97代)と、”国民を欺く御ままごと政治”の味をしめてしまった。現在の自民党の内規では、連続2期6年までの総裁任期。これを安倍とその周辺のゴロツキ連中(二階、高村、稲田)は無期限に延命させる議論をはじめている。

7月19日朝日:安倍首相の総裁任期延長「検討に値する」 自民・二階氏http://www.asahi.com/articles/ASJ7M4TKQJ7MUTFK004.html

 

 


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