
雷雨、19度、85%
「7時45分、安らかに逝きました。」とだけ昨日メールをいただきました。
パグのしょうちゃん、来月の15歳の誕生日を前にして亡くなりました。お母さんに抱かれて静かに息を引き取ったそうです。
パグが好きですから私のFBやインスタはパグの写真ばかりが出てきます。もちろん世界中からです。面白い芸をする子もいますが、普通のままでもパグは可愛いと思います。主人は、「隣にモモがいるのにどうしてよそのパグを見てるの?」と尋ねます。モモを抱っこしてようが、ココが足元で寝てようが、よそのパグにも可愛さを見出します。四年ほど前、雪の中を歩くパグを見ました。毎日上がってくるそのパグの写真に惹かれて、お友達になってくださいとお願いしました。札幌に住むしょうちゃんです。
香港にいた頃です。北海道は行ったこともなく、遠い土地でした。日本に戻ったらいつか会いに行こうと思いました。日本に戻って、わずか3ヶ月でモモさんを亡くしました。以来、毎日見るしょうちゃんはどことなくモモさんに似ている気がします。
「かぶりものの王様」と思うほど、 お母さんがかぶせるものをうまく頭にのっけたしょうちゃんです。
昨年十月、初めて北海道札幌を訪れました。目的はしょうちゃんとお母さんに会うためです。会うことだけの旅です。しょうちゃんは、小さい頃からたくさんの病気をしてきたそうです。お母さんの真摯な病気に対するものが、その度しょうちゃんの病をやっつけてくれていました。それでも犬の14歳、人間同様、弱いところも出てきます。
短い時間でしたが、しょうちゃんに会えました。しっかり抱きしめました。私はクンクンと匂いを嗅ぎました。「ああ、やっぱり。」想像していた通り、しょうちゃんとモモさんは同じ匂いでした。モモさんが逝って半年ぶりに匂った匂いです。
半月ほど前でしたか、しょうちゃんは肺炎にかかってしまいました。お母さんは酸素室を自宅に入れての看病でした。一進一退の病状、大好きなお母さん抱かれての最期だったと思います。「しょうちゃん、お疲れ様でした。」
もう一度会いたいと思っていました。 昨年のお誕生日ごろのしょうちゃんです。モモさんを亡くした翌朝の自分のことを振り返ります。しょうちゃんのお母さんのお気持ちがその時の私の気持ちと重なります。
主人が「札幌に行っておいで。」と昨日幾度もメールをくれました。もう、しょうちゃんはいません。「近いうちに参りますよ。」大好きなしょうちゃんの大好きなお母さんに会いに。
見出し写真は、この二月はじめのしょうちゃんです。空を見上げて、想いを馳せる者たちがまた一つ増えました。
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