曇、15度、70%
先日、「柿の葉寿司」をいただきました。緑の柿の葉でなく紅葉した黄色や赤の柿の葉を使った見た目にも綺麗なお寿司でした。柿の葉の照葉の美しさ、散歩に出れば柿の木を見上げます。でも我が家の一帯の柿の葉は普通の枯葉で色付きが悪いようです。紅葉は気温が大事と聞きます。深い山の柿の葉かもしれません。
そんなことを考えて散歩していたら、桜の葉が深い赤、かすれた黄色に紅葉している木に出くわしました。落ちる前の葉を数枚、木から取りました。家に帰りテーブルに並べて見てると、「そうだ!この葉にお寿司をのせよう。」と思いつきました。
枯れた桜の葉は薄く、柿の葉のように大きくありません。二枚の葉で小さなお寿司を挟みます。 コノシロの酢漬けに柚子の皮をのせて、一口大の握り寿司です。 本来の「柿の葉寿司」は押し寿司です。葉の大きさも形も不揃いな摘んだ「桜の葉」には押し寿司は無理でした。
桜餅の塩漬け桜の葉のような香りはありません。見た目を楽しむお昼ご飯です。桜の葉のお皿、桜の葉の蓋。身近なもので晩秋を楽しむことを覚えました。来年もまた「桜の葉寿司」を作りましょう。