
小雨、19度、89%
緑色のケーキが好きです。和菓子にはよもぎやお抹茶の緑がありましたが、緑色のケーキはやはりお抹茶の普及が貢献しています。私がケーキに使うのは、お抹茶、ピスタッチオ、アボガド、ほうれん草の緑です。お抹茶の濃い緑からアボガドの優しい淡い緑までどの色もケーキとなるとその存在感を発揮します。香りはお抹茶が一番、ほのかにナッツの香りのピスタッチオ、ちょっとバタ臭いアボガド、ミルクと合わせるとまさかと思うようなほうれん草。ひとつの型で焼くだけで3層になるマジックケーキをピスタッチオで焼いてみました。
普通なら信じられない量のミルクを投入します。焼く前の生地はほぼ液体状態。お菓子を作っていると主人が台所に入って来て、「何を作ってるの?」と尋ねます。横で見ていて、「ああ、ジャバジャバケーキね。」その通り、ジャバジャバの生地を型に流して焼きます。 低温で時間をかけて蒸し焼きにするとこうなります。ピスタッチオは皮のない物をブレンダーで細かく刻みます。ピスタッチオをペースト状まですり潰すと色がより鮮やかになります。プチッとしたナッツの感覚が欲しいのでやや荒く潰しました。焼き上がって、冷まして一旦冷蔵庫に入れて冷やします。真ん中の層のクリームを締めるためです。ああ、待ち遠しい、早く食べたいのに。
ケーキの側面もクリームの一番上のスポンジも優しい黄緑に染まっています。底のフランにはピスタッチオがプツプツお顔を出しています。
焼きながら、このマジックケーキってアメリカチックなケーキだと思うのですが、流行の震源地はフランスです。ひとつの型で簡単に出来る、3つの口当たりが楽しめるケーキです。もちろんモモさんも、パクリ。
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