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そうなんです、室井佑月さん ”いまや憲法は安倍のおもちゃなんです”

2014-03-03 | Weblog

室井佑月 安倍首相に「あのぉ、三権分立って知ってます?」

2014.2.28

作家の室井佑月氏は、安倍首相独自の決断によって日本がどんどん変わってしまうのではないかとこう危機感を募らせる。

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今の世の中が本気で怖い。最愛の息子は今後、人生を享受することができるんだろうか。毎日、そんなことばかり考えている。

子の親なら、みんなそんなもんなのかしら。いいや、違うね。都知事選の投票率の低さを考えれば、あたしの心配をガハハと嗤(わら)い「バッカみたい」という人が多数なんだろう。

2月14日付の東京新聞に「三権分立 崩す」という見出しの記事があった。

「安倍晋三首相が集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更を、歴代内閣による議論の積み重ねを覆して自ら進める考えを国会答弁で示したのに対し、十三日の自民党総務会で『三権分立を根底から崩す』などと批判が相次いだ」というものだ。

12日の衆議院予算委員会で、集団的自衛権の行使容認について、民主党の議員が法制局に質問をした。すると、安倍さんは何度も手を挙げ、自分が答えるとアピール。そして、こういい放った。

「先程来、法制局長官の答弁を(質問者が)求めているが、最高の責任者は私だ。私は責任者であって、政府の答弁にも私が責任を持って、その上において、私たちは選挙で国民から審判を受けるんですよ」

あのぉ、三権分立って知ってます? 小学6年生のときに社会科で習う。立法、行政、司法――つまり国会、内閣、裁判所の三つの独立した機関が相互に抑制し合って、権力の濫用を防ぎ、国民の権利と自由を保障する、憲法でそう定まっている。中学受験では基礎中の基礎、低レベルの問題だ。

安倍さんは、小学生でも知っているそのことを知らなかった? いや~、いくらなんでもまさかね。

とすれば、いつの間にかこの国のルールが変わっている? あたしはこういうところが怖い。

安倍さんいわく、最高の責任者であるご自分がこの国のすべてを決めていいのなら、彼個人の感情で「じゃ戦争でもしてみっか」と即決も出来よう。

この国は、世界中から危ねぇ、と煙たがられている金さん率いる北朝鮮みたいな独裁国家を目指しているのか。

話が極端すぎる? でも、確実にじわじわとそうなりつつあるように思える。

独裁国家が報道を抑えるのは常套手段。この国の「世界報道の自由度ランキング」、見てみなよ。2010年には11位だったのに、今年は59位だ。

この国の報道に「顕著な問題」があるとはっきりいわれている。特定秘密保護法の成立や、福島第一原発に関する情報の不透明性が、問題として挙げられた。最近話題になったNHK問題だって、しかりだよ。

ま、さすがに今回の安倍さんの発言は、自民党内からも批判が出た。しかし、オリンピック報道の陰に隠れて、そんなに大騒ぎにはなっていない。

どうして? これが騒ぎにならないってことは、すでにこの国の報道は、政府の制圧下にあると考えるべきなんでしょうか?


参考


憲法解釈変更は「ナチスの手口」 民主・小西氏の指摘に自民が猛反発

2014.2.27

民主党の小西洋之氏が参院憲法審査会で憲法解釈変更によって集団的自衛権の行使容認を目指す安倍晋三首相を「ナチス」に例えて批判し、審議が紛糾したことが27日、分かった。

小西氏は26日に開かれた審査会で「憲法9条をどう頑張ってみても解釈変更の余地すらない。(解釈変更は)憲法規範の存立に関わる問題だ。ワイマール憲法があっても世界史に例のない人権弾圧、蹂躙を繰り広げたナチスの手口そのものだ」と批判した。

これに対し自民党の赤池誠章氏は「ヒトラーと結びつけて首相を批判することは取り消していただきたい」と反発したが、小西氏は「首相とヒトラーを同一視する趣旨の発言は一切していない」と発言撤回を拒否。小坂憲次会長(自民)が「個別の応酬もある程度の枠の中でお願いしたい」と議論を引き取った。

