娘がチュッパに今晩の両津の花火を見せたいんですって。なので、早まったわけ。
東京駅待ち合わせ。


待ち草臥れたチュッパ
トンネルを抜けたのでお弁当。

田園風景です


長岡を過ぎたので新潟までは後少し。
ただ今12時30分発のカーフェリー「ときわ丸」出港です。


3時着船予定です。それではまた。
今朝も梅雨特有の雨、おまけに肌寒い。ああいやだいやだ。
青空が見たくて・・・なんて気障な言い訳を、ね。
まだ残っている奈良の旅行写真を見ていただきたいの、空がとてもきれいな写真があるのよ。
終わりにするには諦めきれない。そういうことでよろしくお付き合いくださいませ。
畑仕事をしている人の奥の森が「垂仁天皇陵」 前方後円墳だとはとても思われない。
ごく日常の風景で地域の人たちに馴染んでいるのでしょうね。
近鉄の線路
ふだん線路といえば高いところか地下しか見ていないので、道路と並んで走る風景はいいわあ。好きよ。
「薬師寺」に広がる青空
金堂 大講堂の上に
玄奘三蔵院伽藍の上に広がる青空
なんといっていいのか、寺の赤と空の青、広がる境内。
人が少ない静寂な雰囲気が相まって気分がすっと抜けていく、そんな感じ。
五重塔比べ
薬師寺 昭和56年復興 白鳳様式 長谷寺 昭和29年戦後初に建てられた 純和様式
橿原神宮に広がる青空 外拝殿の向こうは畝傍山
そして「長谷寺」国宝です
仁王門からではなく開山堂から上ると本堂の通路が見える。右側が内舞台左にご本尊の十一面観音が。
(全身像が見られる特別拝観以外は、上半身の観音様を拝む)
この本堂通路と観音様が安置されている本堂周りを、若い男性と女性が一心不乱に脇目も振らず歩いているの。
それも凄いスピードで。何周も。そしてそのたびにこの観音様の前で手を合わせる、そしてまた歩き出すをくり返して。
よくお百度参りとか聞くけれどそうなのかしら、と初めて見た光景にちょっと衝撃を受けたわ。
どこかで、日頃ぼやいてばかりいる自分が恥ずかしい気持ちもわいてきて、とても印象的な旅になった。
あっ、恒例の旅の終わりの夫婦喧嘩というやつもしっかりやりました。あちらが悪いの。
恒例の、2度と夫婦で旅行しないという、決意も固く固く胸に刻みました。やっぱり俗人な私。
鎌倉にも長谷寺はある、佐渡にも「ちょうこくじ」と呼ばれている長谷寺がある。
パンフレットには、関係寺院三千寺を有する真言宗豊山派の総本山とあったからそういうことなのね、と。
若い時に、同じ沿線にある室生寺と大野寺には参詣したけれど、なぜか長谷寺は素通りした。
日程の関係でどちらかをということになり「女人高野」の室生寺を選んだのね、きっと。
それ以来、いつかという思いは胸にあったのだろうと思う。
念願かなって古くから観音信仰の聖地とされてきた「長谷寺」に。創建が686年というのだから。
長谷寺駅近く 車窓から
小さな長谷寺駅に着いて、初瀬川を渡り参道を歩くこと15分強、ようやく仁王門が見えた。
仁王門 すでに息が切れているというのに 続く399段あるという登廊が見えて本堂までは遠い
ちょっと永平寺の階段を思い出した 長谷型の灯籠がかっこよく素敵
我らは途中で本坊への道へ曲がる
本坊から初瀬山中腹に建てられた本堂を見る
僧侶たち 両横の牡丹の花は見事に終わっていた
本坊から本堂に向かう途中に整ったすっきりとした五重塔 昭和29年戦後初に建てられたそうな
さてここからまた上り下りして本堂まで。長谷寺もちょうど特別拝観中でご本尊の『十一面観世音菩薩』を
拝観することができた。
本堂 内舞台
この内舞台側から見る観音様は上半身だけ 特別拝観では全身を拝見でき両足に触れてお祈りができる
(写真はwebを拝借しました)
片足だけでも大きさが想像できるかと思うけれど、なんと10メートル18センチの高さというからびっくり。
見上げてもお顔は全部見えない。おみ足は長い間たくさんの人に触れられて漆が見えてきたんですって。
もちろん、両足撫でさすってお祈りしました。
係の女性が「今ここにお二人だけなんてよかったですね」って。
