晴、28度、85%
庭の花はできるだけ手入れの少ない多年草を選んでいます。夏は水遣りの少ない品種がありがたいと数年前から「ルドベキア」を植えました。一般的な黄色い花の「ルドベキア」はタカオ系と呼ばれます。 小さい花をたくさん次々に咲かせて、高さは私の背よりも高くなります。 夏本番から冬が終わる頃まで花をつけます。黄色い花に雪が降ることもありました。多年草ですが、春先には枯れたようになります。古い株の脇から新芽が出るのは5月です。手抜きを考える私にはもってこいの「ルドベキア」です。その上、ルドベキアの株周りには溢れ種から次々に新しい株が芽生えます。この新しい株をまた植え替えて育てます。確かに強い品種です。
ルドベキアにも真ん中が赤い「プレリーグロー」という種類があり、実は私が一番欲しかったものです。苗を見つけると買いました。でも花は黄色です。種も蒔きました。種の袋に「花色が赤くならないこともあります。」と注意書きがありました。咲いた花は黄色だけでした。今まで一度も「プレリーグロー」を咲かせたことがありません。もう諦めていました。
ところが昨日、たくさんある一株に「プレリーグロー」が咲いていました。何年かかったことやら、念願の「プレリーグロー」です。私が欲しかった花です。今、花を咲かせている「ルドベキア」は4株、まだ成長中が10株あります。その中にももしかしたら「プレリーグロー」が咲くかもしれません。
水遣りが少なく、零れ種で増えてくれ、長い間咲き続ける「ルドベキア」は私にはありがたい存在です。欲しかった花色を得るまで数年かかりました。植物の不思議を思いながら「プレリーグロー」に「ようこそ、わが家へ!」