松葉菊
2021年05月07日 | 花
曇、19度、75%
「松葉菊」、地面を這うようにして伸びる茎に咲く小さな菊の形をした花です。 葉っぱはやや肉厚の多肉植物に似ています。小さい頃どこで見たのか「松葉菊」が一面に咲いている場所がありました。母は花を育てる人でなかったのでこの家でないことは確かです。いくら考えても思い出せません。ただ、「松葉菊」の名前を教えてくれたのは母でした。光るような花びらがずっと心に残っています。
この時期「松葉ボタン」も見かけます。同じように地面に這うように丸いかわいい花を咲かせます。似ていますが、別種だそうです。「松葉菊」を玄関前に植えたのは主人でした。主人は「ポーチュラカ」だと言われて買ってきたようです。いくら「松葉菊」と言っても聞き入れてくれません。主人には「ポーチュラカ、」私には「松葉菊」です。大きく広がったのに、フェンス工事の人が心なく踏み荒らしてずいぶん小さくなりました。そこで私が小ぶりな「アイビー」を同じ場所に植えました。「アイビー」は繁殖力旺盛で一年中緑です。「アイビー」の緑の下の「松葉菊」が今年も陽の光を受けて咲きました。昼間だけの花です。白や黄色も植えてはずですが、この赤だけが残っています。印象強い赤の「松葉菊」です。
小花が群れて咲く様子は大輪の花と同じくらい好きな光景です。バラのフェンスの足元にこんもりと一年の大半花を咲かせる「源平小菊」 咲き始めはピンクですが白へと色を変えます。チューリップの根元に植えた「ネモフィア」は昨年のこぼれ種から芽生えた白に紫のふち模様入りも咲いて、 ブルーとともに庭の縁を飾ってくれました。
小さな花が一つでも咲いていると、心和みます。固まってたくさん咲いていると、小さな景色を作ってくれます。庭を見て回る楽しみの一つです。
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