ゴールデンウィークや牡丹が満開のときは皆さんずらっと並んで行列が下の方まで行ってたって。
立ち止まることができなくてただぐるっと回るだけだったそうな。
「今は牡丹が終わって紫陽花がこれからの時季だから、お参りにはちょうどよかったです」
と、以前どこかで聞いたセリフがここでもまた、よ。
でもほんと、観光客も少なく静寂が保たれて清々しい気持ちになれる、そういう意味ではいい時季だったわ。
本堂外の舞台から もうもうただただ最高の眺めです 汗だくで登って来た甲斐があろうというものです
「長谷寺」秋にも訪れたくなりました。
尼ヶ辻から唐招提寺までの風景
途中お昼ご飯を食べたというものの、尼ヶ辻駅から歩き始めて「唐招提寺」「薬師寺」を見て、些かくたびれたから
橿原神宮前駅までの近鉄車内は動く喫茶店と化して休憩場所。
15時くらいに到着予定が1時間も早く着いたから、今日のうちに行こうとなって歩き始めた。
結構あるのね橿原神宮まで。人通りのないややさびしい通りを歩くこと10分くらいかしら。
そもそもなぜ橿原神宮かというと、上皇ご夫妻が退位のご報告に行かれたTVニュースで見て「俺らも報告に行こうか」
なんて不謹慎な理由よ、特に何の報告もないのにね。
この第一鳥居の前で深々と長く礼をしていた中年の男性がいて、そんな軽い気持ちでいた自分が恥ずかしくなったわ。
砂利の参道は300mもある。
南神門をくぐると外拝殿前庭が広がり 左に外拝殿があり参拝する
奥には内拝殿 本殿
パンフレットによると御祭神の第一代の神武天皇は記紀においては137歳127歳と大変ご長寿であったとある。
うーーん、とうなった次第。
外拝殿前庭
南神門を出ると広がる深田池
神宮のなにもかもがなにやら神々しく思えるのは、私にも日本人の血が流れているからかしら、なんてちと大げさね。
本日の行程はすべて終了し、3時前には早々にチェックインよ。疲れたわ、なにしろ6時31分行動開始だからね。
函館の楽しい旅行から帰ってきて、以前から夫が口にしていた橿原神宮への旅行に行く気があるか聞いた。
ほら、自分だけ楽しい思いをしてもなんだから、ね。今後の自分旅行のためにもね。いい妻だ(かしら)。
「ある」と言うから橿原神宮駅近くにホテルを予約して、後は気の向くまま。
『奈良』といえば夫は「薬師寺」の東塔が見物が希望、私は「長谷寺」に行かれればそれで十分。
ざっくりその二つと橿原神宮を計画した。
近鉄奈良からの電車は修学旅行生と外国人観光客でそこそこ混んでいた。
隣の席の外国人観光客がスマホの翻訳画面を出して日本語画面で「この電車は近鉄奈良駅に行くか」と尋ねる。OKよ。
しばらくしてまた「奈良公園はあとどのくらいで着くか」の画面。
分からないからスマホを持っていた修学旅行生に検索してもらって「1時間くらい」と答える。面白いね。
我らは尼ヶ辻駅で下車して、夫の希望(垂仁天皇陵 宝来山古墳)まで歩く。
内心、西ノ京駅まで乗って薬師寺・唐招提寺でいいのになあと思ったが、顔には出さない。いい妻だから。
こちらがその古墳。知識がないとただの森かと思ってしまう。
迷うことのない道をぶらぶら歩きながら『唐招提寺』へ。
何年ぶりかの唐招提寺。金堂が見えると何ともいえない気持ちになる。
3メートルもある廬舎那仏坐像・薬師如来立像・千手観音菩薩立像などの仏様に手を合わせる。
信仰心のない私も手を合わせたくなる。
正面に並ぶ8本のエンタシス列柱
講堂
手前 講堂 向かいに金堂
足を延ばして『薬師寺』へ。唐招提寺と薬師寺はセットですもの。
東塔が見えないね、なんて話ながら歩いていくと、あれま、修理中の証拠写真。ほんと私たちはお目当てが
修理中によく出くわす。仕方ないわ。
その代わりといっては何だけれど「特別公開中」にも出くわす。
薬師寺では「食堂(じきどう)」と「西塔」の内部 玄奘三蔵院伽藍 が特別公開中で
平山郁夫さんの大壁画7場面を観ることができた。私、平山さんの絵画はあまり好きじゃないけれど、
好き嫌いの問題ではないのね、もう本当に圧倒されて言葉も出ない。画伯の気迫を感じる。
食堂
西塔