 

安倍首相「有名な憲法学者」の名にポカン 「芦部信喜知らないって…」支持者もドン引き 民主・小西氏の質問に

2013.3.30
「安倍総理、芦部信喜さんという憲法学者ご存じですか」
「私は存じ上げておりません」

2013年3月29日の参院予算委員会、民主・小西洋之参院議員の質問に、安倍晋三首相はこう答えた。さらに他の学者の名前を挙げて質問する小西議員に、安倍首相は「つまらないことを聞く」とばかりの笑みさえ浮かべていた。

「私は憲法学の権威でもございませんし、学生だったこともございませんので、存じ上げておりません」

憲法学ぶ上では必ず名前の出る学者

「芦部信喜」知らなかった安倍晋三首相
「芦部信喜」知らなかった安倍晋三首相
 

ところが安倍首相が「知らない」と断言した芦部信喜氏(1923~1999)は、近年の日本の憲法学者では最も高名な人物だ。日本の憲法学の第一人者だった宮沢俊義氏の弟子で、63年に東大教授になり、84年まで教えた。のち学習院大に移り、86年から92年まで日本公法学会理事長を務めた。92年に刊行した『憲法』(岩波書店)は、大学の憲法学の教科書として知られ、現在も版を重ねている。93年には文化功労者にも選ばれた。

以前には自民・片山さつき参院議員がツイッター上での憲法論議の際、「私は芦部教授の直弟子ですよ」と自慢してみせたことさえあるほどだ。片山氏は今も自身のブログに「芦部教授は、私が東大法学部を在学中の法学部長で、私が3年で外交官試験の2次にうかったときに、『3年で中退外交官にならずに、4年で国公を受けて、大蔵省に行きなさい!』と薦めてくださった恩義のあるかたです」と記している。

ちなみに安倍首相も法学部卒(政治学科)。憲法改正を唱える首相が、憲法学の「大御所」の名前を知らなかったことに、ネットでは失笑と落胆の声が相次いだ。

「法学部卒で憲法を論じるのに芦部信喜知らないって、ON知らずに日本のプロ野球語るようなもんだぞ」
「つか芦部を知らない程度に憲法に興味がないのにどうして改正だけはしたがるのかよく分からない 興味があったらまずは基本書読んだりして勉強するだろ」
「ちなみに、経済学をやった人がケインズを知らないってドヤ顔でいうレベルのこと」
「憲法知ってることの根拠として芦部を使った片山さつきに、お宅のトップ貴方の師匠である芦部知らないのに憲法改正唱えてるんだけどどう思う?って聞きたい(´・∀・`)」

 

小西洋之のブログ

http://seiji.yahoo.co.jp/giin/minshu/001623/

「集団的自衛権の行使」が憲法の解釈変更では不可能である理由 :

安倍政権が進めようとしている「集団的自衛権の行使」は、実は、憲法9条の「解釈変更」では法的に不可能で、憲法9条の「条文改正」を行う以外に手段がないことが、これまでの国会審議における政府の憲法解釈として確立しています。

にもかかわらず、集団的自衛権の行使を憲法解釈の変更によって実現しようとする行為は、日本国憲法を法規範として骨抜きにするものであり、ワイマール憲法をナチス政権が骨抜きにしたのと同質の政治的クーデターというべきものです。

また、集団的自衛権の行使は、「平和主義のもとの専守防衛の国」から、「容易に戦争ができる国、戦争をしてしまう国」へと我が国のあり方そのものを大きく変え、また、何より、それによって、自衛隊員や国民の皆さんの生命が奪われ危険に曝されうるものです。

国家の行為から国民の生命や自由を守るという近代立憲主議は、当然に戦争という国家行為に対しても及びます。従って、近代立憲主義に立つ日本国憲法のもとにおいては、国民主権による国民投票による条文改正の手段を取る以外に、絶対に、集団的自衛権の行使を許してはなりません。本文の続き→→http://blogs.yahoo.co.jp/konishi_hiroyuki_524/18078491.html

 

 

 

 

 

 


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