晴、13度、68%
一昨日の「皆既月食」は「天王星食」と相まって、しかも全国的に雲のない空、日本中の方が夜空を見上げていたと思います。私のその一人です。家の二階から月が欠ける様子を見ました。
25年間、早朝に走っています。まだ明けやらぬ空には月と星が見えます。あれだけ、イルミネーションが多い香港ですら夜の始まりと違って空の星がくっきりと見えました。ここ福岡でも星座が分かるほど見えるのは早朝です。走っている間、目も心も空を見ています。ふり仰ぐわけではありませんが、目は空の月と星を追っています。
晴れ晴れとした心の時ばかりではありません。時には落ち込んで滅入っていることも、心が疲れ切っている時もあります。そんな時こそ空を見上げている自分があります。月や星に何かを問うている、助けを求めるのではなく心の声に言葉を欲しいと見上げます。
心に曇りがない日は空を見上げ、幸せを身体中に満たします。月や星が空にあることで幸せを感じます。こうして25年が過ぎました。空を見上げることで私は心を調えます。一日として同じ空はありません。
一昨日はたくさんの人と夜空を共有できました。心が温まります。月や星に答えを求める時は一人空を見上げます。たくさんの答えをくれました。「真奈さん、間違ってますよ。」「今のままでいいよ。」月や星がくれた答えは今の私を作ってくれています。いつまでも空を見上げる自分でありたいと願った「皆既月食」の夜空です。