曇、12度、86%
先日、一年飛ばした健康診断に行きました。今までの総合病院ではなく、「健康診断」のためだけの診療所で受けました。私の受付時間は「9時から9時半」と指定されています。朝一番の診察だと思い込んで出向きました。
受付後、診察着に着替えて待合室に入った私はそこでびっくり。待合室には同じ診察着を着た同年輩の男女がすでに30人はいたかと思われます。人数の多さと9時少し過ぎに診察が始まっていることへの驚きでした。
流れ作業的に「測定」「診察」が進んで行きます。私は婦人科診察も希望していましたので「マンモグラフィー」「子宮頸がん」の診察もあります。「マンモグラフィー」は4回目です。年々小さくなる私の胸、あの機械に入るかしらと心配でした。「マンモグラフィー」の機械室に入ると技師の若いお姉さんが丁寧に「マンモグラフィー」に私の胸を挟んでくれます。「痛いですよ。我慢してくださいね。」小さな胸は一旦機械に挟まれると、機械の力でさらにペチャンコになるまで押し潰されます。「骨に当たったら言ってください。」もちろん左右2回、同じことをします。撮影の間、機械に体を寄せて思います、「きっとこんな機械を作ったのは男性に違いないわ。」感じのいい技師さんに「すみませんね、小さすぎて。」と声をかけると「大きい方も実は大変なんですよ。」と返事が返って来ました。大きな胸が「マンモグラフィー」に挟まれる様子を想像します。「やっぱり痛いだろうなあ。」
次が婦人科の診察でした。部屋に入ると、おばあちゃん医師と看護婦さん二人、カーテンで仕切られた中には例の嫌な「婦人科診察椅子」があります。下着をとって椅子に座ると「動かないでじっとしていてください。」と看護婦さん。椅子が自動で高く浮き上がりました。次に方向を90度転換、足はおばあちゃん医師の方に向きました。「まだ動かないで。」次に足を乗せていた部分が自動で大きく開きました。婦人科の診察で一番嫌な瞬間です。自動の「婦人科診察椅子」は初体験でした。今までは「力を抜いてください。」と声がかかるのですが、自動の椅子では力を入れようにも力が入らないまでに足が広げられています。2、3分の辛抱です。「こんな椅子を考えついたのも男性に違いない。」と胸でつぶやきます。足が閉じられる、元の高さ、元の位置に戻るのも自動でした。幾つになっても、何度受けてもこの婦人科の診察だけはまっぴらと思います。
お昼過ぎには家に帰り着きました。お腹が減っているのでお昼をすませると、「マンモグラフィー」と「婦人科診察椅子」の疲れからドッと寝てしまいました。「胃カメラ」よりの嫌な診察でした。目が覚めて「マンモグラフィー」と「婦人科診察椅子」の夢を見なかったことにホッとしました。
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