まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

日帰り温泉考

2007-02-21 20:33:01 | Weblog
病院行き、及び父のお相手の合間を縫って、もう3回ほど日帰り温泉に行きました。
「一人でも平気」という行動パターンは結構お得なことがたくさんあるわね。一人温泉、ぜんぜん平気。
今回は前2回とは違う日帰り温泉。何しろお迎えのバスが来るというのがお得な気分。どこで待っていても、前もって言ってあればokよ。一緒に待っていた人たちがすごい。スーパーのかごみたいな中に何かぎっしり入っている。何だろうなあれは、と思っていたら、到着して正体が判明。そこから出るわ出るわ、食べ物が・・みかんやおせんべい、昼食時にはタッパに入ったおかずがどっさり。しょうゆ、ソース、まで出てくるもんね。うーーん、達人!
皆着くやいなや、座布団と枕を押入れから出し、ポットと湯飲みを確保し、おやつを食べ食べ、おしゃべりに花を咲かせ、温泉が開くのを待っている。そうするのか。私みたいに始めての人間は、見よう見まねって奴で・・・ようやく自分の席を確保。真似して一人所在無くゴロゴロしている。

でも、温泉フリークの私はそこからが違うね。
時間になって皆がドット入り始めても私は、悠然と待っているの。皆がそろそろあがるかなという頃はいる。上がり場も適当にあったまっているし、
(足拭きとかが濡れているのがちょっと嫌だけれど)、ぼんやり浸かっているには人のではいり加減がちょうどいいわけよ。

さーーて、「すいてきたわい」、風呂場でやることやったからな、風呂に浸かるのも飽きたし、窓の外の景色ももこの温泉はいまいちだしな、うん、日頃の運動不足解消にお湯の中を歩こうと思って、広くない湯船の中を歩き始めたわけよ。1往復2往復3往復ぐらいしたとき、はっと気が付いた。あれま、お二人の方が、お湯の中の踏み台に座って、窓の外を見ているではないか!イヤーその目の前を私が横切っていたのよ、しかも何回?見苦しい姿を堂々とさらけ出して。
謙虚な私が「すみまーーーーせーーーん」と謝ったのは言うまでもありません。「お恥ずかしい。」と身がすくむ思いだったわ。
でもね、そのお陰で、お一人の方の玉川温泉話が聞けて盛り上がりました。

昼食時は、座敷に長テーブルで、三々五々みな思い思いの弁当を広げています。こういうところが田舎の日帰り温泉はいいわね。なーーんもコジャレタところがないから、食べ終わるとみなごろっと横になって・・・
私の前のおじさんは、ワンカップを飲み終わると、お昼寝体勢に入るやなんと、「ひとひらの雪」ハードカバーを読み出した。もう目が点になったね。その辺で畑仕事をしているようなおじさんよ、(ごめん、偏見を持っているわけじゃないのよ、)70は超えているお年頃。奥が深いね、温泉でワンカップのあとに渡辺淳一か。

その向こうの小柄なおばあさんはお一人で座布団を重ねてマット代わりにして腹筋運動をやっている。モクモクとね。何回も何回もよ。

湯船は当たり前の普通のやつがひとつ。座敷があって長テーブルがくっついていて、誰が据わったかわからない座布団、枕があって、お茶が入ったポットがあって、老人が幸せそうに寝転んでいる日帰り温泉。
見ている私も、まいっか度がますます上がってくるわけで・・・
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