
雨、7度、93%
先日、展示会場を訪れました。館内に入るとフッと身体が目覚めるような感覚を覚えました。「香り」です。深い森に足を踏み入れた時に味わうあの感覚です。その感覚は静かに目、脳、手足の先にまで広がりました。館内どこにいてもその「香り」がします。おそらく空調に「香り」を乗せているのでしょう。受付に戻り、案内の女性に「この香りの名前わかります?」と尋ねました。ご丁寧に空調室にまで行って調べてきてくださいました。
アロマオイルを炊くようになって30年近くなりました。三十代の私は仕事も忙しく、心に抱えることも多かった時期でした。少しでも心を落ち着かせたいと、香港ウェイリントン通りにあるアロマの店を訪れました。今では簡単に手に入るアロマですが、当時の香港は店の数も少なかったと記憶しています。イギリス人の女性が一つ一つの「アロマ」の説明をしてくれました。天然由来のブレンドされていない「アロマ」でした。陶器の入れ物に「アロマ」を落とし蝋燭で香りを立てました。乱れていた心が「香り」で揺らぎが少なくなりました。以来自己流で「アロマオイル」を欠かしません。不安な心が動き出すと「アロマオイル」の瓶を鼻先に持っていきます。目を瞑って「香り」を嗅ぐだけで、心が落ち着きます。
展示場に流れていたのは@aromaのジャパニーズデザインエアーシリーズの「清」という香りです。会場では「檜」かしら?「ひば」かしら?とウッディな素材を想像していました。檜科の「ブルーサイプレス」「アニス」「ユーカリ」「レモン」などのブレンドオイルです。品切れとのことでしばらく待ちました。届きました!早速、 「ディフューザー」で「香り」を立てました。
この半月、心配事がありました。心臓の音が聞こえるような感覚で案じ続けることもありました。「ラベンダー」を炊いては平常を保ってきました。「清」は今の私に強い味方になってくれそうです。
ピユアな「アロマオイル」は少量でもお安いものではありません。大量に使うものではないので、長持ちします。以前、頂き物の「ブレンドオイル」を使ったら頭痛が出ました。「香り」には合う、合わないがあります。目を閉じて「香り」を吸って身体や心の反応を見極めて「アロマオイル」を選んでください。
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