金堂より大きい大講堂 横長のすっきりした建造物はとても美しい
金堂 各層に裳階(もこし)をつけているので4層に見えるけれど2層なのね こちらもとても美しい
金堂
金堂 大講堂
そして玄奘塔
新緑の奈良、落ち着いていて静寂で。そんな中を歩くのはとても贅沢だわ。
函館旅行でのあれこれ。
2日目の夜、夕食レストランから部屋に戻って眼鏡がむき出しなことに気付いたのよ。
えっ?眼鏡ケースはどこやったのかしら。バッグの中ごそごそ見たがない。ありゃっ?変。
レストランかしら。年下友は何もなかったわよ、と言う。私もなかったと思う。
ま、念のためにとレストランへ。スタッフの方と席を探したがやはりないの。
チュッパの靴下買った売店に聞いても届いてないって。
フロントに届いてないか聞いても届いていないって。まあ、仕方がない、あきらめるわ。
年上友が「私の荷物に入れたかしら」と2回も呟いているからおかしくて。ありえなくもない。
これが消えた現物
ここまででも相当ねちねち粘った。
が、翌朝、友がチェックアウトをしているとき、フロントの後ろに目をやったらそれらしきものが。
そりゃあ聞きましたよ、はい。「どのようなものですか?」って。「このようなものです」と。
無事に戻りました、私の眼鏡ケース。
なんと、13階の大浴場ラウンジにあったんですって。届けてくれた方がいたそうな。ほんとありがとう。
そんなに粘るなんて、どんなにすてきな大事なものかと思われるでしょ。
すてきじゃないけれど、使い勝手がいいから外出時は必ずお供している大事なものなの。
よれよれだから惜しくはないけれど、これからも使うつもりなの。
それにしても、お風呂入りに行くのに眼鏡を持って行ったのかしら。
そしてケースだけ置き去りにしてくるなんて、いつも首にかけているのに。自分の行動が謎。
例の周遊バスに乗ってた時の停留場名のひとつ「ラッキーピエロ」前。
いいネーミング。聞いただけで幸せな気分になるようだわ。
朝の散歩で見かけたから記念写真。バーガー屋さんなのね。
こんな人もいました。
「おしゃま」ですって。
「・・・・」
以上で本当に写真はありません。
五稜郭タワーから乗ったタクシーの運転手さんもお話し好きで、
新幹線駅設置のいきさつや北斗市に函館の若い人が移り住んでいる理由などもろもろ説明してくれて・・・
ところが、その後乗車した周遊バスの運転手さんがそれに輪をかけていや負けず劣らずの勢い。
なにしろ函館といえば「市電」のイメージが強くて、バス移動など考えてもいなかったわけ。
函館山に行くには市電電停を降りて歩かねばいかん。五稜郭で十分歩いた軟弱な我らにとってはきつい。
ここはほかに方法がないか案内所で聞くしかない。いやあ、ありがとう「バスがいい」って教えてくれて。
そっか、バスか。ロープーウェー乗り場前まで行ってくれるなんて嬉しいじゃないの。
そんなわけで周遊バスに乗ったのよ。乗客は我ら3人だけ(後からすぐに男性がお一人乗った)。
運転手さん、函館のいろいろをマイク通して話してくれたわ。
連休中は混んで混んで身動き取れなかったって。サクラは散っても今日は観光には最高じゃないのって。
夜の雨で空気が澄んでいるから眺めは最高じゃないの、ですって。期待が膨らむというもの。
市場付近は海抜0mだから地震のときは海水がすぐに来たそうな。
その夜の宿泊ホテルは、全国朝食ランキング2位になったとの情報。おおお楽しみ。
ってな調子で、観光案内はロープーウェー乗り場の前まで延々休みなく続いたの。ほんと。
路線バスは観光バスと化して、乗客はその後も乗ってこないから貸切状態ね。
ありがたいようなそうでもないような(そんなこと言っていいかしら)。
そしてなんと。
その日最終日と計4回バス利用した我ら、その内3回その運転手さんのバスに乗るという縁があったりして。
だから旅は面白いのね。いい思い出よ。
本題 函館山に上っての風景(ハイキングしようと言っても軽くスルーされたわ)
でもいっか、ロープーウェーは大好きだから
あっという間に山頂駅
遠くかすんで見える青森 大間 本州が見えるなんて と感激した
