今日で8月は終わり。後で考えたら、昨日のタイトル「秋」は早すぎたかと思ったけれど、気分は完全にそうだったから、まあいいね、とそのままにして・・・
昨日、お店で植物同級生に会った。
横浜に帰る前の日、ドンデン山に誘われていたのだけれど、ベッドの点検日だったから、泣く泣くあきらめて。その話。
「あんた、きれいだったわよ。ツリガネニンジンの紫とカワラナデシコのピンクとマルバキンレイカの黄色と。」私はすらすら植物名を言えるそのことに動転してしまう。
狭い通路で迷惑顧みず立ち話。同級生は怒る。
「爪の沢か、そこ行ったら白樺が植えてあるんだや。佐渡には白樺なんてないのにさ。おまけに、ほらあの塊になるアジサイなんか植えてあってさ。せめてエゾアジサイを植えてあるならまだしもねえ。」
「杉池だってそうだが、コンクリートの道なんか作って。あそこはコナラが自生していたんだが、それを切ってしもうて道なんか作って。わざわざ作らんでもみんな歩いているんだが。」
杉池は水芭蕉の自生地。それを見せるためにそんなもん作って人工的になって、と嘆いていたご仁は他にもいたわ。
まだ続く。
「小倉の棚田、知っているでしょ。あんた、あそこの道にヒマワリが植えてあるんだや。何か黄色いものが見えるなと思ったら、ヒマワリだったが。棚田の風景にヒマワリがあるかっちゃ、ね。」
ひまわりで迷路でもつくるんじゃないの、と突っ込んだけれど相手にされず。
ほんとにそう、佐渡の観光行政はどこか違う方向に行っていると感じるのよ。佐渡はそのままでいいんだ、そのままを手入れしていけばいいの!って声を大にして言いたい。竹林の一つでも整備して!お願い。