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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

38年目のリバーライトの鉄のフライパン

2015年09月29日 | 身の回りのもの

晴れ,27度、53%

 殆ど何も家財道具らしいものを持たないまま始まった我が夫婦の結婚生活,確か手持ちのお金も8000円からのスタートです。昭和53年の事でした。親しい友人たちが贈ってくれた祝いの品,ゾーリンゲンの包丁とリバーライトのフライパンでした。

 最近、永年使って来た炒め鍋が傷み始めています。テフロン加工の炒め鍋です。初めて使ったテフロン加工,期待したほどの働きはありません。ただ徑が34センチと大きなサイズですから、スパゲッティだって横にし湯がく事が出来ます。炒める,蒸し器をのせて使う,湯がく,テフロンの機能より大きさが機能した炒め鍋です。傷み始めたので,鉄の中華鍋か炒め鍋に買い替えようと思いネットで検索してみました。香港ですから,中華鍋の本場です。ところがこの30年近くで2つも穴をあけてしまいました。聞けば地元の人だって中華鍋は消耗品だとおっしゃいます。

 日本に帰国した友人が横浜の中華街で新しく中華鍋を買ったそうです。彼女曰く、日本製の中華鍋は中華街の物でも作りが違うそうです。検索して行くうちに,白木の柄の付いた炒め鍋、北京鍋が目に留まりました。リバーライトという会社が作っている物です。欲しい30センチ以上の大きさの鍋もあります。しっかりした鉄鍋です。はて,何処かで似たお鍋を見たことがあるなと思います。リバーライト社の会社概要を見ていると,創業が昭和51年です。横に当初のフライパンの写真が載っています。やっと気が付きました。私が38年使い続けているのは,このフライパンなのです。会社の名前はすっかり忘れていました。ましてや写真の商品は,まっさらな白木の柄ですが,私のは油で汚れてご覧の通り白木では無くなっています。このフライパン今もバリバリの現役です。

 リバーライト社は鉄である事,そして木の柄の良さを伝えたくて会社を興されたそうです。もう一つ,長く使い続ける物が出来るもの,その思いは私のフライパンを通してしっかり私に伝わっています。

 実はこのリバーライト社にはもう一つ思い出があります。いただいたフライパンに付いていたアンケートのはがきを送りました。するリバーライト社の方から電話をもらいました。新製品があるので試して欲しいとおっしゃいます。お会いしたのは,当時の社長さんだったか現在の社長さんなのかはお名前を失念してはっきりしません。頂戴したのはクレープパンです。あの頃クレープなんて走りの食べ物でした。今もリバーライト社の商品の一つにそのクレープパンがあります。それ以来すっかりフライパンの事は頭にありませんでした。クレープパン、度重ねる引っ越しのどの時期かに捨ててしまいました。なぜなら,このフライパンでクレープを焼いた方が私には便利だからです。

 考えてみたら,お鍋は自分なりにランクを上げて揃えて行きました。今ではもう充分です。中華鍋は消耗品なのか,何年に一度は今のように買い替えを考えます。ところがただの一度も買い替えを考えた事が無い唯一の物がこのリバーライト社のフライパンです。私の台所の必需品。機能性、見た目、文句ありません。白木の柄は替えを別売しています。焦げたりすれば替える事も出来ますが,ご覧のように38年,見事に私の使用に絶えています。木の柄は,熱を通しません。グリップが甘くなることもありません。

 北京鍋、炒め鍋どちらにするにせよ,気持ちは決まっています。私の台所の原点に戻って,リバーライト社の物を求めるつもりです。


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