マリンブルー・スカイブルーが溶け合って
海の青 山の青 空の青 一体になって美しい
元町配水場
偶然また例の運転手さんのバスに乗って 南部坂下って駅前へと。
心配ご無用、さすがに乗客が大勢だから観光案内はありませんでしたので。
駅のラーメン屋さんで醤油ラーメン食べて遅い昼食。
早々にホテルチェックインして休みました。
函館のみ2泊3日とはいえ、新幹線移動があったりしたから観光は3か所に絞った。
なにしろ東京駅に3時過ぎ着というありがたさ、それは年寄りの我らにはちょうど良かったわ。
次はいつになるかしらなんて。
こじんまりした料理をたらふく食べて飲んで、私は速攻で爆睡、8時過ぎだったそうな。
が、お二人はあまりの早い時間に寝るに寝られず、起きているのもなんで、9時半過ぎには一応ふとんには入ったそうだ。
それも日頃の生活習慣とはあまりに違い過ぎて、ながーい夜を悶々としスマホで時間確認を何度もしたんですって。
そんな湯の川温泉の夜、激しい雨音もプレゼントされて翌朝はもうろうとして「歩けない」ですって。軟弱な。
私は雨音を聞いたような聞かなかったような。自宅より格段に眠っていたからね。
五稜郭タワーまで荷物持って市電停留所からの15分歩きはつらい。しかたない、タクシーサービス。
五稜郭のサクラは予想通りよ、前の記事で見ていただいた通り。
私たちが着いた日に強い風で花吹雪になり、夜の激しい雨で完全に散って花びらのじゅうたん。
案内の人も公園で会った地元の男性もそうおっしゃる、見ごろはやはりゴールデンウィーク期間内だそうな。
そう言われてもなあ。脳内スイッチをきっぱり切り替えて公園内散策。
二の橋を渡って、函館奉行所前から稜堡(りょうほ)と呼ばれる5つの角に沿ってぶらぶら。
(函館奉行所)我らは見事に見学パス
五稜郭は「江戸時代末期に江戸幕府により建造された稜堡式の城郭である」なんて言われても、あまりに
自分のお城の概念から外れていて。でもずいぶん斬新なデザインだわ。
設計建設した武田斐三郎(たけだ あやさぶろう)さん、尊敬する。
土塁の上は小高い 所々でタワーが見える
桜の花びらのピンクとタンポポの黄色が絶妙な取り合わせで 目を楽しませてくれる
遠くの山並みがまた奥行きを与えてくれてすてき
土の道はふかふかとして気持ちいい
1周になるのか半周なのかよく分からないけれど二の橋に戻ってきた。
藤棚の藤、蕾が膨らんで出番待ち。
サクラは散っていても、それはそれで十分に楽しめたからよかったわ、満足満足。
五稜郭公園散策
夫が苫小牧に4年間単身赴任していた間に、数回北海道を旅したことがある。
そのほとんどが道東、道北、道央方面で道南の小樽や函館などは行ったことがなかった。
それでいながら、テレビや雑誌で何となくの函館のイメージはあって。
市電が走り、坂の町、異国情緒ありともう知った気になって、ガイド案内などで調べなかった。
下調べが嫌いじゃない私としては珍しい。ま、何とかなるでしょう、街中なんだからの感じで歩き始めたわけよ。
それでも、市電の5番かなんかに乗って、末広町で降りればいいんだなくらいは調べていた。
観光客が十字路で降りているから私たちも降りようか、と言う友の声を振り切ってあくまでも末広町に拘る。
降りたはいいが、函館山の方をめざすのか海の方に行くのか。地図もパンフレットも持っていないから不安。
スマホで調べてもらって「いいのよ、こっちで」と坂道のぼり元町公園へ。
突き当り右に曲がれば元町公園
海が見えて山が見えて 好きだわ
あれ?バスがえっちら上ってきている (後日お世話になることに)
緑の建物は 旧函館支庁庁舎だそうで 今は元町観光案内所になっている
ああよかった、とこちらでパンフレットをもらって歩き始めた
そりゃあ決まっている、見逃してはいけない定番コース
ハリストス正教会
歴史や説明書きなどはそっちのけで 建物と雰囲気を味わうといういつもの流れ。
雨も本降りになってきたので この急坂を下り電停十字路までを歩く。
駅に着いたらまたもや市電で湯の川温泉へと向かった次第。で1日目は終了。