ひょんなことから京都旅行が実現したのは、お山の紅葉見学にすべて拒否され、今年の紅葉狩りは
諦めていたとき。
自分のブログページを開いたらJR東海ツアーズの『京都国立博物館「国宝展」京都1泊』の広告。
あらま、これは呼んでいるに違いないと。夫も行くと言うのですぐに申込み。それが11月1日。
申し込みページに、日にちや新幹線乗車希望を打ち込みネット予約して返信メールを待つ。
いやせっかちだから待ちきれず、電話して確認。お忙しいのにすみませんと。
結果、OKで翌日もう速達で切符等一式届いたわ、素早いお仕事に感心した。そんな次第。
醍醐寺
さあそれからが大忙し。
私は「国宝展」さえ観られれば後はおまけのようなものだから、どこへ行こうとなんでもよろしい。
で、夫の定番希望を取り入れて(なにしろ名前は知っていても行ったことがないそうなので)。
1日目 【平等院】 【醍醐寺】そこからはるばる移動して【金閣寺】最後に【京都国立博物館】
計画段階では何から何までネットのお世話になったわ。
グーグルマップがいちばん利用率高し。行程表までも作ったりしてほんと、便利便利。
博物館はほんとは2日目朝いちばんに計画したけれど、館員の方のTwitter見たら入場までに並ぶことが
分かって、急きょ疲れていることは承知で1日目の最後にしたのよ。
2日目は出たとこ勝負、行く場所さえ押さえておけばもういいの。
と出発前までは検索は楽し。
そしていざ出発したら、もう検索は終わり。後は探索。ipadミニを持っていったけれど出番なし。
使うのに老眼鏡かけなきゃいけないからめんどくさいの。
探索もなかなかよ。
平等院
宇治川
平等院見学しての帰り、醍醐寺に向かうためJR奈良線を六地蔵駅で降りてバス停さがし。
女子中学生と中年女性にお世話になって、やれやれとバス停のベンチに座ってバス待ち。
すぐにバスが来たから乗り込もうとしたら、お隣に座っていた女性が(大声の我らの話が聞こえていたね)
「そのバスじゃない、後から来る」って「私も乗りますからご一緒に」って。
整理券をとるのかとバスの乗り方を尋ねたら、敬老パスを持っているから近頃気にしていないわ、とおっしゃる。
私、「私も敬老パス持ってます」といたずら心だして。
「えっ?京都の?」 目がテンになってらっしゃる。
いやいや横浜のです。とお互いに敬老パス見せ合いっこ。
「京都のは○○(忘れました)が大きく書いてあって」と大笑い。
そのご婦人、醍醐寺前のバス停のアナウンスがあっても、我らがボタン押さないものだから押してくれて。
ここですよ、いい旅をと。
そりゃあ感謝の念を込めてバス降りて90度のお辞儀。
醍醐寺 仁王門へ 金堂
金閣寺からのバスの中でも。
超満員の乗客たちが降りて行ってようやく坐った。
でも京都駅は遠い、国立博物館までは京都駅で乗り換えねば。
何とかショーカットはできないものかと、またもや隣の席の中年女性に聞いた。
このバスはだめだわ、駅まで行って乗り換えんと。歩く?遠くて無理だわ。
京都の駅前は朝はとても混んでて大変やわ、今の時間なら大丈夫かも知れないわね。
でもせっかく遠くから来たのに観る時間が少なくてもったいないわね。
8時過ぎ 博物館入場待ちの人たち 駅に
と車中ちょこっとのお話。このご婦人も「いい旅を」とおっしゃってくれて。ありがとう。
おかげさまで充分(疲れのためちょい端折ったけど)鑑賞できました。
念願の等伯の『松林図』にもお会いすることができました。
夫が観たがっていた『金印』最前列からの鑑賞も20分待ちで済みました。
満足満足。
急ぐでなし、旅は探索も楽し、実感。