起きたら夫が、
「すごい雨だったな」と言う。
「ざあーッという音で目が覚めたよ、スコールみたいだった、すぐに止んだけど」
「知らないわ、そんなに降ったの」と私。ともかく凄かったんですって。
目が覚めないというのが、別の意味で凄いなと言われたわ。
そう、睡眠は5時間あれば御の字で。その代わり眠りは深いと自負しているからね。
眠っている間は何があっても目が覚めない、先日の地震も知らない。まことに結構。
このところ「疲れたな」が1日おきに来るわけ。
朝から、ああ疲れたってつぶやくのよ、夫の前で聞こえよがしにため息ついたりして。
が、敵もさるもの、聞いていてもなんの反応もしない。
どうしたと聞くでもなくそうだなと同情するでもなく、完全にスルー。
もう聞き飽きているのね、きっと。そっか、それならこっちにも考えがあるって。
この日は疲れていなかったから、そうだ舞岡のJA直売所で野菜を買って、お隣の「ハム工房」
でお惣菜を見繕って来ようと足を延ばした。コンデジ散歩もついでにと(こっちがメインか)。
舞岡駅から田んぼへと歩いて行くと、先にちんたらと歩いている女性グループがいる。
手に何やらノートを持ってぶらりぶらり、あちらこちら見ながら足元見ながら。ああ、そうか。
「俳句ですか?、こういうのなんて言うんでしたっけ」と私。
「吟行、横浜じゃないですよ」と言うので笑ってしまう。
俳句かあ、作れる人はいいなあと羨むわけ。稲穂見てもなんも浮かんでこないものね。
写真ですかと聞いた人とお互いに「がんばって」のエールを送って別れる。
あれあれ 台風前なのに倒れている稲がある どうした
網をかけていない田んぼは鳥たちの天国 太っ腹
畦道には露草
舞岡神社の鳥居が見える 疲れていないといってもそこまで行く元気はないの 軟弱で
米が足りないって大騒ぎしているけれど
夏もそろそろ、かな。