まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

『ありがとう、 さようなら』

2007-10-27 15:24:03 | モブログ

先週の火曜日に娘から久しぶりに電話があった。
職場の話や近況などをぐだぐだ聞いているうちに、ドラマ「ガリレオ」の話になった。私は見ていない、読んでいないから分からないけれど、原作を読んでいるので、いま一つ??だわと娘が言う。ちょうど、東野圭吾の「分身」読んでるよ、すごく面白いと私。東野圭吾、面白いよね、宮部みゆきと、二人は外れがない、石田衣良は好きじゃない、いやいや池袋ウエストパークシリーズは面白いから読んでみな・・・などなど、あちらとこちらで話が弾んだ。
私は「あんたとこんな話ができるようになろうとはね。」と言ったが、ちょっと嬉しかった。


『ありがとう、 さようなら』
これは瀬尾まいこさんのエッセイ集です。瀬尾さんは、京都府の現役の中学国語教師です。子供のころから学校は大嫌いだったけれど、先生にはずっとなりたかったという人です。9年間国語講師をして教員採用試験を受け続け、10年目にしてようやく教師になれたことを大変喜んでいる人です。
そして、担任が作家だなんて、受け持たれた子供たちも保護者も引くだろうなと、そういうことを書くことができる人です。
瀬尾さんの教師としての姿勢が、まっすぐで温かくて、しかもやってられなよという感情も正直に書いてあるところが、とてもよかったです。読み終わった後しみじみしました。

私が瀬尾さんの名前を知ったのは、三浦しをんさんの読書記録の本のなかです。
そのときの紹介が『図書館の神様』
やる気のない国語教師が顧問。部員はたった一人、だから部長。そんな高校文芸部のお話。とても面白かったことが始まり。
それから、吉川英治文学新人賞受賞の『『幸福な食卓』
いじめを扱った『温室デイズ』
ちょっとノーテンキな占い師のお話『強運の持ち主』
と読みました。内容については覚えていない方がほとんどですが、気持ちよく読めることが何より次も読みたいなという気持ちにさせます。なかなかたどりつけない本が
坊っちゃん文学賞を受賞したデビュー作『卵の緒』そのうち向こうから来てくれることを待っています。

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