佐渡から帰る時、マサチャンママがわらびをしこたま持たせてくれた。
両手丸くしてすっぽり入るくらいの量。もちろんあく抜きしてある。
「こんなにたくさんいらんよ。持って帰るのも重たいしさ。二人が食べる分でいいっちゃ」
と言っても「こんくらいなんだや。すぐ食べおせるが」と言ってきかない。
ご主人も「俺んち、持ってきてくれるもんがおって集まるんだから持ってってくれ」と言う。
そうね、マサチャンママんちは付き合いが広いから野菜でもなんでも困るくらい集まる。
筍だって「毎日ゆがいとったっちゃ。娘んとこにも送ったけど」なんてこと言う。
そういえば2月に横浜の娘さんのところに来た時、一袋3個か4個しか入ってないジャガイモが
300円近くすると言ってびっくりしていた。
「うちじゃ、残っとるジャガイモの芽をかかんなんて言うとるのんにね。まあ玉ねぎでも
なんでも買わんなんのね」と、都会暮らしがお金がかかることを実感していたものだ。
マサチャンママんちはジャガイモや玉ねぎなんて知り合いが持ってきてくれるから、
わざわざ買うという発想がない。1年分はゆうにあるからね。
保存しておく方が大変だとおもうわ。
わらびは、教室仲間に無理やりおすそ分けして食べてもらうことにしたわ。よかった。
さて、従弟のお嫁さんに連れて行ってもらったお山で久しぶりに会えた山野草たち。
山野草ではなく木も入っているけれど。ま。
タニウツギ
オオカメノキ 大好き 林の中でひっそりと咲く白い花を見ると落ち着く
*シラネアオイ
*チゴユリ
*ユキザサ 蕾
終わりに近い*延齢草
*カタクリも終わりの色
そしてまさかの*サンカヨウ
例年3月の彼岸に帰っていたから春の山野草にはほとんど出会えてなかった。
それがこのたびは思いがけず出会えてほんとうれしい、軽く興奮したわ。よかった。