昨日の横浜友定例会で、事の顛末を話しまくったのでいくらか落ち着いて報告。
もう一昨日になる。
鑑定団観てて最後のころだから10時前ね、電話がかかってきた。
私はいつでも不測の事態がある身だから、そしてこの日に限って夫が飲み会でまだ帰宅していなかったから、
この時間になに?とドキドキしつつ電話に出た。
受話器を取るとすぐに、
「○○だけど・・」と息子の名前を名乗る。えっ!!だが、しかし、
「声が違うよ!」
言った途端、速攻に電話は切られた。
明らかに息子の声じゃない。全然違う。全然違うが息子の名前はほんとだ。
名前を名乗る、なんといっても気持ちが悪い。なぜ名前が知られたか考えると空恐ろしい。
ひと呼吸おいて息子に電話した。もちろん掛けてないと言う。
「怖えーね、僕の名前言ったの、怖えー。かあちゃん前掛かってきたとき○○って僕の名前言ったって言ったよねえ、それかね」
と言うが、まさか。
もう4,5年も前になるのに(今回は2度目)そんな名前をメモっておくわけがない(と思う)。
ともかくそんな電話があったことを告げ、またもやひと呼吸。
「いや、そんなぼんやりしている場合じゃない、区民の義務として通報せねば」
と電話帳で警察署探すもわなわなしてなかなかページが見つからず。ようやくの思いで掛けた。
電話の向こうで話を聞いてくれてる警察官からは、やや緊迫した様子が伺える。
「すぐに電話を切ったということは、おれおれ詐欺の事前?予備?段階だと思われます」
とよく報道されている手口を話し、今管内では多く発生しているので参考にしたいから、
「電話の住所、氏名、年齢、電話番号、あなたの住所氏名年齢電話番号、息子さんは同居か否か、
住所氏名年齢電話番号を教えて欲しい」と有無を言わせない口調で問い詰めてくる。
なぜそんなに詳しいことを教えなければいけないのか、何の必要があるのか必死に問い直してみる。
「それはちょっと」とか「そこまで教えるのか」と言っても是が非でもと強引。
対面しているなら表情や声が分かるが、電話では詰問口調に聞こえるから今度はそれがまた怖い。
この人は本当に警察官なのかしら、もしかしたら、警察官を名乗っているだけじゃないかしら、
と自分が警察署に電話掛けていながら妄想はどんどん膨らんできて言葉がうまく出てこない。
ついに「あなた様のお名前は?」なんておバカなことを聞きだす始末。刑事課の×ですの返答いただく。
結局。
根掘り葉掘り聞くのは、『どの、どんな名簿』が出回っているのか捜査の参考にしたいから、
との説明を受けて私の気持ちもやや落ち着き、夫婦の住所氏名年齢、息子の名前と年齢のみ伝えた。
あちらは警察、どうせ調べようと思えば調べられるだろうと踏んで。最後に刑事さん、
「次の日掛かってくる確率が高いから、その時はすぐに警察に電話してください」
と言う。えっ?次の日にですか?すぐにですか?と聞き返すと、そうです!と断言。
私、息子名前の電話がかかってきてから、警察電話まで10分くらいしか経っていないと思うけれど、すぐにってことは直後にってことなのね。
次の日に当たる昨晩。
2回ほど電話が掛かってきた。留守電にしておいたから2回とも切れた。
あれはおれおれ詐欺の警察の言う次の日に当たるのか?
夫は寝ている。怖くて、さすがに区民の義務は果たせなかった。竜頭蛇尾、役立たずですまぬ。
子供の名前を名乗って掛かってくる新手の憎っくきおれおれ詐欺電話。
不気味!日本はどうなっとるんだ!とひとり叫んでいる。
子供の名前を名乗っての電話、ないことがいいに決まっていますがどうぞ皆様もお気を付け下さい。